はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

エルサルバドル採用のStrike送金アプリ、米国でビットコイン売買機能を実装

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Strikeアプリが仮想通貨取引可能へ

米シカゴに拠点を置くスタートアップStrikeは、Strikeアプリ内で米国居住者に向けた仮想通貨ビットコイン(BTC)の売買サービスを提供することがわかった。

Strikeは、6月に開催されたマイアミのビットコインカンファレンスにて、エルサルバドルの大統領がビットコインを法定通貨とするイニシアチブに協力していると発表した送金スタートアップだ。途上国・新興国を主な送金サービスの対象国としている。

同社は、請求する売買仲介手数料の安さで優位性を見出し、大手競合他社と差別化を図る算段だ。

Strikeの手数料は約0.3%だが、コインベースは最大3.99%の手数料を取る。また、Cash Appは最大2.2%、PayPalで25ドル以上購入する場合の手数料は、1.5%〜2.3%となるとされる。

StrikeのJack Mallers CEOは、コインベースの手数料を批判した上で、同社の手数料は0.1%程度に抑えられる可能性があるとして「出来高が増えれば、競合やパートナーによる手数料も値下がりする」と言及した。

また、サードパーティの流動性プロバイダーを通してビットコインをあらかじめ購入する仕組みをとっており、現時点では、PayPalと同様に現物ビットコインの入出金はできない。

なお、ビットコインの売買機能は米国の居住者に限定される。

エルサルバドルとの提携

米国へ出稼ぎしている中南米の労働者に、より安く利便性の高い送金手段を提供することを目的とするStrikeは今年の1月に、ビットコインおよびそのライトニングネットワークを使った方法で、米国からエルサルバドルへ米ドルを送金する計画を策定していたという。

当初は、ステーブルコインUSDTも利用すると計画したが、規制といった課題があるためにUSDTの案を棄却。その後、Mallers CEOがエルサルバドルのブケレ大統領と知人となり、Strikeは同国の金融インフラ再構築に関する案件が任されたという経緯がある。

6月9日にエルサルバドル共和国で、ビットコインを国の法定通貨として採用するための法案が大多数で可決された。9月7日に施行される予定だ。

この法律は政府がユーザーに、ビットコインのトランザクションを行えるようなインフラを提供し、即時に米ドルに換金できる手段を提供しなくてはならないと規定することから、Strikeもまた技術的提供に関わっていると見られている。

一方、IMFや世界銀行が同国のビットコイン法による金融の不確実性リスクを懸念する中、日本政府は7月1日に、「ビットコインを資金決済法上の外国通貨ではなく、これまで通り暗号資産(仮想通貨)に該当する」とする見解を示した。日本政府の論点に関する詳細はCoinPostの記事 でまとめられている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/14 金曜日
21:20
CourtYard(コートヤード)でトレカをNFT化|使い方を初心者向けに徹底解説
トレーディングカードをNFT化して取引できるCourtYard(コートヤード)の使い方を解説。アカウント開設からPolygon上での取引方法、ガス代準備、リスクまで初心者向けに図解で詳しく紹介します。
21:00
ビットコインウォレットのおすすめは?種類・選び方・アドレス作成手順まで解説
ビットコインウォレットの種類や違い、安全な選び方を徹底解説。ハードウェア・ソフトウェアの比較からアドレス作成、セキュリティ対策まで初心者にもわかりやすく紹介します。
17:19
米ビットコイン現物ETF、過去2番目の規模の純流出 リスクオフが加速
11月13日、ビットコイン現物ETFは8.7億ドル(約1,340億円)の純流出を記録し、過去2番目の規模に。イーサリアムETFも3日連続で流出。FRB当局者の慎重発言を受け、仮想通貨と米国株が同時に下落。専門家は健全な調整との見方も。
16:46
Aptos Labs CBOが語る日本戦略|独占インタビュー
Aptos Labs CBO Solomon Tesfaye氏独占インタビュー。日本の大手金融機関との協議、ステーブルコインUSD1の展開、グローバル戦略を語る。
16:32
ビットコインのみ投資へ 欧州初のルクセンブルク国家ファンドがETF経由で1%配分
ルクセンブルク財務相が、国家ファンドFSILが他の仮想通貨ではなくビットコインのみに1%配分したことを明言。欧州初の国家レベルでのビットコイン投資となる。
15:06
ヴィタリック、分散化の原則を強化する「トラストレス宣言」を発表 中央集権化に警鐘
イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏らが「トラストレス宣言」を発表。検証可能性や検閲耐性など6つの核心要件を定義し、利便性優先による中央集権化リスクに警鐘を鳴らした。トラストレスこそがイーサリアムの本質であり、信頼できる中立性を達成する唯一の方法だと強調している。
15:06
JPYC、米サークル社オンチェーンFX網のパートナー通貨に採択
JPYCが米CircleのオンチェーンFX網「StableFX」で日本円パートナーに採択。USDCとの即時交換に対応し、国際送金・決済インフラで円建てステーブルコインの役割が拡大する見通し。
13:35
日本円ステーブルコインJPYC、発行額2億円突破
JPYC株式会社は、日本円建ステーブルコイン「JPYC」の累計発行額が2億円を突破したと発表。正式発行から約18日間での達成。保有者数は約3.1万人に達し、JPYC EXの口座開設数も6,000件に到達した。
11:57
「ビットコイン、株高に反応鈍く下落時は増幅」Wintermuteが非対称性を指摘
Wintermuteの最新レポートによると、ビットコインはナスダック指数と0.8の高相関を維持するも、株高局面で反応が鈍く下落時のみ敏感に連動。この負のスキューは2022年以来最高水準で、通常は市場底値圏で見られるパターン。資金の株式市場シフトと流動性低下が背景に。
11:49
大手銀BNYメロン、ステーブルコイン準備金のためのMMFを立ち上げ
大手銀BNYメロンがステーブルコイン発行者向けのマネー・マーケット・ファンド「BSRXX」立ち上げを発表。ジーニアス法対応の準備金ファンドとなる。
11:04
21シェアーズ、仮想通貨指数ETF2本を米国上場 投資会社法適用は米国初
21シェアーズが投資会社法(1940年法)準拠の仮想通貨インデックスETF2本を米国で上場。TTOPとTXBCは、ビットコイン、イーサリアム、ソラナなど主要デジタル資産への分散投資を提供。機関投資家向け「ゴールドスタンダード」のETF構造を採用。
10:33
ビットコインが今月3度目の10万ドル割れ、フラッシュクラッシュ後の資金戻り鈍化
ビットコインは今月3度目となる10万ドル割れを記録し、低調な値動きが続いた。背景には、FRBが利下げに慎重な姿勢を示していることに加え、東証などを運営する日本取引所グループ(JPX)が仮想通貨トレジャリー企業に対して規制を示唆する報道が流れ、市場心理を冷え込ませたことが挙げられる。
09:54
グレースケールのIPO登録書類が公開 トランプ政権下で上場申請続く
仮想通貨資産運用企業グレースケールは、IPO登録届出書を米SECに提出。市場が構築されれば株式のトークン化も検討していく意向を示した。
09:32
米国でXRP現物ETF上場、初日取引高は90億円を記録
カナリー・キャピタルの仮想通貨XRP現物ETFが米国で上場。初日取引高90億円を記録した。2025年に上場したETF中でトップの数字となった。政府機関再開でさらなる承認も期待される。
09:18
チェコの中銀、試験的にビットコインを購入
チェコの中央銀行は、歴史上初めてデジタル資産を購入したと発表。購入したのは仮想通貨ビットコインで、他にも米ドルステーブルコインとトークン化預金も保有すると説明している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧