バイナンス、日本向けサービスで新たな動きか

バイナンス:日本での動き

事実上、日本市場を撤退したと見られた暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスが日本語と英語に精通する「カスタマーサポートスペシャリスト」の求人を新たに出していることがわかった。

バイナンスの求職ページ の掲載によると、募集しているのは、フルタイムとしてオンサイトもしくはリモートで勤務できる従業員だ。

応募の条件は、日英に精通すること、カスタマーサービスの経験と高いコミュニケーション能力などだ。取引所のユーザーからの問い合わせやカスタマーサービスのオンラインチャットに対応することが主な職務になるとしている。

バイナンスは数年前、日本語でのサービス展開を行っていたが、2018年に「資金決済法に基づく交換業登録を行わず、日本居住者向けに無許可営業を行った」として、金融庁が警告を発出。それを受け、バイナンス側は日本市場からの撤退し、日本語サービスも一時的に中止した。しかし、数ヶ月前から再びホームページに「日本語」の選択肢を再び追加、今も日本語でサービスを利用することができる状況が続いている。

日本の動向で注目されたのは、今年1月に国内暗号資産取引所TaoTaoと戦略的提携について交渉を開始するとの発表があったが、10月5日に「日本市場における戦略的提携に向けた交渉の終了」を発表し、交渉が決裂したことが明らかになっている。

交渉終了となった理由など詳細は明かされていないが、未だ日本語に対応していることや、今回日本語のできるカスタマーサービススタッフを募集することから、新たに日本市場のシェア拡大を狙っている可能性が指摘されている。

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