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ドイツでビットコインATMの撤去事例、当局が規制強化

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ドイツで多くのビットコインATM撤去へ

ドイツ連邦金融監督庁(Bafin)が、国内のビットコインATMの多くを撤去し始めていることが分かった。

必要なライセンスなしで商業所有権取引に従事していたとしてドイツ当局は、同国でATMを設置していたポーランドの事業者KKT UGの子会社「Shitcoins Club」に取引停止を命令。その後、事業停止に動かない企業の対応に対し、当局が強制的な撤去に踏み切った。

企業は、ドイツでShitcoins Clubのサービスは利用できなくなったことをウェブサイトで報告した一方で、実際にはATMは通常通り稼働を続けていたという。ATMマシンをリアルタイムで更新するプラットフォームCoin ATM Radarによると、現在ベルリンだけで4つのShitcoinsATMマシンが動いている。

これを受けBafinは、これらのATMマシンの強制的な撤去を開始した。ドイツ全体では、現在ビットコインATMは67台あるが、Shitcoins Clubはそのうち約17台のATMを保有している。今回の撤去を受け、ドイツ国内のビットコインATMの四分の一ほどが撤去されることになる。

1月にEU全体のマネーロンダリング指令の改正が実施されて以来、ドイツでもBaFinが規制強化している。Bafinは、仮想通貨ATMマシンは、ドイツの銀行法または銀行業のライセンスに基づく、所有権取引の認可を受けている者だけが運営できるとしており、違法業者への対応を強化する方針を打ち出している。

Shitcoins Clubの仮想通貨ATMは、ユーロをビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)などに交換できるもので、ポーランド、スペイン、イタリア、ルーマニアなど、ヨーロッパ圏で広く設置されている。

世界的に増加するビットコインATM台数

ビットコインATMの設置場所は増加しており、仮想通貨ATM追跡サイトCoinatmradarによると世界中で約9000台のATMが確認されている。ビットコインATMの数が最も多いのは米国で、カナダと英国がそれに続く。

その他50台以上のビットコインATMを設置している国にはオーストリア、スイス、スペイン、ドイツ、チェコ共和国、ポーランド、イタリアがある。

資金洗浄に利用されるという懸念の声も

一方で資金洗浄に利用されるとして仮想通貨ATMには反対する声もある。国連のサイバー犯罪・資金洗浄対策グローバルプログラムの責任者Neil Walshや、元CIA分析官で違法金融フローの専門家であるYaya Fanusieなどは、ATMマシンがマネーロンダリングに繋がるとして厳格な規制の必要性を唱えている。

またフランクフルトスクールオブファイナンス、ブロックチェーンセンターのPhilipp Sandner教授も、犯罪者がビットコインATMマシンで資金洗浄を行うことが完全に可能な場合もあり、 Bafinが業界をより綿密に監視して必要に応じて介入することは正しいと述べた。

ブロックチェーン会社Bitwalaの最高財務責任者Christoph IwaniezもATMに批判的で、そのユーザーは「プライバシーに対して高い要求を持つ、仮想通貨に精通したグループ」か「不正な意図を持つグループ」という非常に狭い層だと意見した。

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