はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

カルロス・ゴーン氏の日本脱出費用、ビットコイン(BTC)で送金 5千万円相当

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

5000万円超のビットコインを支払い

元日産自動車会長のカルロス・ゴーン側が、日本からの逃亡を補助した者に報酬として50万ドルをビットコイン(BTC)で支払っていたことが判明した。

昨年12月に、突然日本からレバノンに脱出したことを明かして世間を騒然とさせたカルロス・ゴーン氏。2018年11月に金融商品取引法違反の容疑で逮捕され、保釈中の出来事だった。

米国の検察官が法廷に提出した文書によると、ゴーン氏の息子が、脱出を助けたピーター・テイラーに、仮想通貨取引所である米国のコインベースを通じてビットコイン(BTC)50万ドル(約5300万円)を支払っていた。

ゴーン氏が12月29日に脱出に成功した後、1月から5月までの期間で分割払いされていた。

この他にも、ゴーン氏は関西国際空港からの脱出と、レバノンへの移転のサポート費用として合計で136万ドル(約1.4億円)をピーター・テイラー氏および、その父親で元米陸軍特殊部隊(グリーンベレー)隊員のマイケル・テイラー氏に支払ったと伝えられる。

テイラー親子に日本政府が引き渡し要請

テイラー親子は5月に日本政府の要請により米国マサチューセッツで逮捕され、現在拘禁中である。また今月2日に米当局は、日本側から正式な引き渡し要請があったことを明かした。

犯罪人引渡条約に基づくものであるが、米の連邦地裁がその可否を判断することになる。

弁護側はテイラー親子が行ったことは、引き渡しを正当化するのに十分な重大犯罪ではなく、日本の引き渡し要求には根拠がないと主張している、

やはり楽器ケースに入って脱出か

トルコでは、カルロス・ゴーン脱出に関わったとされる5人の容疑者の保釈が命じられた。

ゴーン氏は最終目的地レバノンに飛ぶ前に、イスタンブール空港でプライベートジェット機に乗り換えたと言われている。

この航空会社の従業員である5人は「不法に移民を密輸」したとして起訴・拘束されていたが裁判の終了までイスタンブールの裁判所命令により保釈された。

起訴状によると、ゴーン氏は、空気を取り入れるため70の穴が開けられ、フォームでコーティングされた、大きな楽器ケースに入れて密輸されたという。

トルコの検察官によると、マイケル・テイラーとレバノン国民のジョージ・アントワーヌ・ザイエクの二人が、ゴーン氏がイスタンブールを通過できるようにするため、トルコの民間航空会社MNGジェットの従業員を雇った。

起訴状によると、従業員の一人はゴーンが搭乗する前の数か月間に、銀行口座に数回の支払いを受け、合計25万ユーロ(約3000万円)以上を受け取ったという。

MNGは、航空機が違法に使用されたと申し立てを行い、事件当時、1人の従業員がゴーンを乗客リストから除外するためにフライトマニフェストを改ざんしたことを認めていた。

日産自動車は2月に、ゴーンを相手取り「長年の不正行為」による賠償請求として約100億円を求める訴訟を横浜地裁で起こしている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/29 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、リップルによるSEC相手の控訴取り下げやソラナ財務企業の株価暴落など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン下降チャネル上限届かず、PCE発表控え押し目形成の可能性に注意|bitbankアナリスト寄稿
今週の週次レポート 国内大手取引所bitbankのアナリスト長谷川氏が、今週の暗号資産(仮想通貨)ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。 目次 ビットコイン・オン…
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メキシコ大富豪のBTC価格上昇予測に高い関心
今週はメキシコ大富豪のビットコイン価格上昇予測、米テキサス州のビットコイン準備金設立法案成立、金融庁の仮想通貨規制審議に関するニュースが最も関心を集めた。
06/28 土曜日
14:00
仮想通貨配分を4割まで推奨、米著名金融アドバイザー「従来60-40モデルは時代遅れ」と見解
著名金融アドバイザーのリック・エデルマン氏は最新見解で仮想通貨ポートフォリオ配分を従来の1%から最大40%へ大幅引き上げを推奨。
13:15
米上場Genius Group、ビットコイン買い増し構想 勝訴した際の損害賠償で
NYSE上場のGenius Groupが、訴訟勝利の場合に得られる推定10億ドルの50%をビットコイン購入に充当する計画を発表した。昨年よりビットコイン財務戦略を採用している。
11:26
イーサリアム取引量史上3位、価格低迷でもネットワーク急増
イーサリアムが6月25日に175万件の取引を記録し史上3位を達成。価格は低迷するもネットワーク活動は活発化、従来のアルトシーズン理論に変化の兆しになるか。
10:25
イスラエル当局、仮想通貨報酬によるスパイ容疑で3人逮捕=レポート
イスラエル当局がイラン諜報機関の工作員3人を逮捕。仮想通貨で報酬を受け取り、9000万ドル被害のノビテックス攻撃との時期的関連が注目されている。
09:45
ポリマーケットの評価額10億ドルに達する見込み USDCにも恩恵か=コインベース
分散型予測市場ポリマーケットが2億ドル資金調達しユニコーン企業になる見込みだ。コインベースは、ポリマーケットの台頭はステーブルコインUSDCにも恩恵になると分析している。
08:50
ストラテジー株トークンなど主要銘柄、Gemini EU向株式サービス開始
仮想通貨取引所Geminiが欧州連合でトークン化株式サービスを開始。マイケル・セイラーのストラテジー株を皮切りに、24時間365日取引可能な新金融サービスを提供する。
08:00
ブータン、ビットコイン保有額が13億ドルに到達
ブータンが、仮想通貨ビットコインを13億ドル相当保有していることが注目を集めている。この保有額は同国のGDPの40%に相当する。
07:55
リップル、SEC相手の控訴を取り下げ 5年間の法廷闘争が終結へ
リップル社のガーリングハウスCEOが28日、SEC相手の控訴を取り下げると発表。約5年間続いた法廷闘争が終結し、同社は事業発展に注力する方針を示した。
07:10
米仮想通貨銀行アンカレッジ、USDC等の段階的廃止発表 業界から「利益相反」批判
米仮想通貨カストディ銀行アンカレッジがUSDCとAUSDの段階的廃止を発表、ステーブルコイン安全性評価で業界から自己利益優先との批判を受ける。サークル株価は15%と大幅安。
06:49
韓国カカオペイ株急落、ステーブルコイン規制懸念が背景か=報道
韓国カカオペイ株がステーブルコイン参入期待で急騰後17%下落、投資リスク銘柄指定で売買停止。米サークル株も15%安と波及か。
06:15
ロビンフッド、XRPとソラナのマイクロ先物契約を開始
米デジタル証券大手ロビンフッドがマイクロ先物でXRPとソラナを追加、ビットコイン金曜先物のマイクロ版も提供開始し仮想通貨商品を拡充。
06:00
ビットコイン取引が快適なのは?手数料・板の厚み・ツールの充実度で主要取引所を徹底比較
暗号資産(仮想通貨)ビットコインの売買や送金におすすめの国内取引所について、メリットとデメリットを徹底比較。手数料・スプレッド・送金速度、セキュリティ、積立・レンディング機能などを調査しました

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧