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ビットコイン再び100万円トライ 海外メディアも論調を変化

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ビットコイン再び100万円トライ

ビットコイン市場は日本のGW最終日に向けて、再び月間の高値に挑戦する動きを見せた。

6日にもbitFlyerで99.7万と、再び大台100万円まで3000円に迫ったビットコイン。国際マーケットの中で、日本円建の節目が再び意識された格好だ。

5日にも前回比で+0.92%の難易度調整を終えたビットコインネットワークは、ハッシュレートも過去最高値付近を維持。順調なブロック推移を辿れば、11日の夜にも半減期を迎える予定だ。(日本時間11日夜〜12日)

2018年の抵抗線、2019年は上抜けからの強気相場と、ビットコイン市場で意識される100日と200日移動平均線をうわ抜けたことで、中長期的な買いを検討する長い目線のプレイヤーの参加が見込まれる状況でもある。

半減期後に大きくマイナーが崩れなければ、1万ドル付近の高値圏も、トレンドフォロー(順張り)を見る投資家も出てくる可能性もある。

海外メディアの論調変化

ブルームバーグ

ビットコイン半減期に向けた関心の高まりを受け、1万ドル付近まで価格を戻したビットコイン市場に関する海外メディアの報じ方にも論調の変化が見られる。

ブルームバーグは、今年1月にも2020年の仮想通貨の見通しをレポート形式で公開。以降、強気な見解を示す報告書を定期的に発表してきた。

年初のレポートでは、今年のBTCの価格について、2019年の最高値である1万4000ドル(約150万円)付近まで上昇すると予想。供給量が一定で利用が増加している側面が価格上昇に繋がっていると指摘、価値保存手段としての「デジタルゴールド」の見方に、今後大きな強さがあると説明した。

また、急激な価格変動に見舞われたコロナ危機後のレポートでは、ビットコイン(BTC)は2020年、ゴールド(金)のような準通貨になれるかが試されると説明。「我々はその試験に合格するとみている」とした。(CoinPost記事

5月の最新内容(ストラテジストMike McGloneの見解)では、ビットコインの価格パフォーマンスデータを引き合いに、ゴールドのような代替価値保存手段として機能し始めていると紹介した。

レポートの冒頭でも、供給量の減少(半減期)、需要増、マクロ経済の側面から、ビットコイン価格も好意的な見通しが維持されると説明している。(CoinPost記事

フォーブス

フォーブスもビットコインが1万ドルにトライする値動きについて、複数の識者の見解を取り上げた。

半減期への関心度や、ハッシュレートの上昇に伴う強気な見解のほか、コロナ危機に伴う投資家心理についても触れられた。

Noble Alternative Investmentsのコリン・プルーム社長は、米国政府が大規模な債券バブルを生み出している中で、誰もドルに依存したいと考えていないとした上で、「安全な投資の選択肢がなくなっている中で、ビットコインのような流動性のあるスマートな投資手段を探している側面もある」とコメントした。

マイナー見解も楽観的

半減期を前にビットコインが大きく買われたことで、半減期後の市場推移にも楽観的な見方がでてきている点も市場を後押しした要因の一つだ。

中国マイナーへの意識調査を行なったRockXのデータによると、回答者の57%以上は、半減期以降もビットコインのハッシュレートは大幅に変化しないという考えを示したほか、今後半年間でBTCが買われるとの回答が57%となった。

半減期に伴う報酬減の影響が、どこまでマイナーの適者生存競争に影響するか不透明な中で、ボトルネックとなっていた価格が上昇したことで一旦の安堵感を示すマイナーも多くいることも予想される。

半減期まで残り5日。ビットコイン市場における重要イベントに、市場動向を見る関心度も高まっている。

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