CoinPostで今最も読まれています

急成長見せた分散型取引所Uniswap、ブルームバーグが紹介

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ルームバーグがUniswapを紹介

米大手金融メディアのブルームバーグが、分散型取引所Uniswapについて紹介を行った。以前、ロイター社がDeFi利用について報じた事例がある。

関連「コロナ禍で利用急増」 ロイター通信が分散型金融(DeFi)を紹介

Uniswapとは、2018年末にメインネットを開始し、イーサリアムブロックチェーン上に構築された分散型取引所のこと。主な機能はスワップ、送金、プールの3つがあり、それぞれ取引、送金、流動性提供の役割を担っている。

そのローンチから二年あまりで、一日の平均取引高は2億2,000万ドルにまで到達し、最も大きな分散型取引所へと成長。全体でみても、Binance、OKEx、Huobiに次ぎ、一時4番目に規模の大きな取引所となっていた。(CoinGeckoデータ:現在8位)

今年8月には、大手取引所コインベースのプロトレーダー向けプラットフォーム「Coinbase Pro」をも追い越すなど、その勢いはとどまることを知らない。こうしたUniswapの快進撃をブルームバーグは取り上げている。

人気急上昇の要因

Uniswapの利用率が急上昇したのは、DeFiのイールドファーミングがポピュラーとなった夏で、多くのユーザーはUniswapの流動性プールを利用し、取引手数料を稼いでいた。先日リリースされたネイティブトークンUNIも流動性プール活性化の一因となる。

イールドファーミングとは、需給バランスによって常に変化する利率に応じて流動性の提供先を変え、最も大きなリターンを得る取り組みのこと。

流動性マイニングはイールドファーミングを行う人達を惹き付けるために、流動性提供の対価として利息の他にガバナンストークン(ガバナンスへの参加権を表現するトークン)が付与されることを指す。

また、Uniswapは中央主権型取引所の新規通貨上場の方針と異なり、誰でもトークンを上場させることができるため、新興DeFiのガバナンストークンの取引はUniswapを中心に行われていた。しかし、いわゆる「スキャム」に該当するプロジェクトも多かった側面がある。

DeFiとは

DeFi(分散型金融)とは、ブロックチェーンを活用し、中央管理者不在の状態で行われる金融サービス、またはそのシステムを指す。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

現在、Uniswapに上場しているトークンの数は845銘柄。一方、バイナンスは820銘柄を取り扱っている。

課題点も

ブルームバーグは、急上昇する取引高に触れた一方で、取引ユーザーの少なさにも言及。世界最大手バイナンスの昨年末時点での利用者数が約1,500万人だったのに対して、Uniswapの利用者数は10万から5万人程度にとどまっているという。

同記事では、このことに関して「10万人以下の利用者数で、成功と判断することは早計だ」とし、分散型取引所Uniswapの勝負は始まったばかりであるとまとめている。

参考:DeFi Boom Makes Uniswap Most Sought-After Crypto Exchange

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/20 土曜日
10:30
ソラナWeb3ゲーム「Nyan Heroes」、Epicのストアでトップ30入り
ブロックチェーンゲーム「Nyan Heroes」はEpic Games Storeで最もプレイされたゲームでトップ30以内に入った。今後NFT機能や独自の仮想通貨も導入する予定だ。
09:15
ビットコイン、4度目の半減期完了 報酬が3.125 BTCに
直近の米経済指標(3月の雇用統計やCPI等)が景気の堅調さを改めて示しているため、FRBが利下げを急ぐ必要がなくなりつつあるとの観測が高まってきており、仮想通貨や株のようなリスク資産をさらに押し上げる力は弱まってきたようだ。
08:25
BTCクジラが1900億円相当のビットコイン押し目買い、エヌビディアなど大幅安|金融短観
19日のアジア時間はイスラエルがイランに対して報復攻撃を実施したとのメディア報道が嫌気され日経平均指数や上海総合指数などは大きく下がったが、その後攻撃の規模が限定されており核施設に被害はなかったとの報道を受け米国の株式市場ではこのニュースへの反応は見られなかった。
06:45
Magic Eden、BaseチェーンのNFTに対応へ Open Editionミントも予定
Magic Edenは現在NFTマーケットプレイスのランキングで1位。ビットコイン半減期を背景に需要が高まるビットコインOrdinalsおよびビットコイン上の「Runes」への期待が出来高を押し上げている。
06:15
マイクロストラテジーのセイラー会長、自社株売却で570億円の利益
マイクロストラテジーの株価は仮想通貨ビットコインの3月の高騰に伴い3月27日に1,919ドルまで値上がりした。同株は年初来+71.37%のパフォーマンスを見せた。
04/19 金曜日
18:00
2024年注目の仮想通貨10選 セクター別の主要銘柄
暗号資産(仮想通貨)市場を代表する、注目銘柄10選。ビットコイン現物ETFが承認され半減期を迎える2024年。RWAやAI銘柄などセクター毎に投資活動が活発化。年初来の騰落率を含む各種データを網羅。ソラナのミームコインやエアドロップの効果は業界全体に影響している。
13:53
Yuga Labs、NFTゲームの知的財産権をゲームスタジオ「Faraway」に売却
著名NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club」で知られるYuga Labsは、同社が開発するNFTゲーム「HV-MTL」と「Legends of the Mara」の知的財産権を、ゲームスタジオ「Faraway」に売却したと発表した。
11:54
中東情勢緊迫化で株やビットコインなど急落、リスク回避の動き強まる
中東情勢を巡りイスラエルのイランへの報復攻撃が伝わり、日経平均株価や仮想通貨ビットコインなどリスク性資産が暴落した。先行き懸念からリスク回避の動きが強まっている。
11:30
Ondo Finance、米国債建てトークンUSDYをコスモスで展開へ
資産トークン化企業Ondo Financeは、Noble Chainと提携して米国債建てトークンUSDYなどの資産をコスモス上で展開すると発表した。
11:00
テザー社、USDT超えて最先端技術提供へ 4つの新部門立ち上げ
USDTを発行するテザー社は事業部門を4つに再編する計画を発表した。ステーブルコインを超えた、より包括的なソリューションを提供していく計画だ。
10:10
「BTC半減期後の相場はマクロ経済が主導」10x Research分析
仮想通貨ビットコインの半減期後の相場を主導するのはマクロ経済であると10x ResearchのCEOが指摘。現状ではビットコインの今後価格が5万ドルまで下がる可能性もあると述べている。
09:35
Aptos開発企業、マイクロソフトやSKテレコムなどと提携
アプトス・ラボが数社と共同で開発するAptos Ascendは、金融機関向けのデジタル資産管理プラットフォームだ。この製品はAzure OpenAI Serviceを使用する。
07:55
仮想通貨取引所バイナンス、ドバイで完全な事業ライセンス取得
バイナンスは昨年同局からMVPライセンスを取得したが、同ライセンスには3段階のプロセスがあり、今回は最終段階をクリアしたことになった。
07:20
「半減期後にBTC価格は下落する可能性」JPモルガン
半減期後に仮想通貨ビットコインの価格は下落する可能性があると、JPモルガンのアナリストは分析。17日のレポートで分析の根拠を説明している。
06:30
バイナンス、新たな仮想通貨ローンチパッド「メガドロップ」発表
最初に選ばれたプロジェクトは仮想通貨ビットコインのステーキングプラットフォーム「BounceBit」で、168,000,000 BBトークンがMegadropを通して配布される予定だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/20 ~ 2024/04/21
大阪 京セラドーム大阪
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
重要指標
一覧
新着指標
一覧