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仮想通貨ダッシュ(DASH)、独自プラットフォームで分散型クラウドサービスへ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

分散型クラウドへ

暗号資産(仮想通貨)Dashは、アプリケーション開発プラットフォームであるDashプラットフォームについての構想を説明する動画を公開した。

現在、テスト段階にあるプラットフォームは、Dashのセカンドレイヤーでもあり、P2P決済の課題を解決することを目的のひとつとして開発されている。

Dashプラットフォームは2015年より構想が始まった、Dashネットワーク上で分散型アプリケーションを構築するためのプラットフォームだ。MVPでのリリースでは、Dashプラットフォームはデータベースのサービスとして機能することが予定されている。

特徴的な要素としては、DAPI(分散型API)やDrive、DPNS(Name Service)、DPP(Dash Platform Protocol)の4つがあり、Dashのエコシステムに拡張性をもたらす役割になるという。

DAPIでは、HTTP APIを提供し、Dashの提供する機能(ブロックチェーンとプラットフォームの双方)を一つのインターフェースから利用可能にする。専門的な知識を必要な、P2Pプロトコルが抱える課題を解決することが目的だ。

また、DriveはDashのマスターノードがホストする分散型ストレージで、アプリケーションのデータが保存される。データの一貫性等を保つのがDash Platform Protocol(DPP)の役割となっている。

そのほか、ネームサービス(DPNS)では、Dashプラットフォームへ任意の名前を登録することで、覚えにくい数字やアルファベットで構成されるアドレスではなく、覚えやすい名前を宛先にして送受信などを行うことができる。

使いやすさの追求へ

今年7月に行われたBelnCryptoの取材に対し、Dash Core GroupのCEOであるRyan Taylorは、Dashが解決しようとしていることは全体像としては、使いやすさ(の解決)になる、と語った。

開発者にとっては、DAPIがその解決策のひとつとして提示され、一般のユーザーにとっては、ネームサービスなどがより使いやすいサービスに一役買う機能となっている。

さらに、現在開発が行われているMemo DASHはソーシャルメディアアプリであり、ツイッターの分散型バージョンになる、と説明されている。アプリのユーザーは仮想通貨DASHを他のユーザーに送りあう機能を利用できるという。

BelnCryptoに数年後のDashの状況について問われたTaylorは、Dashプラットフォームがネットワークに変革をもたらし、新たな高みへ押し上げるとの自身の信念を語っている。

参考:BelnCypro

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