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XRPレジャーにスマートコントラクト機能追加する「Hooks」、パブリックベータテスト開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

XRPL修正案、パブリックベータ開始

XRPレジャー(XRPの分散型台帳)でのソフトウェア開発を手がけるXRPL Labsが20日、暗号資産(仮想通貨)XRP(リップル)にスマートコントラクト機能を実装する修正案「Hooks」のパブリックベータテストのローンチを発表した。テストやコードの検査を経た後、年末までに正式なXRP台帳の修正案として提出することを目指す。

XRPL Labsは米リップル社(投資部門Xpring)から出資を受けたスタートアップ。公式サイトによれば、「コールドストレージからトランザクション署名アプリケーションまで、XRP台帳でのソフトウェアの構築を専門」とする。

これまでにはウォレット兼決済型アプリの「Xumm」をリリースしており、仮想通貨XRPの保管とP2P決済を可能にしていた。

今回XRPL LabsはXRP台帳自体にスマートコントラクト機能を追加する修正案「Hooks」のパブリックベータテストの開始を発表。開発者などにテストネットの試用を求めた。

公式サイトによれば、HooksはXRP台帳(レジャー)にスマートコントラクトを実装する新機能で、XRPL上のトランザクションの前後に簡単なコードを追加。これによりトランザクションとともに「ロジック」を遂行することが可能になるという。

概念としてHooksの構想は昨夏XRPL Labsが発表していたが、XRPL Labsの創設者であるWietse Wind氏は昨年閃いたアイデアをXRP台帳の修正案にするまでには約9から10ヶ月かかったとコメント。「不可能に近いものを1年足らずで構築した」と開発陣の奮闘を称えた。

XRPとスマートコントラクト

昨夏のDeFiブームや、今年に入ってからのNFTブームなどここ数年間ではイーサリアム・ネットワークで見られるスマートコントラクト機能を活用したブロックチェーンの活用事例が台頭している。

国際送金や国境間決済に重点を置く仮想通貨XRP(リップル)だが、今回の「Hooks」以外でもスマートコントラクト機能の実装を目指すプロジェクトでは6月末頃にメインネットのローンチを目指すFlare Networksが挙げられる。

関連:XRP保有者向けトークン配布、6月か──Flare Networkがメインネットローンチ日程に言及

XRPL Labsと同様フレアネットワークも、リップル社の投資部門Xpringが出資を行うプロジェクトで、XRPにスマートコントラクト機能を追加しようとする点は類似している。ただしFlare NetworkではXRP台帳に直接スマートコントラクト機能を追加する訳ではなく、一旦Flare Network上でF-Assetと呼ばれる代替トークンFXRPに交換する必要がある。

またFlare Network上はトラストレスな形でライトコイン(LTC)やドージコイン(DOGE)、ステラ(XLM)など他チェーンも対応を表明しているため、相互運用性の向上も見込まれる。他にもFlare Network上ではDeFiプラットフォームの活用が予定されている。

関連:Flare Networkとは|XRP(リップル)と密接に関わるSparkトークンの将来性

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