- 台湾でのビットコインの規制
- 台湾の中央銀行は法務省に対し、ビットコインに既存の資金洗浄規則を適応させる提案を行いました。さらに、3月下旬にも台湾の財務大臣によって仮想通貨の課税についても言及されました。
- アジアの仮想通貨規制動向
- 韓国でも、資金洗浄(AML)に対抗すべく、本名での本人確認が義務付けられ、マレーシアでも仮想通貨取引所での活動に対し、本人確認基準が設けられています。
台湾の中央銀行がBTCマネロン対策に踏み出す
台湾の中央銀行は、既存の資金洗浄規則をビットコインに適用する新しい規則を検討しています。
台湾の中央通信社によると、月曜日の台湾立法府との会議で、中央銀行の代表を務めるYang Chin-long氏(以下、Chin-long氏)は、銀行監督機構が国内での”不透明な”ビットコイン取引に対してどのような対処法を考えているのか、と問われました。
議員からの疑問に対し、Chin-long氏は、中央銀行は、ボラティリティの高いビットコイン価格を今まで以上に注意深く監視することを主張し、投資家達に仮想通貨取引のリスクに関する警告を促すと言及しました。
その取り組みに加え、Chin-long氏は、銀行監督機構が台湾の法務省に対し、既存の金融業界で適応されている資金洗浄(AML・アンチマネーロンダリング)規則をビットコイン取引にも適応させるべきであると提案したことを明かしました。
この提案が法務省によって支持されるかは未だ定かではありませんが、この取り組みは、台湾当局のビットコイン規制に関する最新の動向を示していると言えます。
3月下旬に、台湾の財務大臣であるSheu Yu-jer氏は、 仮想商品として扱われている仮想通貨に対し、台湾内での課税を行うべきだと言及しており、現時点で当局は適切な課税方法を模索中であると追加しました。
Chin-long氏のコメントは、アジアの主要政府が金融犯罪を回避するため、仮想通貨に対して資金洗浄規則を既に施行している中で発表されました。
また、韓国は2018年2月から公式に国内銀行に対し、仮想通貨取引所ユーザーへの匿名口座の提供を禁止し、本名での本人確認を義務付けました。
マレーシアも、3月上旬に資金洗浄政策に踏み切り、仮想通貨同士の取引も含めた仮想通貨取引所での活動に対し、本人確認基準を設けています。
Taiwan Central Bank Proposes Money Laundering Rules for Bitcoin
Apr 2, 2018 by Wolfie Zhao
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