はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米商業銀行、仮想通貨業界からの預金額増加を報告 2020年Q1で

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨業界からの預金額24%増加

米メトロポリタン商業銀行のQ1決算報告で、仮想通貨企業からの預金額が第1四半期(1月〜3月)に24%増加したことが分かった。シルバーゲートバンク、シグネチャーバンクなどライバル銀行でも、仮想通貨業界の利用は近年増加傾向とみられる。

ニューヨークに本拠を置く米メトロポリタン商業銀行は、米国で仮想通貨業界にサービスを提供している数少ない銀行の1つで、仮想通貨取引所コインベース、仮想通貨決済企業ビットペイなどの大手顧客を有している。

約36億ドルの資産を管理するメトロポリタンは、第1四半期に新型コロナ危機対応で、貸倒引当金を2倍以上の480万ドルに増やしたものの、銀行全体の預金総額は、仮想通貨業界からの2500万ドルの増加を含め、前期と比べて2億3100万ドル(約248億円)増加した。

仮想通貨関連の顧客が預金全体に占める割合は、2019年第4四半期の預金総額の3.7%から、今期は預金総額の4.2%として1億2900万ドル(約138憶円)に上昇したという。

ただ、メトロポリタン商業銀行は、2018年第2四半期に仮想通貨関連企業からの預金額が約3億6900万ドルというピークを記録しており、今期は一年ぶりの増加だったものの、ピーク時には及ばなかった。

預金額低下は、2018年から2019年の仮想通貨市場の低迷や、銀行間での競争激化によるものとみられる。

ライバル銀行の状況

同じニューヨークを拠点とするシグネチャーバンクは、今年の第1四半期に、無利子預金が134億ドルで総預金の32%を占めたと報告している。一方、仮想通貨企業からの預金総額を公表していないものの、通常仮想通貨企業は、無利子預金口座の主要な持ち主である。

預金額全体は前期と比較して15%増加し422.4億ドルに。シグネチャーバンクのCEOのJoseph DePaolo氏は、預金額は3期連続して増加しており、2019年第1四半期末以降、預金は56億ドル増加し、平均預金は47億ドル増加したと明かした。

一方、決算報告によると、2020年第1四半期の純利益は9960万ドルで、前期より30%減少。これは新型コロナによる、6050万ドルの貸倒引当金繰入によるものだという。

また、シルバーゲートバンクでは、2019年第4四半期の終わりに、仮想通貨業界の顧客から12億ドルの預金があった。9月30日時点では、シルバーゲートバンクの18億ドル(約1970億円)の預金の約70%を仮想通貨関連企業が占めていた。第1四半期決算報告は4月29日に予定されている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/19 水曜日
13:55
ブラジル、仮想通貨のクロスボーダー決済に課税検討 規制強化で抜け穴封じ=報道
ブラジル政府が仮想通貨を利用したクロスボーダー決済への課税を検討している。中央銀行は2026年2月から新規制を施行し、ステーブルコインを含む国際送金を外為取引として扱う方針だが、税収漏れ対策として金融取引税(IOF)の対象とする案が浮上している。
13:35
サークルが「xリザーブ」発表、USDC担保型ステーブルコインを展開可能に
サークルがブロックチェーン間でUSDC担保型ステーブルコインを展開可能にする相互運用インフラ「xリザーブ」を発表した。
13:15
米SEC、2026年度検査で仮想通貨監視を重点項目から削除 規制緩和加速
米SECが2026年度の検査優先事項から仮想通貨監視を除外。トランプ政権下で規制姿勢が執行重視から対話重視に転換。コインベースやリップルとの訴訟解決など、業界への軟化姿勢が鮮明に。
11:35
イーサリアム財団、レイヤー2を単一チェーンのように操作できる「相互運用レイヤー」構想
仮想通貨イーサリアムの財団が複数のL2を単一チェーンのように操作できる相互運用レイヤー(EIL)の構想を解説。現在開発中のEILへの参加を呼びかけている。
10:50
コインベース上のモナドICO、開始23分で65億円弱調達も販売ペース鈍化
コインベースで開始されたモナド(Monad)のトークンセールは、開始23分で64.5億円を調達したが、その後失速。高いFDV評価額やVC比率の高さが投資家の慎重姿勢を招いたとみられる。
10:33
全米初のビットコイン担保地方債、米ニューハンプシャー州が承認
ニューハンプシャー州が全米初のビットコイン担保地方債を承認した。1億ドル規模の債券でデジタル資産が140兆ドル規模の世界債券市場に参入する道を開く可能性が出た。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、ナスダック上場に向けた合併が延期に
ソネット・バイオセラピューティクスらの合併によるハイパーリキッド財務企業の上場が延期された。株主投票の賛成票が必要数に達していない形だ。
09:45
ビットコインとイーサリアムの現物ETF、資金流出が継続
仮想通貨ビットコインとイーサリアムの現物ETFは、資金が純流出する日が継続している。この点について、ソラナやXRPなどのETFに資金が循環している可能性が指摘された。
08:50
テザー、ビットコイン担保融資企業レドンに戦略投資
テザーがビットコイン担保融資のリード企業Lednに戦略的投資を実施した。Lednは設立以来28億ドル超の融資を実行し、2025年だけで10億ドル超と見込まれている。
08:00
GMOトラスト、Japan Smart Chainと提携し日本法準拠ステーブルコイン発行を検討
GMOトラストがJapan Smart Chainと提携 AltXリサーチは18日、日本向けレイヤー1ブロックチェーン「Japan Smart Chain(JSC)」において、…
07:15
資産運用大手6社、日本での仮想通貨投資信託の提供を検討
資産運用大手6社が、日本での仮想通貨投資信託の開発を検討していることがわかった。米国でビットコインの現物ETFが認可されたこともあり、日本でも仮想通貨投資信託の誕生に期待する声は多い。
07:05
クラーケンがシタデルから2億ドル調達し企業価値200億ドルに、IPO前に資金基盤強化か=報道
クラーケンがシタデル・セキュリティーズから2億ドルの戦略的投資を確保し企業価値200億ドルと評価された。9月の6億ドル調達に続きIPO前に資金基盤を強化している。
06:35
米通貨監督庁、銀行に「ガス代支払い用」の暗号資産保有を承認
米財務省通貨監督庁が国法銀行によるブロックチェーンネットワーク手数料支払いのための仮想通貨保有を正式承認した。トランプ政権下で仮想通貨に対する規制姿勢が転換している。
06:20
サイファーパンクが28億円相当のジーキャッシュを追加購入、保有量は総供給量の約1.43%に
ウィンクルボス兄弟率いるサイファーパンクが2万9869ZECを追加購入。保有総額は23万3644ZECとなり、総供給量の1.43%を保有している。
06:05
ビットコインの調整終了を予測、年末に向けた上昇がベースシナリオ=スタンダードチャータード銀
スタンダードチャータード銀行のアナリストが仮想通貨ビットコインの調整終了を予測した。複数の市場指標が極端な水準にリセットされ、年末に向けた上昇がベースシナリオだと話した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧