サザビースもNFT競売へ
世界的オークション会社サザビースも、NFT(非代替性トークン)を活用したアート作品をオークションで取り扱う予定だ。大手クリスティーズに続き、NFTが既存のアート業界へと進出しつつある。
サザビースは、「Pak」という匿名アーティストの作品を出展する。
「Pak」は、最新のランキングでは、5位に位置するクリプトアーティスト。1位は先週クリスティーズのオークションで6,940万ドルで落札されたNFT作者のBeeple氏がいる。Pak氏の、総売上は約13億円(12,382,970ドル)に及び、昨年12月には、一月で1億円(100万ドル)を売り上げたことでも話題になった。
Pak氏が1億円を売り上げた1月当時、「The Gift」というNFT作品に関するツイートに対し、サザビースが興味を示すコメントを投稿しており、当時より水面化で話が進んでいた可能性を指摘する見方もある。
🤔 We are intrigued…
— Sotheby's (@Sothebys) January 5, 2021
サザビースのオークションについて
現時点では海外メディアの報道ベースで、サザビースもPak氏も予定されるNFTオークションの詳細については言及していない。
CNBCの金融番組Squawk Boxに出演したサザビースのStewart CEOは同オークションについて、「買い手がPak氏の一つの作品に対して、複数のトークンを買うことができる」との言及に留め、今後より多くの関連情報を公開する予定だとして、これまでのNFT競売とは異なる形式になる可能性を示唆している。
New this morning: @Sotheby's announces upcoming sale with anonymous digital artist PAK
— Squawk Box (@SquawkCNBC) March 16, 2021
"It's still very early with crypto art in general," says CEO Charles Stewart on #NFTs. "This has the potential to bypass a lot of the traditional gatekeepers." pic.twitter.com/D0F4pppkmT