はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

韓国の首都ソウルが独自仮想通貨「S-Coin」の発行を検討

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

韓国のソウル市が独自の仮想通貨を発行か
ソウル市の市長であるPark Won-soon氏は、先日のCoinDesk Koreaとのインタビューにて、独自の仮想通貨である”S-Coin”の発行を検討していることを明らかにしました。
ソウル市の取り組み
2017年11月にソウル市はブロックチェーン基盤の都市改革に関する情報戦略計画(ISP)を作成するため、Samsung SDSを雇用しました。そして、このような取り組みの実現に向け、ソウルの市長は、仮想通貨に対する厳格な規制の変更が必要であると考えています。

韓国首都ソウルが独自通貨発行か

韓国の首都ソウルが独自の仮想通貨である”S-Coin”の発行を検討しており、市が出資する社会福祉プログラムに使用されると市長が言及しました。

市長であるPark Won-soon氏(以下、Park氏)は、先週のCoinDesk Koreaとのインタビューにて、この計画を明らかにし、ブロックチェーン技術の発展及び、関連するスタートアップへの基金の設立も検討していることを語りました。

さらに彼は

ソウルは第4次産業革命を含む、情報通信の分野において、世界でも有数の都市であり、ブロックチェーンなどの新しい技術においても積極的に模索していくべきだと考えています。

と述べました。

第4次産業革命とは

IoT(Internet of Things、モノのインターネット)により巻き起こる産業構造の変化のこと。第3次産業革命は、20世紀後半におけるコンピューターの台頭を指す。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

エストニアも、行政のあらゆる過程においてブロックチェーン技術を取り入れようと試みています。

同様にPark氏も、

ブロックチェーン技術は、ソウル市によって運営される公共交通機関や、若者手当の支給など、ソウル行政のあらゆる過程においても取り入れることができます。

と考えているようです。

さらに、Park氏は、公務員、若年求職者、そして、電力や、水、ガスを削減し、環境に配慮した市民に向けた、市が出資する福利厚生プログラムへの支払いにもS-Coinを使用することができることを示唆しました。

独自通貨には相応の法律が必要

Park氏は、この実現に向けて、仮想通貨を規制する法律を変更しなければならないと主張し、以下のように述べました。

S-Coinを発行するには、規約のような制度的、そして法的な整備を整える必要があります。私は、中央政府の様々な法律や規則の変更に向けて行動したいと思っています。

Park氏はさらに、ブロックチェーンエコシステムを促進することも念頭に置いており、以下のように述べました。

私は、多くのブロックチェーン企業を見てきましたが、様々な規則により、それらの企業は決して良い環境にあるとは言えません。

しかし、実際に技術自体は他の国々と同等に発達しています。

よって、ブロックチェーン企業が躍進でき、スタートアップが新しい技術の発展に貢献できる集団を創造することで、ブロックチェーン技術を発展させ、世界中に拡大させることができるのではないかと考えています

この計画は、あくまでもソウルが4月に完了させようとしている幅広いブロックチェーン総合計画の一部です。

2017年11月にソウル市はブロックチェーン基盤の都市改革に関する情報戦略計画(ISP)を作成するため、Samsung SDSを雇用しました。

そして、韓国では、ソウル市がこのようなブロックチェーンを組み入れる計画を作成した初めての都市となりました。

韓国政府の仮想通貨への厳格な規制政策に対してPark氏は以下のように考えています。

法務省が最後に規制政策を発表した際、非常に多くの反感を買い、政府は深く考えるようになりました。

地方政府の役割は、事例や規範を作成することなのです。

そして、もしソウル政府が一部の規制を緩和することができれば、複数の規範を作成するのが容易になるでしょうと言及しました。

South Korea’s Capital Is Planning to Launch Its Own Cryptocurrency

Apr 2, 2018 by Annaliese Milano

参考記事はこちらから

Andrew Makedonski / Shutterstock.com

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/07 月曜日
19:35
Mofu Mofu NFT:東宝がWeb3参入、SaltSweeetと創るIPプロジェクト
東宝アニメーション支援のもと、SaltSweeetが開発するMofu Mofu Music CaravanのNFTが7月11日ローンチ。3ヶ月返金保証付き「流動性担保型ミント」で安心参加が可能。
16:00
Binance Japan千野剛司社長が語る日本市場戦略|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のプラチナスポンサーとしてブース出展を決めた、世界最大級の暗号資産取引所Binanceの日本法人が、国内最多60銘柄の取扱いを達成。千野剛司社長がWebX 2025への期待と日本市場での展望を語る。
15:57
メタプラネット、約345億円でビットコイン追加購入 保有量15,555BTC
メタプラネットが345億円でビットコイン2,205BTC追加購入。累計保有量15,555BTCで世界上場企業5位に。555ミリオン計画の進捗と株価への影響、今後の戦略を詳しく解説。
13:57
ヴィタリックらがイーサリアムのトランザクションごとのガス上限を共同提案 DoS攻撃対策と安定性向上目指す
イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏と研究者のトニー・ワースタータ氏は、ネットワークのセキュリティと安定性向上を目的として、トランザクションごとのガス使用量にプロトコルレベルの上限を導入するEIP-7983を提案した。
12:21
イーロン・マスク、新政党でビットコイン支持示唆 法定通貨への懸念表明
イーロン・マスク氏が新政党「アメリカ党」でビットコイン支持を表明。「法定通貨は絶望的」と発言し、暗号資産への姿勢を鮮明に。トランプ氏との対立から第3政党設立へ。2026年中間選挙で限定的な議席獲得を目指す戦略も明らかに。
12:15
UAE当局、トンコインによるゴールデンビザ取得プログラムを否定=報道
アラブ首長国連邦当局がトンコインのステーキングでゴールデンビザを取得できるプログラムを否定した。当ビザの要件で仮想通貨投資家は対象外と表明している。
12:07
ビットコイン高値圏で推移、取引所の流入・流出比率は3年ぶり低水準に
ビットコインは109,060ドルで小幅上昇。取引所流入・流出比率が0.9まで低下し、2023年弱気相場以来の最低水準を記録。昨年11月の米大統領選以降、約20万BTCが取引所から流出し、残高は280万BTCと7年ぶりの低水準となった。これは投資家の長期保有志向の強まりを示しており、短期投機から長期価値投資へのシフトが鮮明になっている。
09:22
米シークレットサービス、過去10年間で犯罪関連の仮想通貨580億円相当を押収
米シークレットサービスが過去10年間で4億ドル相当の仮想通貨を押収した。米国では豚解体詐欺による銀行破綻も発生しており捜査当局は仮想通貨が関連する犯罪への対処を進める。
07/06 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ETH価格特化の新組織誕生や米国初のソラナ現物ステーキングETF上場など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン週次レポート:1600万円台を窺う展開、トランプ減税法案通過で相場底堅く推移|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン(BTC)対円相場は1600万円を窺う底堅い展開。トランプ減税法案上院通過で1520万円台で下げ渋り、ADP雇用レポート下振れによる早期利下げ観測で1570万円台に回復した。bitbankアナリスト長谷川氏は下降チャネル突破も11万ドル乗せに苦戦と分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|BitwiseのBTC20万ドル到達予測維持に高い関心
今週は金融アドバイザーの推奨ポートフォリオ、Bitwiseのビットコイン20万ドル到達予測維持、アリゾナ州知事による押収仮想通貨の準備基金法案への拒否権行使に関するニュースが最も関心を集めた。
07/05 土曜日
13:40
トランプ一族の「World Liberty Financial」、WLFIトークンの取引開始を提案
World Liberty Financialが仮想通貨WLFIトークンの譲渡可能化を提案。早期支援者のトークンがアンロックされる見込み。
13:00
リップル社、シンガポールでXRPLの起業家育成プログラム開催へ 最大20万ドル資金提供
リップル社がシンガポールでXRP台帳基盤の起業家育成プログラムを開始する。RWAトークン化・DeFi・AI分野などに焦点を置き、最大20万ドルの資金提供を予定している。
10:20
1兆円相当ビットコインが移動も、構造的売り圧力は限定的か=Bitcoin Vector分析
14年以上動かなかった8万ビットコイン(約1.2兆円)が8個のアドレスから移動。仮想通貨取引所への売却ではなくOTC取引との見方も。
09:45
ロシア国営ロステック、トロンでステーブルコインRUBx発行へ 制裁回避狙いも
ロシア国営企業ロステックがルーブル建てステーブルコインRUBxを年内に発行する予定だ。決済プラットフォームRT-Payも立ち上げる。経済制裁回避の意図もあるとみられる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧