はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

NEM(ネム)のV1チェーンNIS1、21年のロードマップについて解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

NEMがロードマップを発表

仮想通貨プロジェクトネムが、自身のブロックチェーンNIS1(通称NEM、通貨XEM)のロードマップを公開した。このロードマップでは、今後の大まかな開発段階、および21年第一四半期の詳細な開発計画が共有された。

ネムは、21年2月に新チェーン「Symbol」のローンチを予定している。Symbolがエンタープライズのニーズに特化したハイブリッドチェーンとして開発されているのに対し、NEMは開発者のサンドボックスとして機能するように設計されており、両チェーンのユースケースが異なっているため、Symbolローンチ後もNEMの開発は引き続き行われていく。

関連:仮想通貨Symbol(シンボル)とは|初心者でもわかる重要ポイントと将来性

ネムは公式Twitterにて「V1プラットフォーム(NEM)についてしばらく動きがなかったが、もちろん忘れたわけではない」と述べ、Symbolと共に、NEMの開発も進めていくことを強調した。

ロードマップ詳細

ネムのプロダクトおよび技術開発、ならびにビジネス開発を行うネムソフトウェアのCTO、Kristy-Leigh Minehan氏によると、今後NEMでは、3つの段階に分けて開発が行われる予定だ。

第一段階である「診断およびアップグレード(Diagnostic and Upgrade)」段階は、21年第一四半期に実装が予定されている。この段階では、NEMの「Refresh(一新)」を目的とし、以下の4つの観点から、ユーザーのニーズに対応するための開発が進められる。第二段階である「技術的ロードマップ(Technical Roadmap)」段階、および第三段階である「本格的展開(Roll-Out)」段階の詳細な内容および日程は、まだ公開されていない。

レビュー:セキュリティ監査

第一段階の最重要事項として、ネムはセキュリティ監査によるNEMチェーンの全体像の把握を挙げた。ネムは既に、外部機関に監査を依頼し、事前監査を完了している。21年は、監査結果に基づいて方向性を決定するという。

リクルート

ネムソフトウェアでは、第一段階の一環として、NEMのプロダクト責任者を募集している。プロダクト責任者は、主に設計、開発およびドキュメントの記録を担当し、コミュニティと密接に関わっていくことが求められる。

リツールおよびデザイン

ネムは、既存のツールおよびインフラの再評価および再構築を計画している。

具体的には、ネムのウォレットおよびエクスプローラー(NEMのブロックチェーン情報を獲得するためのツール)が一体化され、よりレスポンシブかつ分かりやすいUIへの変更が検討されている。

またドキュメンテーションに関しても、開発者が簡単にNEMでプロダクトを構築できるよう、Symbolのドキュメンテーションポータルに類似したものを作成していく予定だという。

リファクタリング

リファクタリングとは、プログラミングにおいて、動作は維持したまま、ソースコードを書き換え内部構造を整理することを指す。

Minehan氏によると、現在の慣行により適合させ、適切な単体テスト(システム開発におけるテスト工程)を構築するために、NEMのコアモジュールのリファクタリングが必要だという。リファクタリングと並行して、プロトコルのリサーチおよび拡張も計画されている。

関連:仮想通貨ネムとは|初心者でもわかる仕組みとユースケースを紹介

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/03 木曜日
12:04
ビットコイン反発で11万ドルに接近、Bitfinex分析ではQ3の季節性要因を警戒
仮想通貨取引所ビットコインは前日比+2.6%の108,733ドルまで上昇。Bitfinexレポートによると、4月安値から50%反発後は10-11万ドルのレンジ相場に移行し、第3四半期の季節性要因で平均リターン6%の「最弱四半期」を警戒する。一方、米国初のソラナステーキングETFが取引開始し初日3,300万ドルの好調なスタートを記録。
09:50
「ビットコイン保有者の大多数が含み益、HODLが主流に」Glassnode分析
Glassnodeの週次レポートによると、仮想通貨ビットコイン投資家の大多数が含み益状態で、長期保有(HODL)が市場の主要メカニズムになっている。
09:31
米SIFMA、証券トークン化の規制作りでSECに要望書簡送付
米SIFMAはSECに対し、RWAに分類される株などの証券のトークン化に対する規制整備について提案を行った。オープンで透明性の高いプロセスを通して、ルールを作るべきだと主張している。
08:55
米テック富豪ら、仮想通貨向け銀行「Erebor」設立を計画=報道
ピーター・ティール氏らテック投資家が仮想通貨企業向け銀行Erebor設立を計画。全米銀行免許を申請、シリコンバレー銀行の後継を目指す。
08:20
米上場の中国系アパレル企業アデンタックス、ビットコインを最大12000BTC買収へ
ナスダック上場の中国系企業Addentaxが最大1万2000BTCの買収で基本合意。約13億ドル相当を株式交換で取得予定、5月発表の8000BTCから規模拡大。
07:55
ブラックロックのIBIT、手数料収入が「S&P500ETF」超え
ブラックロックの仮想通貨ビットコインの現物ETF「IBIT」は、同社のS&P500のETFよりも手数料収入を生み出していることがわかった。IBITはビットコインETFの資金フローを主導している。
07:30
ドル指数が2022年以来の安値に、ビットコインや金に与える影響と今後の見通し=Cryptoquant分析
Cryptoquantが2日に発表した分析によると、ドル指数が2022年来安値を記録する中、ビットコインは膠着状態が続く。長期保有者の含み益減少も指摘。
06:55
ビットコイン、2025年後半に20万ドル到達目標を維持=スタンダードチャータード銀
スタンダードチャータード銀行のケンドリック氏がビットコイン20万ドル予測を維持。ETFや企業購入の拡大により2025年後半に史上最大の上昇を見込むか。
06:10
リップル、米国銀行ライセンス申請 サークルに続く動き
リップルが米通貨監督庁に国家銀行免許を申請。RLUSDステーブルコイン規制対象化とサークルとの競争激化が注目される。
05:50
オープンAI、ロビンフッドの株式トークン化サービスとの提携を否定 未承認でトークン発行か
OpenAIがロビンフッドの株式トークンサービスへの関与を公式否定。未上場企業トークン化における先買権問題が浮き彫りに。
05:35
米SEC、BTCやXRP投資のグレースケール仮想通貨投信のETF転換承認を再検討
米証券取引委員会がグレースケールの仮想通貨信託「Digital Large Cap Fund」のETF転換承認決定を再検討。NYSE Arca上場承認が一時停止状態に。
04:24
仮想通貨のサイバー攻撃にどう備える?|実例から学ぶ取引所の対策と自己防衛法
暗号資産のサイバー攻撃リスクと、取引所のセキュリティ対策、個人で実践できる防衛策を初心者向けにわかりやすく解説します。
07/02 水曜日
18:40
BITPOINT、カルダノ(ADA)保有者向けNIGHTエアドロップを検討開始 
ビットポイントジャパンがMidnight財団と国内初連携。カルダノ(ADA)保有者やステーキング参加者に「NIGHT」トークンのエアドロップ参加機会を提供。2025年7月開始予定の「Glacier Drop」メカニズムの詳細と参加条件を解説。
13:45
トランプ大統領、イーロン・マスクに対する批判を再び展開、 『大きく美しい法案』巡る対立が再燃
「大きく美しい法案」をめぐり、トランプ大統領とイーロン・マスク氏の対立が再燃している。マスク氏の痛烈な法案批判に対し、トランプ氏は、マスク氏が率いる企業の政府補助金受給について政府効率化局(DOGE)で調査すべきと発言し、かつて盟友だった両氏の関係は緊迫感を増している。
13:20
アリゾナ州知事、押収仮想通貨の準備基金法案『HB2324』を拒否権行使
アリゾナのホブズ知事が犯罪捜査で押収した仮想通貨管理法案を拒否。地方自治体の協力阻害を懸念と声明。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧