仮想通貨AAVE、過去最高値更新
分散型レンディングプラットフォームAaveのネイティブトークンである暗号資産(仮想通貨)AAVEが過去最高価格(ATH)を更新した。
執筆時点では前日比+17%、1週間前時点の価格と比較すると+36%の騰落率を記録している。
過去24時間の出来高は1300億円相当を記録しており、AAVEの時価総額(3300億円)の3割以上が取引されている。
2021年初にかけてDeFi(分散型金融)への注目度がより高まっていることも、高騰のいち要因と言えるだろう。
仮想通貨データサイトのDune Analyticsによると1月のDEX(分散型取引所)取引量は420億ドル(約4.3兆円)を記録。昨夏のDeFiブーム台頭から継続して出来高が伸びきていることが伺える。
DeFiプロトコルのデータを集計するDeFi Pulseによると、AAVEのTVL(総ロック額)は執筆時点で38億ドル(約4000億円)。20年12月31日時点の19億ドルからほぼ2倍まで急増しており、AAVETVL額はMakerに次ぐ2位となった。
TVLはDeFiプロトコルへの預け入れられた総価値を示す指標だ。プロジェクトの規模を示す上で有効とされる。
DeFi銘柄全体で見ても、2021年初頭から25日時点で既にTVLは150億ドルから260億ドル(1.5兆円から2.6兆円)まで増加した。
時価総額2位の仮想通貨イーサリアム(ETH)も先週20日に続き、コインベースで過去最高値(1477ドル)を更新した。
【仮想通貨・価格アラート】
— CoinPost -仮想通貨情報サイト-【iOS版アプリリリース】 (@coin_post) January 25, 2021
ビットコイン暴落の影響で一時大幅下落していたイーサリアム価格が再び高騰。米大手仮想通貨取引所コインベースで1477ドルを記録し、過去最高値を更新した。
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イーサアリアム高騰の背景https://t.co/oiCDqZUpPa pic.twitter.com/AtmGXS11iV
またAAVEと同じくDeFi銘柄で、時価総額7位のチェーンリンク(LINK)も過去最高値を更新している。