トランプ米大統領は16日、新型コロナウイルスの感染者が少ない地域から経済活動の再開を認める新たな指針を発表した。
感染状況が深刻ではない地域で、レストランや学校などを3段階に分けて再開させるとした。
米国では、厳しい外出制限で感染拡大を抑止することを優先してきたが、ピークは過ぎたとして段階的な規制緩和を行う考えだ。
トランプ大統領は、経済を機能させることの必要性を訴えており、全米規模の封鎖を徐々に緩和する経済活動の再開に意欲を示している。
経済活動再開までの3フェーズ
第一段階:学校は休校・仕事は原則テレワークとするが、通勤も可能にする。
第二段階:学校の授業を再開・不要不急の移動も再開可能
第三段階:制限を大幅緩和 職場には制限なく出勤可能・レストランや映画館など、距離を保つことを条件に営業再開可能に
経済活動の再開に踏み切るかや、どの段階まで再開を認めるかは、指針をもとに各州の知事が判断する。
一方、感染が再拡大するリスクを懸念視する見方もあり、思惑どおりに進むかは不透明だ。