はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

4/27(金)|仮想通貨はGW前に反発・Mt.GoxのBTC大量売却が直近相場に影響した可能性も

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
仮想通貨市場は、BTCが100万円を復帰するなど一時下落から反発を見せ、GW前に全面高となりました。CCNなどの報道では、Mt.Goxの管財人によって16,000BTC(約160億円)以上が公共の仮想通貨取引所にて売却され、相場に影響を与えた可能性が指摘されています。
日米株価市場
NY株式市場、東京株式市場ともに上昇。決算内容の結果次第では、企業によっては大きく変動し、主要指数に一部影響も見られます。本日NY市場ではフェイスブックの好調な決算発表を受けて、FANG銘柄を中心に買いが先行。その流れが東京市場でも継続し、ファナックなど一部の銘柄に下落が見られたものの、日経平均は2日続伸となりました。

仮想通貨市場

仮想通貨市場は、昨日まで2日間の市場下落から反発した後、戻り足が早く、BTC/JPYは20時時点ですでに102万円台前半まで価格を上昇させています。

日本円建でのアルトコイン価格も前日比からプラスとなる通貨が多く、オールグリーンの状態に。主要通貨を中心に前日比で5%を超える通貨や10%を超える通貨も散見できます。

BTCの上昇率も5.8%になっており、3月19日から時価総額が約4倍になったEOSは、本日も10.6%の高騰。StellarやIOTA、Ethereum Classicも10%を超える上昇幅を記録しています。

仮想通貨市場の時価総額は、3月11日から継続した伸びを記録。4330億USDまで上昇させ、一時的に昨日までの下落で3800億USD台まで下落したものの、再度4000億USDを突破、現在4200億USDで推移しています。

時価総額は2018年3月7日時点と同水準となりますが、3月7日時点でのBTC/JPY価格は約115万円とUSDでの仮想通貨市場の一つの指標となる1BTC=1万USDを超える価格に値します。

現在のBTCは、1万USDを次の目標値に設定した勢いのある高騰を見せていますが、BTCの状況と同時にアルトコイン市場の勢いがより強く出ている相場であると言えるでしょう。

3月11日からブル相場となっていた仮想通貨市場ですが、昨日を含む2日間一時的に下落しており、予想以上に大きな下落幅となりました。

Mt.Gox問題が再燃

この下落幅とその後に「cryptoground」のトラッキングによって発覚したMt.Gox社の破産財団が、財団に属するBTCを動かしたことに関して、大きな疑惑が再度持ち上がる形となりました。

CCNなどの報道では、Mt.Goxの管財人によって16,000BTC(約160億円)以上が公共の仮想通貨取引所にて売却されたことで、下落につながった可能性もあるとしています。

一部情報が錯綜していますが、いずれも公共の仮想通貨取引所で大量の仮想通貨が売却され、OTC取引所で売却が行われていない点を問題視しています。

以前より、相場に大きな影響が出る方法だと非難の対象となったマウントゴックス社の破産財団ですが、直接相場への影響が出ない大口取引を扱うOTC取引所(店頭取引)での売却が行われていないことが、各方面から指摘されています。

OTC取引所では日常的に100万ドルを超えるBTCが売り買いされていますが、流動性や取引の構造が全くことなることで、一般投資家が利用する公共の取引所への大きな売り圧力となる売り板は出現せず、直接的な大きな下落の影響は避けられます。

(買取先がパブリックに流した場合は別)

ICONは強い期待上げ

また、アルトコインの中で本日も目立った上昇幅を記録したICONは、24日から取引量が急増しており、本日はBinanceが全取引の50%を超えるなどICONが人気を博す韓国の取引高を抑え、BTC取引がシェアを占めました。(韓国のBithumbとUpbitは2位と3位で、合計約30%)

同通貨は4月30日にICOメインプラットフォームのローンチと、IISS(ICONインセンティブスコアリングシステム)が控えています。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄では、昨日ストップ高で引けた「マネックスグループ(8698)」が、寄り付きからギャップダウンしてスタート、一時プラ転するも上値が重く、短期筋の利確売りや空売りに押される形で-6.87%で引けました。

また、昨日決算を発表した「SBIホールディングス(8473)」が、+4.02%高に。

決算内容で、前期税引き前を66%増益で着地、1-3月期(4Q)税引き前を2.2倍増益、前期配当を15円増額するなど好調な業績を示したことに加え、大引け後の決算説明会にて、北尾代表が仮想通貨取引所SBIバーチャルカレンシーズ(SBIVC)について以下のように言及しました。

「全取引所で”最小スプレッド”を実現し、SBI証券やネット銀行などの顧客基盤を活かして、あっという間に業界No.1を目指す。」

このような強気なコメントが好感された可能性も考えられます。

また、国内初のスマホ向けブロックチェーンゲームを共同開発中であることを発表した「セレス(3696)」が一時高騰、途中大きく崩れて結局2.04%高で引けるも、仮想通貨(ブロックチェーン)の関連材料への関心の高さを示していると言えるでしょう。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄の最新情報一覧は、以下の記事を参考にどうぞ。

CoinPostの関連記事

SBIVC:最小スプレッドを実現し業界No.1を目指す|SBI決算発表説明会まとめ
SBI北尾代表の26日決算発表説明会の注目発言をまとめました。SBIバーチャルカレンシーズがスプレッド最小を目指す、早ければ夏に開始、コインチェックの買収話を持ちかけられて断った、などの情報が公表されました。
仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。

NY市場

  • NYダウ 24,322.34(+238.51)
  • NASDAQ 7,118.68(+114.94)
  • S&P500 2,666.94(+27.54)

日本時間27日明朝(米国時間26日)に引けたNY株式市場は主要三指数揃って上昇。

長期金利が3日ぶりに3%を下回った他、前日に発表されたフェイスブックの決算内容は広告収入が過去最高となり、売上高が市場予想を上回った他、アクティブユーザー数も14億5000万人と市場予想に一致したことから、同銘柄の株価は9.06%のプラスとなり、ITセクター全体も上昇した事で市場全体に買いが広がりました。

中でもFacebook以外のFANG銘柄であるAmazon,Netflix,Googleも上昇するなど、昨年まで一様に上昇していたFANG銘柄の動きがそれぞれ異なってきたとの一部アナリストの指摘がある中で、揃っての上昇とITセクター復活を期待させるような値動きでした。

その他、マイクロソフトや、インテル、ビザなども買われ、セクター別で全11業種中9業種が上昇した一方で、電気通信、資本財などが下落しました。

東京市場

  • 日経平均 22,467.87(+148.26)
  • TOPIX 1,777.23(+5.10)
  • マザーズ 1,142.07(+1.05)

27日の東京株式市場は主要三指数揃って上昇。

NY市場の上昇も追い風に、南北首脳会談での融和的ムードによる地政学リスクの低下が好感された他、ドル高円安も好材料となり、日経平均2日続伸となりました。

個別では、前日の決算発表で来期純利益が前年比63.8%上昇との見通しを発表した京セラが12.60%の上昇となった他、アドバンテストが13.57%、ソフトバンクが4%高となりました。

その一方で、決算発表にて来期の純利益の大幅減益の見通しを発表したファナックが-9.33%と急落し、日立建機も-6.57%となりました。

引け後に、南北首脳会談の結果が朝鮮戦争終結に触れられるなどの良好なものとなりましたが、来週以降の東京市場、そして今晩のNY市場にどう影響してくるか。そして引き続き決算発表内容に期待が集まります。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/21 水曜日
11:35
「NFTの多くは有価証券ではない」米SECパース委員が見解
米SEC委員のパース氏がNFTの証券性を否定する見解を示した。クリエイターロイヤリティを伴うNFTも証券に該当せず、ミームコインや多くの仮想通貨も除外対象と意見している。
11:00
アバランチ、140億円規模の新ブロックチェーン環境「Fusion」リリース
仮想通貨アバランチが1億ドル規模の新エコシステム「Fusion」を発表した。モジュール型の2層アーキテクチャで、成果主導型の実用的ブロックチェーンネットワーク構築を可能にする。
10:35
元大統領候補のStrive社、75000BTC取得計画 Mt.Gox債権から
元大統領候補のラマスワミ氏の資産運用会社Striveが、破産した仮想通貨取引所Mt.Goxの7万5000ビットコイン債権を割引価格で取得する計画を発表。10月までの債権者返済に先立ち株主承認を目指す。
10:25
ジャスティン・サン、トランプ米大統領との晩餐会参加へ
仮想通貨トロンの創設者ジャスティン・サン氏は、トランプ米大統領との晩餐会に参加することを公表。晩餐会参加希望者の中で、トランプコインの最大保有者だと説明した。
09:30
株価50%急騰、米上場DigiAsia 純利益の半分をビットコイン購入へ
ナスダック上場フィンテック企業DigiAsia Corpが純利益の最大50%をビットコイン購入に充当する戦略を発表。最大1億ドルを調達しBTC準備金を確立、長期保有と収益創出を目指す。
08:35
ビットコイン、過熱なき上昇か オンチェーン分析が裏付ける=アナリスト
Avocado_onchainとSwissblockの最新分析によれば、ビットコインの現在の反発上昇は過去と異なり過熱することなく進行中。ビットコインファンダメンタルインデックスも弱気ダイバージェンスの兆候なく、オンチェーン指標が市場の健全性を示しているようだ。
08:00
イーサリアム過熱状態、2500ドルで調整局面入りか アナリスト分析
Cryptoquantの登録アナリストがイーサリアムが2500ドル付近で過熱状態と指摘。一方でバイナンスからのアルトコイン流出は蓄積の兆候に。
07:25
ロビンフッド、米SECにRWAトークン化の規制案提出
仮想通貨などの投資アプリを提供するロビンフッドは、RWAトークン化の規制に関する提案書を米SECに提出。将来的に、トークン化したRWAの取引所を運営する計画があるようだ。
07:10
XRP・ドージコインETFの判断延期継続 米SEC、承認は早くても夏ごろか
米証券取引委員会がXRPとドージコインのETF申請について判断を延期し、パブリックコメントを募集。BitwiseのイーサリアムETFステーキング機能審査も先送りに。
06:55
トランプ退任前にビットコイン価格5倍上昇を予測=大手銀アナリスト
大手銀アナリストは政府機関がマイクロストラテジー株を通じてビットコイン保有を増加させていると指摘。この傾向がトランプ大統領退任前のビットコイン50万ドル予測を裏付けると主張。
06:05
ビットコイン保有量でサトシに迫る世界2位 ブラックロックETF
ブラックロックがビットコイン保有量でサトシ・ナカモトに次ぐ世界第2位に浮上。米国ビットコインETFの急速な資産集積でバイナンスを上回り、テキサス州でもビットコイン準備金法案が進展中。
05:40
CMEのXRP先物、27億円の初日取引高でソラナ超え 
米CMEグループが仮想通貨XRPの先物取引を開始し、初日に1900万ドルの取引高を記録。ビットコイン、イーサリアム、ソラナに続く4番目の仮想通貨先物として注目される。
05/20 火曜日
18:39
イーサリアム将来価格2025展望 | ETF・機関投資家・開発動向の注目点
【2025年5月最新】イーサリアム(ETH)の将来価格と成長可能性を徹底分析。ペクトラ後の価格回復、ブラックロックのステーキングETF申請、機関投資家の700億円購入など最新動向を解説。
14:45
「サトシ」か「ビット」か? ビットコイン価格高騰で基本単位論争が再燃
ビットコインの価格高騰に伴い、コミュニティではその基本単位「サトシ」変更の議論が白熱している。サトシを廃止すべきというビットコイン改善提案177にジャック・ドーシー氏が支持を表明する一方で、反対意見も多く論じられている。
14:00
ブラックロック「BUIDL」で利回り増やす取引戦略 BounceBitが実証試験
BounceBitがブラックロックのトークン化米国債「BUIDL」を担保に利用して、年利20%を実現した取引戦略を公開した。ステーブルコインを担保とするよりも利点があるとしている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧