ドイツ中銀がOcean Protocolを採用、情報共有プラットフォームを構築へ

ドイツ中銀が非中央集権ネットワークを構築へ

ドイツの中央銀行であるドイツ連邦銀行(ブンデスバンク)は非中央集権ネットワークを構築するため、ブロックチェーンネットワークの「Ocean Protocol」を採用したことが分かった。

ブロックチェーンを用いた情報共有プラットフォームを作成することが、その目的とのことだ。

Ocean Protocolは2015年から発足したプロジェクトで、AIのデータを開放するための分散型データ交換プロトコル。データ所有者に完全な透明性を与えるためにトランザクションの完全な履歴を持ちながら、データと仮想通貨の双方での価値の交換を可能にするとしている。

昨年5月に、Bittrex取引所の第2弾のIEO(取引所での資金調達)としてトークン販売(56,400,000 OCEAN)を行なった。

今年7月には、ベンツなどを手がける大手自動車メーカーのダイムラーが、Ocean ProtocolとのPoCを終了。

ダイムラーは、ブロックチェーンを活用することで内部売上や財務データを世界中の生産拠点で共有するだけでなく、原材料の調達先とのデータ共有などに分散型台帳技術を活用すると発表していた。また、自律走行車に関してはトヨタ・リサーチ・インスティテュートと共同でデータプールを利用した事例もある。

ドイツ連邦銀行が同プロトコルを採用した理由について、以下のように説明している。

データの所有権を維持しつつ、リアルタイムで統計情報を更新し、ネットワーク参加者が齟齬のないデータにアクセスを可能とするため、この非中央集権ネットワークを用いるアプローチをとった。

今後、同行はOcean Protocolと協力し、パブリックデータおよびプライベートデータの安全な通信・利用を可能とするプラットフォームの構築に取り組む予定だ。

参考:ted.europa.eu


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