再びビットコインETF申請、米国で
新たな暗号資産(仮想通貨)ビットコインETF(上場投資信託)の目論見書が11日に米SECに提出されたことがわかった。
申請企業はアセットマネージャーのWisdomTreeで、ティッカーシンボル「BTCW」としてデリバティブ取引所CboeのbZxに上場することを計画。価格については、CMEのCF Bitcoin US Settlement Priceを基準とするという。
今回はあくまで目論見書の提出であり、手続きの一環としてCboe側からはまだ正式に申請書を提出されていないようだ。
今週、WisdomTreeのETF目論見書のほか、Simplify社も関連ETFの目論見書を提出した事例がある。Simplifyのほうでは現物ビットコインを原資産とするのではなく、ビットコイン投資信託GBTCと米国株から組成されるバスケット形のETFとなる。
現在、米国ではビットコインETFが承認された先例はないが、VanEckやNYDIGなど、複数の申請はすでにSEC(証券取引委員会)に提出されている。一方、隣国のカナダではすでに3つのビットコインETFが取引されており、イーサリアムETFの申請も試みられている現状だ。