CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン一服もネムやバイナンスコイン高騰、BNBは約3週間で4倍に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場の最新動向

19日の暗号資産(仮想通貨)市場。ビットコイン(BTC)価格は、前日比-2%の541万円(51,240ドル)とやや反落。

デリバティブ市場やアルト相場の過熱感からも上値が重くなっているか。

一方、直近高値を更新して20万円の大台に達したイーサリアムの買いも強い。

米大手資産運用企業グレースケールは2月初旬以来、イーサリアムの保有残高を大幅に増やし、過去24時間で2万ETH(約40億円)を追加した。8日にローンチした、CME先物の影響もあるものとみられる。

CMEとは、Chicago Mercantile Exchangeの略称で、米国にある「シカゴ・マーカンタイル取引所」のこと。金融先物取引所で、農産物・通貨・金利・株価指数等、広い範囲の先物取引・先物オプション取引を行なっており、ビットコイン先物も取り扱っている。

関連:イーサリアム3年ぶりの過去最高値更新、高騰要因に4つの理由

優位性からみる通貨強弱

BTCの優位性を示す市場のドミナンスは、5万ドル上昇時に上昇するも、再び下降して61.5%前後を推移。19年5月以降の直近下値は20年9月の57%台となる。

ドミナンス推移

50%を割り込んだ場合、3年ぶりのアルトシーズンの本格化を示していると言える。

ネムとバイナンスコインが高騰

国内上場銘柄では、ネム(XEM)が高騰。前日比8.2%高の45.6円まで上昇した。

ネムは昨年末に30円台まで高騰して以来、次世代チェーンである「Symbol」ローンチの度重なる延期の影響で半値付近まで売り込まれるなど、しばらく低迷していたが、ローンチに向け負荷テストが最終段階まで進捗したことが好感された。

新チェーンSymbolのローンチ日、及びスナップショット(権利確定日時)の発表が近いと考えられることが思惑にある。

ネムは、コア開発者を含むコアチームとの合意により、予定していた21年1月14日から、Symbolローンチが再延期されることを発表していた。

関連:仮想通貨Symbol(シンボル)とは|初心者でもわかる重要ポイントと将来性

時価総額上位では、最大手取引所のユーティリティトークンであるバイナンスコイン(BNB)の高騰が目立つ。 2月2日に50ドルのレジスタンスラインをブレイクすると、10日に100ドルの大台へ。そこから19日にかけて220ドルまで続伸。わずか3週間足らずで4倍に急騰し、時価総額TOP3に躍り出た。

BNB/USD日足

背景には、Binance Launchpadのトークンセールのほか、DeFi(分散型金融)のステーキング需要、バイナンス・スマートチェーン(BSC)上で稼働する分散型取引所(DEX)、及びパンケーキスワップ(CAKE)活況など複数要因がある。

流動性プールへの仮想通貨預け入れで対価を得る「ステーキング」機能、及び流動性マイニングでBNB需要が急増しており、CAKE価格も急騰している。Coingeckoのデータによれば、PancakeSwap(CAKE)価格は、前週比+140%、前月比+1,880%と暴騰。時価総額50位台まで急浮上した。

CAKEはUniswapに次ぐ2番手の分散型取引所(DEX)にまで成長しており、これに伴い、Binance Smart Chain(BSC)は、記録的な量のトランザクションが確認されている。

BNBの総発行枚数は2億枚。半数にあたる1億枚は、四半期ごとに出来高に応じてバーン(焼却)が実施され、徐々に償却される仕組みを取る。

仮想通貨取引所バイナンスなど利用する際の取引手数料が割引されるなど、ユースケースにおけるメリットが挙げられるほか、日本国内の数十倍となる豊富なアルトコインを取り揃えており、顧客基盤拡大も高い評価を受ける。

関連:ビットコインの高騰理由を解説、加速する資金流入に「3つの要因」

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/20 土曜日
12:30
コスモス基盤のInjective、Web3スマホ「JamboPhone」でDeFi機能提供
レイヤー1ブロックチェーンInjectiveは、Jamboテクノロジーと提携してWeb3スマホ「JamboPhone」でDeFi機能を提供すると発表した。
12:00
知らずに損しているかも?取引所選び 3つの注意点
ビットコインなどの投資初心者に大事な暗号資産(仮想通貨)取引所選びと、後悔しがちな代表的な失敗事例3つを解説。手数料、価格、取扱銘柄の違いを比較し、最適な仮想通貨取引所を見極めるポイント、賢い投資戦略と失敗回避のためのチェックリストも提供。
10:30
ソラナWeb3ゲーム「Nyan Heroes」、Epicのストアでトップ30入り
ブロックチェーンゲーム「Nyan Heroes」はEpic Games Storeで最もプレイされたゲームでトップ30以内に入った。今後NFT機能や独自の仮想通貨も導入する予定だ。
09:15
ビットコイン、4度目の半減期完了 報酬が3.125 BTCに
直近の米経済指標(3月の雇用統計やCPI等)が景気の堅調さを改めて示しているため、FRBが利下げを急ぐ必要がなくなりつつあるとの観測が高まってきており、仮想通貨や株のようなリスク資産をさらに押し上げる力は弱まってきたようだ。
08:25
BTCクジラが1900億円相当のビットコイン押し目買い、エヌビディアなど大幅安|金融短観
19日のアジア時間はイスラエルがイランに対して報復攻撃を実施したとのメディア報道が嫌気され日経平均指数や上海総合指数などは大きく下がったが、その後攻撃の規模が限定されており核施設に被害はなかったとの報道を受け米国の株式市場ではこのニュースへの反応は見られなかった。
06:45
Magic Eden、BaseチェーンのNFTに対応へ Open Editionミントも予定
Magic Edenは現在NFTマーケットプレイスのランキングで1位。ビットコイン半減期を背景に需要が高まるビットコインOrdinalsおよびビットコイン上の「Runes」への期待が出来高を押し上げている。
06:15
マイクロストラテジーのセイラー会長、自社株売却で570億円の利益
マイクロストラテジーの株価は仮想通貨ビットコインの3月の高騰に伴い3月27日に1,919ドルまで値上がりした。同株は年初来+71.37%のパフォーマンスを見せた。
04/19 金曜日
18:00
2024年注目の仮想通貨10選 セクター別の主要銘柄
暗号資産(仮想通貨)市場を代表する、注目銘柄10選。ビットコイン現物ETFが承認され半減期を迎える2024年。RWAやAI銘柄などセクター毎に投資活動が活発化。年初来の騰落率を含む各種データを網羅。ソラナのミームコインやエアドロップの効果は業界全体に影響している。
13:53
Yuga Labs、NFTゲームの知的財産権をゲームスタジオ「Faraway」に売却
著名NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club」で知られるYuga Labsは、同社が開発するNFTゲーム「HV-MTL」と「Legends of the Mara」の知的財産権を、ゲームスタジオ「Faraway」に売却したと発表した。
11:54
中東情勢緊迫化で株やビットコインなど急落、リスク回避の動き強まる
中東情勢を巡りイスラエルのイランへの報復攻撃が伝わり、日経平均株価や仮想通貨ビットコインなどリスク性資産が暴落した。先行き懸念からリスク回避の動きが強まっている。
11:30
Ondo Finance、米国債建てトークンUSDYをコスモスで展開へ
資産トークン化企業Ondo Financeは、Noble Chainと提携して米国債建てトークンUSDYなどの資産をコスモス上で展開すると発表した。
11:00
テザー社、USDT超えて最先端技術提供へ 4つの新部門立ち上げ
USDTを発行するテザー社は事業部門を4つに再編する計画を発表した。ステーブルコインを超えた、より包括的なソリューションを提供していく計画だ。
10:10
「BTC半減期後の相場はマクロ経済が主導」10x Research分析
仮想通貨ビットコインの半減期後の相場を主導するのはマクロ経済であると10x ResearchのCEOが指摘。現状ではビットコインの今後価格が5万ドルまで下がる可能性もあると述べている。
09:35
Aptos開発企業、マイクロソフトやSKテレコムなどと提携
アプトス・ラボが数社と共同で開発するAptos Ascendは、金融機関向けのデジタル資産管理プラットフォームだ。この製品はAzure OpenAI Serviceを使用する。
07:55
仮想通貨取引所バイナンス、ドバイで完全な事業ライセンス取得
バイナンスは昨年同局からMVPライセンスを取得したが、同ライセンスには3段階のプロセスがあり、今回は最終段階をクリアしたことになった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/20 ~ 2024/04/21
大阪 京セラドーム大阪
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
重要指標
一覧
新着指標
一覧