はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨XRP(リップル)のP2Pウォレット「Xumm」来年前半ローンチへ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨XRPのP2P多機能ウォレット

リップル社(投資部門Xpring)から出資を受けたスタートアップXRPL Labsが、バンキングアプリ「Xumm」の最新ロードマップを発表した。

最初の非ベータ版「Xumm 1.0」は2020年第4四半期に立ち上げる予定。さらに、ほとんどすべての追加機能を組み込む「Xumm 2.0」は、2021年の第1四半期のリリースを目指して開発に取り組むという。

このウォレット兼決済型アプリを使用すると、ユーザーは仮想通貨XRPを保管して送金することができる。XRPL Labsは、長期的には「Xumm」により銀行など仲介機関なしに、人々が法定通貨のドル、ユーロや、仮想通貨XRPをリアルタイムで取引できるようになることを計画しているという。

P2Pペイメントアプリだが、店舗決済への応用も踏まえたサービスになる予定。尚、パブリックベータ版はすでに、今年春からAppストアとグーグルプレイに公開されている。

中長期の開発ロードマップ

発表された中長期のロードマップには、XRP台帳に新たな修正を加えることや、法定通貨のオンランプ・オフランプ機能を追加することが含まれる。

自動保存(例:すべての支払額の10%を自分の普通預金口座に送金)や自動チップ付与機能(例:バリデーターのような慈善団体やインフラプロバイダーを自動的にサポート)、不正行為に関してトランザクションをブロックするなどの新しい機能も実装予定だ。

近い将来には、内部開発テスト、Xummのテスト手順開発、Xumm開発者コンソールへのアプリ翻訳ポータル、バグの修正などの事項を進めるという。

「Xumm 2.0」では「XUMM Pro」という追加機能も加えられる。「Pro」を使用するには登録してKYC(顧客身元確認)を行う必要があるが、これに登録しなくてもほとんどの機能を備えたXUMMを使い続けることはできる。

身元確認を行うことで、XUMMその他のXRPLエコシステムツールの取引や送金リクエストの横に、確認済みの名前、アイコンなどを表示可能になる。またアカウントに対してxumm.meがホストするPayIDを付与すること、デバイスを紛失した場合にXUMMプロファイルを復元することもできるようになる予定だ。

もう一つのP2Pウォレット「Payburner」

リップル社は、7月25日にもXRPの多機能P2P決済ウォレット「Payburner」のベータ版をリリースしたばかりだ。

こちらもグローバルなピアツーピア決済を行うことができる。今のところ「Xumm」にない機能としては、ウェブサイトへの支払いや寄付を行えること、さらにユーザー検索機能にTwitterなどのアカウントも加わる予定があることなどがある。

人気のブログソフトウェアWordPressにもPayburnerプラグインが用意されており、任意のウェブサイトで仮想通貨XRP決済を設置することができるようになった。

「Payburner」はGoogleクローム、Braveブラウザで利用可能、Firefoxでも間もなく追加される。携帯端末ではiOS、Androidのどちらもサポートしている。

関連:仮想通貨XRPのP2P決済プラットフォーム「Payburner」が発表

国際送金を仲介するブリッジ通貨としてのイメージが強かったリップル(XRP)だが、次々とP2Pプラットフォームを開発・発表しており、次のステップを踏み出しているといえそうだ。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/28 金曜日
13:15
イーサリアム「ペクトラ」の実装日が4月30日と仮決定、次期「フサカ」の動向は?
カオスつうかイーサリアムのコア開発者ティム・ベイコ氏が「ペクトラ」アップグレードの実装日を4月30日と仮決定。次期開発に関しても進捗が確認された。
11:30
米司法省、ハマス関連の仮想通貨約3000万円を押収 資金調達を阻止
米司法省が、イスラム系組織ハマスからUSDTなどの仮想通貨を20万ドル相当押収した。ハマスは仮想通貨による寄付募集やマネロンを行っていたとみられる。
10:50
リップル社、アフリカの決済企業Chipper Cashと提携
リップル社は、アフリカの決済企業Chipper Cashとパートナーシップを締結。仮想通貨を活用するリップルペイメントを導入し、アフリカにおける国際送金の速さやコスト効率を向上させる。
10:45
トランプ指名のアトキンス氏が仮想通貨規制方針示す SEC委員長指名公聴会で
米上院銀行委員会が、次期SEC委員長候補ポール・アトキンス氏の公聴会を開催した。ウォーレン議員が利益相反の可能性を追及した他、仮想通貨関連の議題も俎上に上った。
10:10
米政府、12億円相当のビットコイン移動 戦略的準備金に向けた準備か
トランプ大統領の大統領令に基づき、タイの犯罪組織から押収された846万ドル相当のビットコインが米政府によって移動されたことが観測された。
09:35
フランス国有投資銀行、40億円規模の仮想通貨ファンドを設立
2700万ドルのトークンファンド フランス国有投資銀行Bpifranceが3月27日、仮想通貨およびブロックチェーン分野における新たな投資戦略を発表した。仏国内のデジタル資産エ…
08:15
ICEがCircleと提携、USDC活用で次世代金融商品開発へ
米金融大手によるステーブルコイン取り組みが加速中。Intercontinental ExchangeとCircleが提携し、USDCの新たな市場を開拓へ。
07:50
ソニュームとアニモカが提携 アニメファンのWeb3参入を推進へ
アニモカブランズは、仮想通貨イーサリアムのソニーグループのL2ソニュームと提携。IDレイヤーを構築して、アニメファンをWeb3領域に取り込みやすし、ユーザーの関与を強化する。
07:30
ビットコイン大口投資家、3月に約13万BTC買い増し 
Glassnodeの最新レポートによると、大口投資家がビットコインを大量に購入。市場の不確実性にもかかわらず、大口投資家は自信を示している。
06:55
ゲームストップ株価暴落、投資家はビットコイン戦略を懸念か
ゲームストップの株価が27日に暴落した。投資家は同社のビットコイン獲得戦略を嫌気し売りを加速させた。
06:05
ジブリ風アートに因んだミームコインが高騰、 ChatGPT-4o画像生成機能のリリースで
OpenAIのChatGPTがもたらしたジブリ風AI画像トレンドと、急騰する仮想通貨ジブリ・ミームコインの驚きの実態を解説。
03/27 木曜日
17:05
ビットトレード、貸暗号資産の特別募集「ユーピーシーエックス(UPC)」で開始
ビットトレードがユーピーシーエックス(UPC)の貸暗号資産特別募集を開始。14日間で年率100%相当の高利率が魅力。なお、リスクや注意事項の理解も不可欠。申込条件やメリットを解説する。
14:05
イオレ、暗号資産関連事業参入準備へ Web3ファンドから約4.2億円を調達
暗号資産金融事業への参入準備へ 東証グロース上場企業のイオレは26日、投資事業有限責任組合JAIC-Web3ファンドと株式会社ZUUを割当先とする第三者割当増資を実施すると発表…
11:52
ビットコイン8.7万ドル台で推移、Hyperliquidの「市場操作」臨時対応には賛否両論も
ビットコイン価格が前日比3.99%上昇し8.7万ドル台に回復した。CoinShares報告によると、機関投資家から7.2億ドルの資金が流入し5週間連続の流出傾向が反転する。一方、Hyperliquidは市場操作されたJELLYJELLYトークンを上場廃止にし、分散型理念と利用者保護のバランスに関する議論が浮上した。
11:30
ビットコインとともに注目のトップ20銘柄、Grayscale最新リサーチ
グレースケールが最新の仮想通貨市場レポートを公開した。ビットコインの活動レベル、ミームコイン取引の変化、新たなトップ20銘柄などを解説している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧