世界的な美術館がNFTに関心
ニューヨークのグッゲンハイム美術館は新たな収益源として、デジタルの世界を模索している模様だ。
世界遺産「フランク・ロイド・ライトの20世紀建築作品群」の一つであるソロモン・R・グッゲンハイム美術館は、新たな求人でMBAの学生を対象にNFT(非代替性トークン)の評価プロジェクト(インターンシップ)を公開している。
NFTをベースとしたアートについては「初期の段階にあり、急速に成長している、スケーラブルなアートの領域」だと表現し、以下の二つの疑問を提示した。
・ブロックチェーンと暗号資産はどのように美術館の収集戦略を変えるのか
・どのようなやり方でグッゲンハイムはデジタル体験に参入するべきか
NFTは「Non-Fungible Token」の略称で、アート作品など希少価値のあるものに紐づけることで、デジタルの所有権を証明することができる。所有権の履歴はブロックチェーンに記録され、真贋性の証明などに役立つとされる。
NFTをベースにしたアートは、世界的なオークションハウスであるクリスティーズがオークションを行ったNFTが約75億円で落札されるなどの事例で、伝統的なアートの世界からも注目を集めつつある。
関連:人気NFTアーティストBeepleが語る非代替性トークンの可能性