資産運用最大手ブラックロックCEOが語る「ビットコインの可能性と懸念点」

ビットコインの可能性と懸念点

資産運用最大手ブラックロック(BlackRock)のラリー・フィンクCEOが、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)に対する見解を語った。

同社は今月ファンドを通じてBTC先物に投資することを許可していることから、ブラックロックのビットコインに対する考えに注目が集まっている。

フィンク氏はブルームバーグが26日から28日まで開催している「The Year Ahead」イベントに出演。このイベントは幅広い業界のCEOや専門家らが2021年以降の戦略について語るもので、フィンク氏は環境問題や経済等について話す中で、BTCに言及した。

フィンク氏はビットコインについて、価格変動が大きいことも懸念点に挙げらながらも、将来的な価値の保存手段になり得る可能性に注目しているという。「デジタル化された通貨はこれから重要な役割を担うようになる。それはBTCかもしれないし、他の通貨かもしれない」とコメントした。

一方で、市場としては未だにかなり規模が小さく、長期的に活用できる資産であることも証明されていないとして、現状の不透明は残る点にも懸念点があると指摘した。

ビットコインは未成熟な資産である点があるとしつつも、将来的な可能性も踏まえて、現時点でエクスポージャーを持つことに重要性を見出しているようだ。

フィンク氏は以前からBTCは市場規模が小さいこと、また新しくて「テストされていない資産」であることを指摘してきたが、一方でBTC市場は金融領域でのグローバルなマーケットになり得る可能性にも注目している。

BTC先物への投資を許可

ブラックロックは米証券取引委員会(SEC)に提出する目論見書を変更し、「BlackRock Funds V」と「BlackRock Global Allocation Fund, Inc.」の2種類のファンドでBTC先物に投資することを可能にした。

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取引を行う場合は、米商品先物取引委員会(CFTC)に登録した取引所で、現金決済の先物のみを利用すると説明。世界最大の資産運用企業がBTCに投資する可能性が浮上したことで注目が集まった。

ブラックロックは、企業の資産としてBTCの購入を続けている米ナスダック上場企業MicroStrategyの大株主でもある。

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