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ビットコインコア、最新バージョンの公式リリースが迫る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインコア v0.20.0アップデート

仮想通貨(暗号資産)ビットコインの基盤となるノード運用ソフトウェア「Bitcoin Core」バージョン0.20.0のリリースが間近に迫っているようだ。来月3日が公式リリースのターゲットに設定されているが、先月公開されたRC1(リリース候補版1)に続き、RC2が公開され、GitHub上で同イシューのマイルストーン表示は96%完了となった。

ビットコイン コアとは

ビットコイン コアは、ビットコイン取引の検証を行うフルノード、およびビットコイン専用ウォレットの両方で構成される「Bitcoin Core」と呼ばれるオープンソース・クライアントソフトであり、そのソフトの開発団体でもある。

大規模なオープンソース開発者コミュニティがBitcoin Coreプロジェクトを支えており、コードベースには誰でも貢献することができる。

主な変更点

バージョン0.20.0の主な変更点として、不具合の修正やパフォーマンスの改善に加え、次のようなものがリストアップされている。

・P2Pおよびネットワークに関する変更:「拒否」ネットワークメッセージの削除(バージョン0.18.0以降、デフォルトでは無効)

・ビルドシステム関連:OpenSSLが利用不可に

・新たなPRC(遠隔手続呼び出し):
– 新環境としてホワイトリスト方式を採用
– IP-ASNマッピングを有効化する設定オプションを追加

・ウォレット:アドレスフォーマットの変更
ネイティブSegWitサポートである Bech32エンコード方式を用いたアドレスがデフォルトとなる。
3月にリリースされたバージョン0.19.1では Bech32はデフォルトオプションとして追加されていた。

SegWitは、ビットコインのスケーラビリティ問題改善とトランザクション展性防止策の一環として、2017年8月に実装されたが、普及のスピードは緩やかだった。ビットコインコアは、2018年6月のバージョン0.16.0からSegWitサポートを充実させるアップデートを順次行なってきており、今年1月には、ビットコインネットワークにおけるSegWit利用率は66%を達成した。

大手仮想通貨取引所BitMEXやBitfinexは、昨年から、ビットコイン出金に際してネイティブSegWitアドレス対応を開始している。

互換性

・サポートする主要OS:Linuxカーネル、macOS 10.12+ およびWindows 7以降のバージョン
なお、ビットコインコア0.20.0以降、macOS 10.12以前のmacOSはサポートされない。

・これまでサポートされている CPU プラットフォームに加え、0.20.0のリリースでのコンパイル済み配布物は RISC-V プラットフォームに対するバイナリを提供。

これらの変更点以外にも、開発ツールのUI変更などの細かな変更が反映される予定のようだ。Bitcoin Core 0.20.0のリリース候補版2の詳細は、下記から確認できる。

出典:bitcoin-devwiki | 0.20.0 Release Notes Draft

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