はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

トランプ容体を注視する世界金融市場、SWELL思惑でXRP(リップル)上昇

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

世界経済と仮想通貨市場

新型コロナウイルスに感染したことを明かし、入院中のトランプ大統領の容体に世界中の注目が集まっている。万が一不測の事態ともなれば、外交面はもちろんのこと、金融マーケットにも甚大な影響を及ぼしかねないからだ。

米NYダウ先物は2日、米トランプ大統領が新型コロナの陽性であることを公表したことで一時600ドル超急落。リスク回避の売りが膨らんだ。医療チームが、「早ければ5日に退院する」と容体の改善を強調したことで、NYダウ先物は前日比523ドル高の27,710ドルまで回復している。

一方、主治医のショーン・コンリー氏は4日、ステロイド薬「デキサメタゾン」の投与や、酸素吸入を受けたことを初めて認めた。

トランプ大統領は、すでに抗ウイルス薬「レムデシビル」の投与を受けている。未承認薬であるが、日本でも今年5月、厚労省から承認を得ている。

世界最高峰の医療チームで万全を期しているとはいえ、トランプ大統領は、重篤化リスクの高いとされる高齢かつ肥満体型であることから、懸念する声も少なくない。米疾病対策センター(CDC)によれば、米国の人口10万人あたりの入院率は、65歳以上の高齢者で通常の約2.7倍、肥満体型の人の入院リスクは通常の約3倍とされる。

新型コロナウイルスに罹患した患者の容体が急速に悪化するケースは各地で報告されており、当面は予断を許さないものと思われる。

ビットコイン動向

5日の暗号資産(仮想通貨)市場。ダウの上昇を受け、ビットコイン(BTC)価格は前日比+1.6%の113万円(10700ドル)を回復した。

引き続き上値の重さは認められるものの、ネガティブサプライズでも落ちきらず、今年7月まで主要抵抗帯として機能していた10,000ドル、10,500ドルの反発も強い。

XRPの上昇が顕著に

そんな中、9月以降低調に推移していたXRP(リップル)が、前日比一時9%高の26.7円まで上昇した。

XRP/USDチャート

米リップル社主催の国際カンファレンス「SWELL2020」が10月14日〜15日の2日間に渡り開催されることを受け、思惑買いが集まったものと思われる。例年、SWELL開催前はXRPが上昇傾向にある。

Ripple SWELL2020

SWELLとは、「巨大な波(XRP革命の大きさ)」を意味する用語で、世界各国における、政治・経済界、銀行業界、ブロックチェーン業界のリーダーが一堂に介し、「送金の未来」について議論する場となる。

今年は新型コロナの影響により、初のバーチャル開催だ。

2日に公表された、基調講演の登壇者には、国際的非営利団体の世界経済フォーラムにおいて「ブロックチェーン・デジタルアセット・データポリシー」の責任者を務めるSheila Warren氏、世界銀行グループの「金融包摂・インフラ・アクセス」のプラクティスマネージャーを務めるMahesh Uttamchandani氏が紹介された。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08:30
EUの仮想通貨税務透明性法DAC8、2026年1月1日に発効
EUの新たな税務透明性法DAC8が2026年1月1日に発効する。仮想通貨資産サービスプロバイダーは同日からEU居住ユーザーの取引データ収集を開始し、2027年9月までに最初の報告が必要となる。
07:35
ビットコイン現物ETF、4日連続で資金が純流出
仮想通貨ビットコインの米国の現物ETFは、23日の資金フローが約294億円の純流出で、これで4日連続の純流出となった。有識者が要因を分析している。
07:12
サークルを騙る偽の金・銀トークン化サイトが出現、同社が注意喚起
USDCステーブルコイン発行企業サークルを名乗る偽のプラットフォームが12月24日に登場し、トークン化された金と銀の取引を提供すると宣伝していた。サークルの広報担当者は偽物だと否定。
06:15
アーサー・ヘイズがイーサリアム売却継続、DeFiトークンに資金移動か
アーサー・ヘイズ氏が過去1週間で1800ETH以上のイーサリアムを売却し、仮想通貨ENA、PENDLE、ETHFIなどのDeFi銘柄に資金を振り向けている。ポートフォリオのリバランス計画の一環とみられる。
05:50
マウントゴックスハッキング容疑者関連ウォレット、177億円相当ビットコインを売却か
マウントゴックスハッキング容疑者に関連するウォレットが過去1週間で1300BTCを取引所に送金した。10月以降の総売却額は2300BTCにのぼる。
12/24 水曜日
17:57
2025年の調整局面 過去サイクルの「仮想通貨の冬」との違いは?
2025年後半、仮想通貨市場は調整局面を迎えている。しかし過去2度の「冬」とは決定的に異なることがある。トランプ政権の支援、ETF普及、規制整備が同時進行。従来の4年サイクルが崩れる可能性も。2026年の市場展望を専門家の見解とともに解説する。
16:51
ガーナで仮想通貨取引が合法化、2024年取引高は4700億円規模
アフリカのガーナ議会が仮想資産サービスプロバイダー法案を可決し、約300万人が利用する仮想通貨取引を正式に合法化。中央銀行がライセンス発行・監督を担当し、2024年の取引高は4,700億円規模。個人の取引を保護しつつ、事業者には厳格な規制を適用する新たな枠組みを解説。
14:17
ビットコインとイーサリアムに資金集中 仮想通貨市場は年末調整局面へ=Wintermute分析
大手マーケットメーカーWintermuteの分析によると、仮想通貨市場ではビットコインとイーサリアムへの資金集中が加速。機関投資家は夏以降一貫して買い圧力を維持し、個人投資家もアルトコインから主要通貨へローテーションを開始している。
13:25
取引所クリプトドットコム、スポーツ予測市場でトレーダー募集 利益相反の懸念も
仮想通貨取引所クリプトドットコムがスポーツ予測市場のトレーダーを募集している。流動性提供を担当する職務内容だが、利益相反に当たるとの議論も浮上している。
10:20
ブラックロック、ビットコインETFを「今年の3つの投資テーマ」に選出
最大手資産運用会社ブラックロックが、仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」を2025年の上位3つの投資テーマに選出した。米国債などと並ぶ投資先として位置づけている。
09:46
コインベースがベース経由でSOL入出金に対応
コインベース取引所が23日、ベースネットワーク経由でのSOL入出金機能を開始。チェーンリンクとの協力により、外部ブリッジを使わずソラナとベース間の直接送金が可能に。ただし日本を含む一部地域では利用制限あり。
09:45
IMF「エルサルバドルのBTCプロジェクトに関する議論は継続中」
IMFは、エルサルバドルに関する職員の報告を公開。報告は40カ月間の中期融資制度のレビューに関する内容で、同国の仮想通貨ビットコインのプロジェクトにも言及している。
08:30
米Amplify ETFs、ステーブルコインとトークン化特化の新ETFを上場
米Amplify ETFsがステーブルコイン技術とトークン化技術に投資する2つの新ETFを発表した。ステーブルコイン市場は2030年に3兆7000億ドル、トークン化資産は3兆6000億ドルへの成長が見込まれている。
07:20
ロシア中銀、適格投資家以外の仮想通貨購入の認可を政府に提案
ロシア中銀は、仮想通貨規制のコンセプトを考案して政府に対して法改正の提案を行ったと発表。提案の内容や今後の計画を説明している。
06:55
ソラナ特化型ウペクシ社、シェルフ登録で柔軟な資金調達体制を構築
米上場のソラナ特化型企業ウペクシが米SECにシェルフ登録届出書を提出し、未使用のエクイティラインを解約する計画を発表した。資本調達の効率性向上とコスト削減を目指す動きとなる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧