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「仮想通貨業界の起業をサポート」 コインベースCEO、IEOプラットフォーム開発に言及

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

コインベースの新サービス

米大手仮想通貨(暗号資産)取引所コインベースのBrian Armstrong CEOが、IEO(イニシャルエクスチェンジオファリング)に類似したサービスの開発に取り組んでいることを最新のポッドキャストで明かした。

IEOは取引所が仲介役となり、仮想通貨を利用して行われる資金調達のことで、仮想通貨業界の起業をサポートすることも一つの目的にある。取引所の審査を通過したプロジェクトの投資機会を提供する点と、企業の資金調達の両側面を持ち、結果的に仮想通貨の普及拡大に繋がる仕組みとして、世界的に広く実施例がある。

コインベースがIEOサービス提供を検討していることを明かしたのは昨年9月。シンガポールで開催されたカンファレンス「Invest:Asia」で、企業責任者が「IEOとSTO(セキュリティトークンオファリング)のプラットフォームの提供も慎重に検討している」と明かした。

関連米コインベース、仮想通貨資金調達のIEO実施を検討

今回、より具体的な内容に踏み切ったArmstrong CEOは、プロダクト開発に取り組んでいるサービス名を「Coinbase Launch」のような名称になると紹介。このプロダクトが業界内で起業するための1つの重要な手段になるとして、トークンの発行や資金調達、コミュニティ形成、スマートコントラクトの開発などをサポートしたい考えを示した。

新サービスについては、「仮想通貨業界に起業への道を開放することができるだろう」と意気込みを語り、企業を設立するためのプラットフォームと、スタートアップやエンジェル投資家、スタートアップで働きたい求職者のためのウェブサイトを組み合わせたようなサービスになると紹介した。

IEOの動向

IEOのサービスはすでに、バイナンスやHuobi、OKExらの企業が提供。P2Pファイルシェアサービスを提供するBittorrentが、2019年にバイナンスのプラットフォームで実施したのが初めて一定の規模のIEOであると言われている。

バイナンスCEOのCZは今年4月、IEOが有望な市場であることに自信を持っていると主張。「今後10〜20年、IEOプロジェクトとその資金調達額は、毎年増加していくだろう」との見解を示した。

関連バイナンスCZ 、仮想通貨のIEO市場に大きな期待感

国内の取引所では先月25日にコインチェックが、「日本初のIEO実現に向け共同プロジェクトを発足した」と発表した。

マンガ、アニメ、スポーツ、音楽などの日本の文化コンテンツの更なる発展を目指し、Link-UとHashPortが今年3月に共同で設立したHashpaletteにおいて、ユーティリティ性を有するトークン「パレットトークン(PaletteToken, PLT)」を発行。それをコインチェックで販売する予定となっている。

販売されたトークンは、マンガ、アニメ、スポーツ、音楽を初めとするコンテンツのために開発されたブロックチェーンプラットフォーム「パレット(Palette)」で利用されるという。

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記事提供:THE BLOCK
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