はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

国外におけるフォビトークン(HT)ユースケース解説|フォビジャパン寄稿

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

フォビトークン解説

フォビトークン(以下HT)は、2018年1月にHuobi Globalによって発行されて以来、世界中で現在約30社の取引所で取り扱われています。HTの経済圏(エコシステム)は、Huobiグループによって世界中に広がっています。

フォビジャパンでは、日本国内においてHTを利用できるエコシステムを拡大・発展させることを目的のひとつとし、HTの取扱いを20年7月から開始しました。取扱開始以来、HT保有者は増加しており、年初から3倍になっております。

今後、フォビジャパンのサービス拡大とともに、HTを投資目的だけに限らず、幅広く使用して頂けるようになると考えております。

執筆時点のHTチャート(2021年4月27日16時)

HTの主な用途

2021年4月現在、HTはHuobi Globalの取引所で取り扱われていますが、主な用途は以下の通りです。

①取引手数料割引

HTで取引所での取引手数料を支払うことにより、HT保有量等に応じて取引手数料が通常よりも割引されます。

下記はHuobi Globalにおける、HT保有数に応じた手数料割引率の一覧です。

引用:Huobi Global

②Huobi Globalのイベント参加資格

Huobi Globalでは、「Huobi Prime」や「Huobi FastTrack」と呼ばれるHTを利用した暗号資産(仮想通貨)銘柄の新規上場投票を実施しています。

各自の投票数は、HTの保有数に従って割り振られます。投票した暗号資産が上場した場合、投票数に応じた数量の対象暗号資産を市場価格よりも割り引いた価格で購入できます。

投票に使用したHTは焼却(バーン)されますが、投票した暗号資産が上場できなかった場合、投票に使用したHTはユーザーに返却されます。

関連:大手仮想通貨取引所HuobiのHTトークン、月次バーン量が過去最高に

③ガバナンス投票

HTのコミュニティからHuobi Globalに提出されたHTの運用についての意見を、HT保有者の投票により決定する仕組みも存在します。コミュニティの投票ルールでは、最終的に支持率が50%を超えると、その議題は可決されます。

④HTを使った仮想通貨関連サービス

Locking and mining

HTをロックアップ(暗号資産を一定期間売らないこと)することで、仮想通貨を受け取れるサービスです。ロックアップの数量と日数に応じ、Huobi Globalの独自トークンHPT(Huobi Pool Token)を受け取ることができます。

Cross-margin guarantee deposit

クロスマージン方式のレバレッジ取引を、HTを担保にしてHuobi Global上で実施することができます。

OTC Merchant Fees

OTC取引にかかる手数料をHTで支払うと、割引を受けることができます。

取引所以外でのHT用途

HTは、取引所を利用するユーザーだけが利用できるものではありません。上記以外にも、HTは幅広い用途があります。その中から3つをご紹介します。

アプリケーションでの利用

現在、旅行サイト「Travela.com」での支払い手段としても使用できます。旅行以外にも、多岐に渡る分野のアプリケーションでHTが利用できるようになっています。

現在対応しているアプリケーションは数十程度ですが、将来的には更に多くのアプリケーションでHTが利用できるようになる予定です。

NPOへの寄付

Project HOPEは、1958年から活動を開始している人道支援団体で、世界中で様々な医療支援活動などを行なっています。この団体ではPaypalやクレジットカード経由での寄付を募っていますが、HTでも寄付ができます。

仮想通貨や法定通貨の借り入れ

YouHodlerは、仮想通貨を預け入れて利子を得たり、異なる仮想通貨や法定通貨の借り入れができるサービスです。HTは担保として利用でき、米ドルやユーロ、英ポンド、スイスフランを借りることができます。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
13:25
ヴィタリック、イーサリアムのプライバシー保護ツール「Kohaku」を紹介
仮想通貨イーサリアムのブテリン共同創設者がプライバシー保護ツール「Kohaku」を新たに紹介した。Railgun連携やゼロ知識証明で匿名性を強化する開発ロードマップを解説する。
13:10
CZ氏、6650億円の罰金返還なら米国に再投資と言及
バイナンス創業者CZ氏が米司法省への約6650億円の罰金返還時に米国再投資を表明。トランプ大統領からの恩赦後、民主党議員からの腐敗疑惑批判に対し、感謝と慎重さのバランスを強調した発言として注目される。
11:25
伝説投資家ドラッケンミラー、ブロックチェーン融資企業フィギュアの株式を120億円相当取得
フィギュア株価上昇 米ウォール街の伝説的なヘッジファンドマネージャーであるスタンリー・ドラッケンミラー氏が運営するデュケイン・キャピタルは11月15日、第3四半期の13F報告書…
10:55
ソラナ保有企業フォワード、367億円相当SOLをコインベースへ入金 警戒高まる
仮想通貨ソラナを財務資産として保有するナスダック上場のフォワード・インダストリーズが約367億円相当のSOLをコインベース・プライムに移動させた。売却か社内再編成かは不明だ。
09:50
「ビットコイン下落の背景は米ドル流動性低下」アーサー・ヘイズが年末までの市場予想
アーサー・ヘイズ氏が仮想通貨ビットコイン下落の原因を米ドル流動性縮小と分析した。ETF資金流出の背景や今後の下落および急騰シナリオを解説している。
09:30
自称「IQ276」のキム・ヨンフン、BTCは今後45日間で22万ドルまで上昇すると予想
自称IQ276のキム・ヨンフン氏は、仮想通貨ビットコインの価格は今後45日間で22万ドルに到達すると予想。明確な根拠は示していないが、世界最高のIQ記録保持者として価格を予想すると主張した。
09:20
Cboeが無期限型ビットコイン・イーサリアム先物を12月15日に開始、米国規制下で提供
Cboeが仮想通貨ビットコインとイーサリアムの無期限先物取引を12月15日に開始する。米国規制下でポジションのロールオーバーを不要にする。
08:15
米政権、海外仮想通貨口座の税務報告規則を審査中
米ホワイトハウスが海外仮想通貨口座に関する税務報告規則案の審査を開始した。国際的な仮想通貨資産報告枠組みCARFへの参加を実現し、租税回避を取り締まる狙いだ。
07:45
グレースケールのドージコインETF、11月24日取引開始見通し 新たなソラナETFも上場
グレースケールのドージコインETFが11月24日にも取引開始となる見通しだ。ヴァンエックは17日にソラナETFの提供を開始した。
07:10
仮想通貨投資商品、先週の資金純流出額が2月以降最大規模
仮想通貨投資企業CoinSharesは、ETFなどのデジタル資産投資商品全体の先週における資金フローは約3,100億円超の純流出だったと報告。今回もビットコインとイーサリアムが流出を主導した。
06:55
ビットコインの25%下落は「浅い調整」と米投資銀行が分析、トム・リーはイーサリアムのスーパーサイクルを予測
投資銀行バーンスタインがビットコインの約25%下落は大幅な下落の始まりではなく短期的な調整だと分析した。ビットコインETFの機関投資家保有率は2024年末の20%から現在28%に上昇。
06:25
95%のビットコインが採掘済み、2140年に完全流通へ
ビットコインのマイニング済みコイン数が1,995万BTCを超え、固定上限2,100万BTCの95%に達した。残りの5%は極めてゆっくりと放出され、2140年頃に最後の端数が採掘される見込みだ。
06:00
ビットコインが今年の上昇分を帳消しに、新規投資家が14.8万BTC損切り 流動性悪化と日本債券ショックも影響か
ビットコインが約7カ月ぶりに9万3,000ドルを下回り、2025年の上昇分をすべて失った。新規投資家が14万8,000BTCを損切りし、流動性逼迫も下落要因となっている。
11/17 月曜日
20:08
暗号資産の金商法移行が本格化、分離課税実現へ最終局面=ブロックチェーン議連
金融庁が暗号資産を金商法に位置づけ、インサイダー取引規制を整備する方向を明示。業界団体は20%申告分離課税を要望。来年の通常国会での法整備を目指す。第31回ブロックチェーン推進議員連盟で議論。
17:41
IG証券、仮想通貨ETF CFD取引を終了へ 金融庁の新指針受け
IG証券が仮想通貨ETF CFD取引の終了を発表。金融庁が「望ましくない」との見解を示したことを受け、12月1日から新規建て停止、2026年1月末までに既存ポジションの決済が必要に。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧