Bybitもカナダでトラブル
カナダの証券取引委員会(OSC)は再び、未登録の暗号資産(仮想通貨)取引所に対して証券法違反を指摘している。
今回の対象は、大手仮想通貨デリバティブ取引所のBybit。OSCは21日に、Bybitがオンタリオ州の居住者にサービスを提供していることから、同州証券法の対象となっているが、提供する仮想通貨デリバティブ等契約取引が有価証券に該当するにもかかわらず当局へ必要な登録手続きを行っていないとの声明を発表した。
また、Bybitに対する最初の委員会聴取は7月15日に設定している。
Bybitに関しては、5月末に金融庁は、日本国居住者を相手方として、無登録で暗号資産交換業を行っているとして警告を行なった経緯がある。
OSCが最初にリーガルアクションを起こしたのは、Poloniexで、6月18日に委員会聴取が行われたが、その詳細は現時点では公開されていない模様だ。
なお、6月7日には、Kucoinに対してもコンプライアンスに対応していなかったことを理由に同様なリーガルアクションを起こし、7月6日に委員会聴取が予定されている。