WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

BinanceとBitfinexが非実用的な政策を理由にアジア地域から完全撤退か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BinanceとBitfinexのアジア撤退
非実用的な政策を理由に、世界最大の仮想通貨取引所であるBinanceがアジアからマルタに移転することを決め、同様に最大級の仮想通貨取引所であるBitfinexもスイスへの移転を検討しています。
アジアの競争力の低下
この主要取引所の撤退を始め、今後も多くの主要ブロックチェーンビジネスがアジアからヨーロッパに移転し続けると、日本及び、韓国、香港などのアジア諸国は市場占有率だけでなく、その分野の国際競争力の低下にも繋がってしまうと考えられています。

最大級の国際仮想通貨取引所であるBinance及び、Bitfinex2018年に非実用的な政策を理由にアジアから完全撤退するかも知れません

Binanceとマルタ

先週、世界最大の仮想通貨取引所で1日$14億(約1480億円)の取引高を誇るBinanceがアジアから撤退し、欧州連合に属するマルタに移転すると決断しました。

公式の発表では、Binanceチーム及び、同社CEOを務め、コミュニティ内でCZの愛称で親しまれるChangpeng Zhao氏(以下、CZ氏)は、マルタ政府が長期的な目標として掲げる”ブロックチェーンアイランド”に賛同したことを報告しました。

CZ氏は、以下のように述べています。

「(マルタの)政務次官を務めるSilvio Schembri氏との会議を終え、その論理的で、明確、そして、先見的なマルタのリーダーシップ論に感銘を受けました。

提案を見直した際、マルタが次なる革命的なブロックチェーン企業の集う地になり、ヨーロッパのブロックチェーンエコシステムの中心地になることを確信しました。

そして、Binanceが、自身の専門知識を活用することで健全な規制の枠組みを構築し、ブロックチェーンスタートアップにも出資することで、マルタのその業界を牽引していければと考えています。」

Binanceは、以前から仮想通貨と法定通貨ペアの取引への取り組みを表明していましたが、投資家やユーザー達に向けて、未だその取り組みが実現しそうにないことをはっきりと述べていました。

しかし、マルタへの移転及び、可能性として挙げられる新規銀行との提携により同社は、不透明な規制に制限されることや銀行業提供業者との摩擦もなく、仮想通貨と法定通貨ペアの取引を開始する事が出来るようになるかもしれません

さらに、Binanceは、非中央集権的な仮想通貨取引所であるBinance Chainを設立する計画も明らかにしました。

非中央集権的な取引所という概念は、中央集権的な取引所の目的や存在意義を無くしてしまう訳ですが、Binanceチームは、当初から幅広い人々に適合できるサービスの提供を目標に掲げていました。

よって、Binanceの発展が、仮想通貨のみの取引から、非中央集権的な取引所、仮想通貨と法定通貨ペアの取引に推移していくのも論理的に頷けます。

CoinPostの関連記事

Binanceが分散型取引所(DEX)を発表|BNBトークン基軸通貨の期待で大きく価格上昇
大手仮想通貨取引所のBinanceはDEXのための独自ブロックチェーンとして、Binance Chainの開発を発表しました。この発表後、Binanceでの基軸通貨となるBNBトークンが30%もの暴騰も見せました。

Bitfinexがスイスへ

もう一つの大手仮想通貨取引所であるBitfinexは、仮想通貨と米ドルの取引ペアを提供する台湾及び、香港基盤の取引プラットフォームです。

CNNは以前、Bitfinexがスイスへの永久的な移転を検討していることを報道しました。

数年間に渡り、スイス、特にツーク州は、ICOプロジェクトや仮想通貨ビジネスに対する規制が寛容なことから、ブロックチェーン技術の中心首都として知られています。

さらに、注目すべきは時価総額が$45億(約4700億円)と仮想通貨業界の中でも6番目に高いEOSと呼ばれる仮想通貨がスイス産である事が挙げられます。

Bitfinex の CEOを務めるJean-Louis van der Velde氏(以下、Velde氏)は、同社はスイスの当局と生産性のある議論を交わしており、アジアからスイスへの移転を慎重に捉えていることを強調しました。

Velde氏は、以下のように述べました。

「私達、Bitfinex及び、その親会社のiFinexは、以前から複数の地点で分割して業務を行ってきましたが、その業務を一括して進められ、最適で、運命を共にできる移転場所を求めているのです。」

Bitfinexの台湾からスイスへの移転は、たった1ヶ月間で2大仮想通貨取引所がアジアからヨーロッパに移転してしまう状況を作り出してしまいました。

もし今後も複数の先駆的な仮想通貨ビジネスが非実用的な政策を理由にアジアからヨーロッパに移転し続けたら、日本や、韓国、香港はその市場占有率を失うことになるでしょう。

そして、国際経済の中で仮想通貨ビジネスの拠点受け入れに対する競争力も失ってしまうのです。

Two Largest Cryptocurrency Exchanges Look to Exit Asia Due to Impractical Policies

Mar 29, 2018 by Joseph Young

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/17 金曜日
17:04
ビットコイン長期保有者、37万BTC買い増しで保有量最高=アナリスト
ビットコインの長期保有者が過去30日間で約37万BTCを買い増し、保有量は過去最高の1634万BTCに達した。一方でコインの活動量を示すCDDは低水準にとどまり、需要不足が価格の重荷になっているとオンチェーン分析は指摘する。
16:30
XRP、レバレッジ比率0.16に低下 24年11月以来=アナリスト
CryptoQuantのアナリストDarkfost氏は、XRPのバイナンスにおけるレバレッジ比率が0.16まで低下し、2024年11月以来の低水準にあると指摘。同氏は当時、整理後に8.9倍の上昇が続いた経緯があると分析した。
16:21
Bitcoin Japan、約97億円調達 初のBTC購入へ6.6億円充当方針
Bitcoin Japan(旧堀田丸正)は7月16日、EVO FUNDを割当先とするCBと新株予約権の発行を決議した。差引手取概算額は約96億5,700万円。未公開株やレアアース鉱山投資に加え、ビットコインへの選別的投資にも充当する計画だ。
15:00
豪州、仮想通貨譲渡益の50%控除廃止へ 27年7月施行=報道
オーストラリアが仮想通貨などの譲渡益課税制度を抜本改革する。保有12ヶ月超で適用の50%控除を廃止し、物価連動のコストベース調整と最低30%課税を新たに導入する。施行は2027年7月、経過措置と投資家が今取るべき対応を解説する。
15:00
バイナンスジャパン新代表が語る、金融インフラへの成長戦略|WebX2026
WebX2026「Binance Keynote」レポート。新たにバイナンスジャパン代表取締役に就任した豊崎亜里紗氏が、PayPayとの協業や暗号資産が金融インフラになる未来、金商法移行・ビットコインETFがもたらす転換期を語った。
13:55
ビザ、AIエージェント決済の未来像を提示 カード決済との融合を目指す
決済大手ビザが「エージェント決済」に関する分析レポートを公開した。AI同士が行う超少額決済「マイクロコマース」について、カード決済の競合ではなく、新たなビジネス領域の拡張として注目している。
13:10
トランプ米大統領のテレプロンプター担当者、予測市場でインサイダー取引か=報道
米トランプ大統領のテレプロンプター操作者が、予測市場カルシで演説情報に基づく取引を行った疑いが浮上。カルシが不審な取引を検出しCFTCに通報したと伝えられる。
12:40
量子は脅威か、誇大広告か — 暗号資産業界の本音|WebX2026
量子コンピュータはビットコインやイーサリアムにとって本当に脅威なのか。WebX 2026で量子研究とブロックチェーンの専門家3人が、リスクの実態・最悪シナリオ・各チェーンの対応策を徹底議論した。
11:00
予測市場と日本市場の未来、Limitless CEOが語る制度設計|WebX2026
予測市場プラットフォーム「Limitless」CEO CJ Hetherington氏が、WebX2026で創業の経緯・米CFTC審査・日本市場戦略・ギャンブルとの違いを語った。
10:20
クリプトドットコム、シタデルから約650億円を資金調達
仮想通貨取引所クリプトドットコムは、シタデル・セキュリティーズから約650億円の出資を受けたことを発表。評価額や今後の計画について説明した。
10:02
ストラテジーの資本再建、2つの課題残る=クリプトクアント
仮想通貨分析企業クリプトクアントが、ビットコイン保有大手ストラテジーの新資本管理策を評価。流動性対応は前進した一方、2つの課題が残されていると指摘した。
09:15
現金・MMF・株式、次の主役は トークン化RWAの現在地|WebX2026
フランクリン・テンプルトン、オンド・ファイナンス、パンテラ・キャピタルの幹部が登壇し、トークン化MMFの現状、RWA急拡大の要因、ステーブルコインとの棲み分け、リテール普及の鍵を徹底討論したWebX 2026セッションレポート。
09:00
機関投資家クリプトの全貌、カストディ・AI・市場収束論点|WebX2026
このレポートでは、機関投資家向け仮想通貨戦略の全貌を解説する。カストディ・規制断片化・AIエージェント取引・日韓市場の現状まで、コインベース、ビットゴー、サークルの幹部が徹底議論した。
08:15
金融特化型L1のインジェクティブ、米SECに移転代理人登録を申請 RWA基盤構築へ
金融特化型ブロックチェーンのインジェクティブ(Injective)が、有価証券の所有権記録を管理する移転代理業務のSEC登録を申請。トークン化証券の発行・流通を秒単位で処理できる規制対応型インフラの構築を進めている。
07:05
モルガン・スタンレーのE*TRADE、仮想通貨の現物取引を全面展開
モルガン・スタンレー傘下のオンライン証券イー・トレードは15日、ビットコイン・イーサリアム・ソラナの仮想通貨現物取引を対象顧客へ正式展開した。取引手数料は50bpで、コインベースやチャールズ・シュワブを下回る水準となる。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧