はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨取引所バイナンス、新たに自社DeFiプロジェクトを発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

新たなDeFiプロジェクトを発表

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは28日、新たな分散型金融(DeFi)プロジェクト「Venus Protocol」を発表した。

これはバイナンスユーザーにDeFiを提供するイニシアティブ「Binance Launchpool」の4つ目のプロジェクト。独自ブロックチェーン「バイナンススマートチェーン(BSC)」上で複数のBEP20トークン(バイナンスの独自規格)を利用することによって、レンディングやステーブルコインの発行などのサービスを行う。速く、低コストな取引を実行できることが特徴だ。

バイナンスは昨年8月、独自の地域版仮想通貨「Venus(ヴィーナス)」を発表。米フェイスブック社が計画を主導する仮想通貨「リブラ」に類似しており、各国法定通貨にペッグしたステーブルコインであると説明していた。その時に発表された「Venus」と今回のプロジェクトは大幅に内容が異なっている。

関連バイナンス、リブラに類似した独自仮想通貨「ヴィーナス」を発表

今回の発表でバイナンスCEOのCZは、「新たなプロジェクトは、CeFi(集権型金融)や中集権的な取引所とDeFiの世界を結びつけるという取り組みにおいて、バイナンスにとって大きな一歩となる。我々はDeFiのプロジェクトや開発者をサポートするだけでなく、BSCを通してCeFiとDeFiの橋渡しをしたい」と述べている。

Venus Protocolの特徴

Venus Protocolで行えることは主に3つ。前述のレンディングとステーブルコインの発行、それとプロトコルに対象の資産を供給することによって利率を得ることだ。

レンディングサービスでは、ユーザーは供給した資産の75%まで資産を借りることができるという。

またステーブルコインについては、「VAI」という銘柄を発行することができる。VAIは米ドルと1:1の割合でペッグされるようにし、Venus Protocolの最初のステーブルコインであると紹介されている。VAIの発行には、プロトコルで所有する資産の50%まで利用することが可能だ。

プロトコルに提供される担保は「V+仮想通貨名(例:wBTC)」で表され、担保資産は償還することも可能。また担保を元手に資産を借りることができる仕組みになっている。プトロコル内の利率は、市場における需要とイールドカーブ(利回り曲線)によって決定されるという。

ガバナンストークンについて

Venus Protocolのガバナンスに利用されるのは、ネイティブ通貨である「Venus (XVS)」。XVS保有者は例えば、新たな担保資産をプラットフォームに追加する時やアップグレードを行う時、パラメータを変更する時の投票に参加することができる。

Binance Launchpoolに参加するユーザーは、BNB、BUSD、SXPをプールでステークすることで、ステーク開始から30日間XVSをファーミングすることも可能。ファーミングの開始時間は日本時間9月29日朝9時だ。

またXVSはバイナンスが先週発表した「イノベーションゾーン」に上場される予定で、日本時間の10月6日午後2時に取引を開始する。取り扱いペアは以下の4種類。

  • XVS/BTC
  • XVS/BNB
  • XVS/BUSD
  • XVS/USDT

イノベーションゾーンはリスクの高い銘柄を取引できる新たなマーケット。新興DeFi関連銘柄に特化するプラットフォームである。

関連バイナンス、ハイリスクの仮想通貨DeFi銘柄の取引「イノベーションゾーン」を開設

参考資料 : バイナンス

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/16 金曜日
13:50
米ステーブルコイン法案、来週末までの成立視野に 新たな修正案が決定
米上院のステーブルコイン法案「GENIUS法案」で新たな超党派修正案が決定された。消費者保護や倫理規定が強化され、5月19日に討論終結投票が予定されている。
11:58
ビットコイン高値圏推移もアルトコインは上昇一服
仮想通貨ビットコインは104,100ドルと高値圏で推移、アルト市場ではメイプルストーリー(NXPC)はバイナンス対応で一時高騰したほか、XRPは7,300万ドル相当の大口売りとリップル和解手続き却下で下落した。コインベースはサイバー攻撃で最大4億ドルの損失も被害者への返金を約束した。
11:30
ブラックロックの「BUIDL」、初めてDeFiと接続へ アバランチ利用で
ブラックロックの米国債ファンド「BUIDL」がアバランチ上のプロトコル「Euler」に導入された。セキュリタイズは、機関投資家のDeFi参入を促進する一歩になったとしている。
10:55
加速する企業のビットコイン争奪戦、米上場のDDC社が5000BTC取得計画
香港発DDCエンタープライズが5000ビットコイン取得計画を発表。テザーの4812BTC購入、アデンタックスの8000BTC購入のための交渉、ウクライナの国家準備金構想など、企業・国家レベルでビットコイン争奪戦が激化。
10:15
FTX、債権者に7300億円規模の二回目返済開始へ
破綻した仮想通貨取引所FTXが5月30日から二回目の返済を開始する。米ドルで総額50億ドル規模が分配される予定だ。一部の債権者がこの資金で仮想通貨を買い戻す可能性も指摘される。
10:00
CoinMarketCap、独自ローンチパッド「CMC Launch」をリリース
仮想通貨取引所バイナンス傘下のCoinMarketCapが、ローンチパッドCMC Launchをリリースした。最初のプロジェクトに採用された永久先物のDEXのAsterがエアドロップを行う予定。
09:38
大型BCゲーム『メイプルストーリーN』ローンチ、上場直後のNXPCに強い関心
ネクソン系列のNexpace開発のBCゲーム「メイプルストーリーN」がリリースし、仮想通貨NXPCが高騰した。長い歴史を持つゲームIPの革新的なブロックチェーン展開に注目が集まる。
08:05
コインベース株価7%超下落、SECの利用者数調査や顧客情報流出問題を受け
米SECはコインベースの株式上場時の利用者数誇張疑惑を調査中。加えて同社は顧客情報流出をSECに報告し、約1%の利用者が影響を受けた可能性があると発表した。
07:35
「BTCを買いストラテジーの株を売る」著名投資家が投資戦略明かす
仮想通貨ビットコインをロングしストラテジーの株をショートしていると、著名空売り投資家ジム・チェイノス氏が明かした。自身のアービトラージ戦略について語っている。
07:10
米上場の中国系アパレル企業、1200億円相当のビットコイン・トランプコイン取得へ
米国NASDAQ上場のアデンタックスグループが8000ビットコインとトランプコインを含む8億ドル相当の仮想通貨取得に向けた協議を進行中。株式発行による取得を検討し、バランスシート強化と仮想通貨業界のネットワーク構築を目指す。
06:40
アーサー・ヘイズ、米国債信頼低下で2028年までのビットコイン100万ドル到達を予測
アーサー・ヘイズ氏が最新ブログで、米国債市場の信頼低下と海外資本の本国送還によりビットコインが2028年までに100万ドルに達すると予測。トランプ政権下での資本規制強化が仮想通貨市場を押し上げる要因になると分析した。
06:05
米ウィスコンシン州、460億円超のビットコインETFを全売却 香港企業は買い増し
ウィスコンシン州投資委員会が3.2億ドル相当のブラックロックビットコインETFを完全売却する一方、香港のアベニアは第一四半期に340万株を追加購入し保有拡大。
05:45
イーサリアム、今後の価格動向を示唆する重要なホルダーコスト水準とは?
BlitzzTradingの最新分析によると、過去一週間で高騰していた仮想通貨イーサリアムは現在重要な価格帯に到達。ETHホルダーの平均コストに関連した価格動向が明らかに。
05/15 木曜日
17:44
リミックスポイントが決算発表、経常赤字5.4億円に 来期の暗号資産は強気シナリオ想定
リミックスポイントが25年3月期の決算を発表。暗号資産(仮想通貨)評価損が影響し、5.4億円の経常赤字となった。一方、来期はビットコインETF資金流入やトランプ政権政策を背景に、業績の大幅回復を見込んだ。
17:16
NXPCとは|MapleStory N対応の仮想通貨を解説|買い方・将来性
Nexon発のMapleStory Nで使用される仮想通貨「NXPC」の仕組みや買い方を初心者向けに解説。メイプルストーリーのWeb3版ゲームの経済システムからウォレット設定まで徹底ガイド。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧