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仮想通貨Zcash、半減期まで1週間──大型アップグレードも控える

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Zcash初の半減期

暗号資産(仮想通貨)Zcash(ジーキャッシュ:ZEC)のネットワークで、初めての半減期は7日後(日本時間18日)に実行する予定だ。半減期が発動すれば、マイニングのブロック報酬は6.25 ZECから3.125 ZECに減少する。

出典:z.cash

ZECはビットコインのコードからフォークし、2016年10月28日に誕生した銘柄で、PoW(プルーフオブワーク)のコンセンサスメカニズムで稼働している。ZECでは送金にあたり、「Shielded ZEC」というプライバシー強化の機能を利用することが可能だ。

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半減期の実行ブロック#1046400では、5回目の大型アップグレードも実行する予定。半減期では、ブロックごとの採掘報酬が半減するが、同時に実行するアップグレードで採掘トークンの分配比率を定めているため、より複雑なモデルになる見込みだ。

アップグレードについては、先日コミュニティの承認を得て、半減期後の報酬の80%はマイナーの取り分として配当することを決定した。残りの20%の分配比率を、「Major Grants Fund」に8%、「Electric Coin Co」に7%、「Zcash Foundation」に5%という割合で割り当てる。報酬の一部を新たな開発ファンドに充てる施策として、Zcashエコシステムの長期的な拡大を図る。

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Canopyアップグレード

半減期と同時発動するのは、「Canopy(キャノピー)」という5回目の大型アップグレードとなる。

キャノピーというネーミングは、今回コミュニティの承諾でブロック報酬がシェアされることから由来するという。主なアップグレード点は5つある。

  • ZIP 207とZIP 214:新たな開発ファンドを立ち上げる(上述の20%の報酬割り当て)
  • ZIP 211:「Sprout」のバリュープールに新たなバリューを付け加える
  • ZIP 212:アドレスに関連するセキュリティの強化
  • ZIP 215:Sprout送金に関する署名の基準関連妥当性を改善

キャノピーのアップグレードの仕方について、「Zcash Full Node and CLI」では詳しい手順が掲載されている。

参考:公式

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