はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

XRP基軸導入の取引所Bitrueが「PayID」提供開始、XRPの入出金に対応

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BitrueがPayIDサービスを開始

シンガポールに本拠を置く暗号資産(仮想通貨)取引所Bitrueが、グローバルな決済IDソリューション「PayID」のサービス提供を開始したことがわかった。

PayIDは、米リップル社が主導する企業連合「Open Payments Coalition」(オープン決済連合)が立ち上げた、新しい共通送金規格で、仮想通貨だけではなく、クレジットカードや決済アプリなど、様々な支払いサービス間で互換性を実現することを目指している。

BitrueもOPCの設立メンバーだ。

電子メール仕様の送金アドレス

OPCには仮想通貨・ブロックチェーン業界をリードする40を超える大手企業や取引所、金融機関、非営利団体が参加しており、Huobi、CipherTrace、BitGo、BitPay、Brave、Blockchain.comなどの著名企業が名を連ねている。これらの企業・機関の利用者数は1億人を超えると見られる。

PayIDは、国際送金のプロセスをシンプルにするために、オープンソースで開発された、ユニバーサルな送金IDで、あらゆる送金ネットワークと通貨に対応する。銀行の口座番号や、クレジットカード番号、または仮想通貨の冗長なアドレスなどよりも、親しみやすいEメールアドレスに類似した、送金IDを使用することで、アドレスの共有も容易になる。

(例:taro$payid.bitrue.com)

またPayIDは、Ripple社のグローバル決済ネットワーク「RippleNet」にも統合されており、相互互換性を持っているため、その利用企業は、いち早くPayIDを使用することができるようになると期待されている。

Bitrueは、まずXRP送受金のためのPayIDをサポートするが、将来はより多くの仮想通貨のサポートを追加する予定だという。

すでにBitrueでは、次のような機能を利用することができるようになっている。

1. Bitrueの入金ページから自分固有のPayIDアドレスが登録可能。XRPが対象通貨となる。選んだアドレスは、全ての通貨で使用されることになるため、変更は不可。

2. 設定したPayIDを利用し、XRPの送受金が可能、PayID対応の他のサービスでも同じPayIDが使用できる。

なお、Bitrueは、オンライン会議「UBRIConnect」でPayIDの簡単なデモを行う予定だ。

新たな金融サービス「流動性マイニング」の提供

2018年に創業したBitrueは、ブロックチェーン技術を活用し、全ての人々に金融の機会を提供することを目指している。主要仮想通貨の取引にとどまらず、融資や投資などの金融管理サービスを提供しているが、50通貨ペア以上に及ぶXRP基軸の市場を持っているのが特徴的だろう。

投資商品には、2〜12%の金利で25種類以上の仮想通貨をサポートし、自動的に利息を受け取ることが可能な「Power Piggy」があるが、今月末までに、新たな流動性マイニングサービスの提供を開始するという。

DeFiや興味があるものの、そのリスクやプロセスの複雑さから投資を躊躇しているユーザーも多い。 しかし、Bitrueが提供する流動性マイニングは、7日間、流動性プールに対象となる仮想通貨を提供するだけで、その期間終了後には利息とともに返金される仕組みだ。

現在のトレンドではイールドファーミングで年率30〜200%の利息を受け取る可能性があるとされているが、非常に高リスクな投資であること、そして提供した資金全額が返金されない場合もあるとBitrueは注意を促している。

Bitrueが提供するのは次の流動性プール:

  • ETH / FNX (FNXを受け取る)
  • XRP / BFT (BFTを受け取る)
  • ETH / BFT (BFTを受け取る)
  • ETH
  • USDT
  • TUSD
  • USDC

顧客資産を安全に守るための取り組み

仮想通貨取引所最大のリスクの一つがサイバー犯罪だが、Bitrueは顧客資産の安全性確保のため、保険基金やマルチシグのコールドウォレットをはじめ、様々な機能を実装している。

中でも今年9月にリリースされたのが、出金のホワイトリスト機能で、出金申請されたデバイスとIPアドレスが、事前に承認されたリストと一致した場合にのみ、出金が許可されるという。ハッカーにより、アカウント名とパスワードが盗み出された場合でも、デバイスとIPアドレスが認識されないため、出金はブロックされることになる。

さらにBitrueからの電子メールには、メッセージ導入部分に顧客のアカウント特有の安全コードが表示されるようになっており、フィッシングメールとの区別ができるように工夫されている。また、ログイン通知メールに添付されたアカウントを無効にするリンク(緊急ボタンの役割)により、予期していなかった不正アクセスを防ぐことも可能だ。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/19 水曜日
05:35
フィデリティ、ステーキング機能付きソラナ現物ETFを提供開始
フィデリティが11月19日にステーキング機能を備えた仮想通貨ソラナETFを開始した。ティッカーシンボルはFSOLで、同社初のステーキング機能付きETFとなる。
11/18 火曜日
18:06
トランプ一族、世界初のトークン化ホテル開発プロジェクト参画を発表
トランプ・オーガニゼーションとDAR Globalが世界初のトークン化ホテル開発をモルディブで発表。ブロックチェーン技術を活用した新たな不動産投資モデルとして注目される。
18:03
Aave、米国で高利回り貯蓄アプリ「Aave App」開始へ 銀行入金・残高保護に対応
DeFi大手Aaveが一般ユーザー向け貯蓄アプリ「Aave App」を米国で提供開始予定。最大100万ドルの残高保護、自動積立機能など、従来の銀行預金(平均0.4%)を上回る利便性を提供する。
17:00
金商法移行で暗号資産市場はどう変わる? JVCEA小田会長が業界の懸念に回答|独自取材
暗号資産の金商法移行が最終局面を迎える中、日本暗号資産取引業協会(JVCEA)の小田玄紀代表理事がCoinPostの独自取材に応じた。開示規制は分散性の高い銘柄を対象外とし、取扱銘柄の大幅減少は想定されていないと明言。規制の枠組みを理解した上での革新を呼びかけた。分離課税実現には金商法移行が必要条件の一つであり、多くの政党が前向きに検討していると認識を示した。
16:23
マウントゴックス、ビットコイン1万BTCを動かす 弁済に進展か
破綻した暗号資産取引所マウントゴックスが11月18日、約1万608BTC(約1,470億円相当)を移動した。過去の大規模移動が債権者返済に先立って実施されてきた経緯から、今回も返済準備の可能性が指摘されている。同社は2024年7月から返済を開始しており、現在も約3万4,689BTCが未配布となっている。
14:54
暗号学者アダム・バック、ビットコインの現実的な量子リスクは最短でも20年後 「備えは十分可能」
暗号学者アダム・バック氏が量子コンピュータによる脅威について「20-40年は安全」との見解を示した。一方、専門家の間では5-10年以内のリスクを指摘する声もある。
13:40
エルサルバドル、下落局面で約155億円相当のビットコイン押し目買い 保有高は7474BTC
エルサルバドル政府が市場下落局面で約155億円相当のビットコインを追加購入し、保有高は7474BTCに達した。2025年1月に法定通貨地位を撤廃したものの、ブケレ政権は戦略的準備資産としての蓄積を継続している。
13:25
ヴィタリック、イーサリアムのプライバシー保護ツール「Kohaku」を紹介
仮想通貨イーサリアムのブテリン共同創設者がプライバシー保護ツール「Kohaku」を新たに紹介した。Railgun連携やゼロ知識証明で匿名性を強化する開発ロードマップを解説する。
13:10
CZ氏、6650億円の罰金返還なら米国に再投資と言及
バイナンス創業者CZ氏が米司法省への約6650億円の罰金返還時に米国再投資を表明。トランプ大統領からの恩赦後、民主党議員からの腐敗疑惑批判に対し、感謝と慎重さのバランスを強調した発言として注目される。
11:25
伝説投資家ドラッケンミラー、ブロックチェーン融資企業フィギュアの株式を120億円相当取得
フィギュア株価上昇 米ウォール街の伝説的なヘッジファンドマネージャーであるスタンリー・ドラッケンミラー氏が運営するデュケイン・キャピタルは11月15日、第3四半期の13F報告書…
10:55
ソラナ保有企業フォワード、367億円相当SOLをコインベースへ入金 警戒高まる
仮想通貨ソラナを財務資産として保有するナスダック上場のフォワード・インダストリーズが約367億円相当のSOLをコインベース・プライムに移動させた。売却か社内再編成かは不明だ。
09:50
「ビットコイン下落の背景は米ドル流動性低下」アーサー・ヘイズが年末までの市場予想
アーサー・ヘイズ氏が仮想通貨ビットコイン下落の原因を米ドル流動性縮小と分析した。ETF資金流出の背景や今後の下落および急騰シナリオを解説している。
09:30
自称「IQ276」のキム・ヨンフン、BTCは今後45日間で22万ドルまで上昇すると予想
自称IQ276のキム・ヨンフン氏は、仮想通貨ビットコインの価格は今後45日間で22万ドルに到達すると予想。明確な根拠は示していないが、世界最高のIQ記録保持者として価格を予想すると主張した。
09:20
Cboeが無期限型ビットコイン・イーサリアム先物を12月15日に開始、米国規制下で提供
Cboeが仮想通貨ビットコインとイーサリアムの無期限先物取引を12月15日に開始する。米国規制下でポジションのロールオーバーを不要にする。
08:15
米政権、海外仮想通貨口座の税務報告規則を審査中
米ホワイトハウスが海外仮想通貨口座に関する税務報告規則案の審査を開始した。国際的な仮想通貨資産報告枠組みCARFへの参加を実現し、租税回避を取り締まる狙いだ。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧