コミカブカードが流通
漫画のクラウドファンディングプラットフォーム「コミカブ」はベータ版でローンチすることが分かった。5月中旬にも公開される見込みだ。
クラウドファンディングの仕組みにNFT(ノンファンジブルトークン)を取り入れていることが特徴だ。
ユーザーはNFTである「コミカブカード」を購入し、漫画家やクリエイターの創作活動を支援するという。コミカブカードはそのまま支援を行ったNFT保有者限定のコンテンツへのアクセス券として利用できる。
- 応援したい漫画家の作品のコミカブカードを購入
- 売上をもとに作品企画が進行、カード保有者は限定ファンコミュニティへのアクセス
- コンテンツがカード保有者限定で公開、カードは作品を観たい別のユーザーに売ることも可能
また、カードの購入には仮想通貨を用意する必要もなく、一般のユーザーにとってはNFTであることを意識することなくサービスが利用できるように設計されているという。
コミカブは株式会社Hashpaletteが開発を行っている。Hashpaletteはブロックチェーン技術の社会応用を目的として設立が昨日1日に発表されていた。
株式会社Link-Uと株式会社HashPortが出資する合弁会社で、ブロックチェーンを利用したコンテンツ事業などを行っていくとしている。
ブロックチェーン×マンガの取り組みとしては、他にも漫画家支援プラットフォーム「CANDL」がある。
こちらはデジタルイラストの購入などによってマンガの印税の一部を受け取ることができる仕組みだ。
NFTトークンを活用することで、一方的だったファンと漫画家やクリエイターとの関係が、お互いに恩恵やより密度の高いコミュニケーションをとることが可能になる。
参考:PR Times