ブロックチェーン技術を活用して世界へ
ブロックチェーン技術を活用したトークンエコノミー事業を行うGaudiyは(ガウディ)は18日、米IT最大手マイクロソフトのスタートアップ支援プログラム「Microsoft for Startups」に採択されたことを発表した。
今後は、マイクロソフトの技術的なサポートや世界各国とのパートナーシップなどを活用し、日本が誇るエンターテインメント領域でグローバルな事業展開を目指す。また、ファン主体のトークンエコノミーの実現に向け、NFT(非代替性トークン)などのブロックチェーン技術を活用したコミュニティサービス事業を推進していく計画だ。
Gaudiyは漫画やゲーム、アイドルなどの知的財産が発生するコンテンツ(IPコンテンツ)を中心としたコミュニティサービスを提供している企業。集英社やソニー・ミュージックエンタテインメント、アニプレックス、ゲーム会社、スポーツチームなど、数々の大手企業と共同事業を始めているという。
関連:ソニー・ミュージックとGaudiyが提携「ブロックチェーンで新たなエンタメ体験を」
NFTについては、トレーディングカードやチケット、電子書籍といったコミュニティ内外でファンが使うことのできるソリューションの提供を推進している。
「Microsoft for Startups」とは
「Microsoft for Startups」とは、独自の革新的なテクニカルソリューションを持つスタートアップ企業向けの支援プログラム。公式ホームページによると、すでに140を超える国でプログラムを展開中だ。
この支援プログラムに採択されると、テクニカルサポートといった技術面だけではなく、マイクロソフトがエンタープライズ企業への販売を支援し、事業の成長を促進してくれる。また事業拡大に適した専用のリソースも提供するという。
Gaudiyは「ファンと共に、時代を進める。」をミッションとして、エンタメとブロックチェーンを融合した「新しい経済圏(=ファン国家)」を創っている。今後はマイクロソフトの支援を活用して、ブロックチェーン技術などの先端テクノロジーという強みも活かし、世界規模のビジネス展開を目指す。