はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

Block.one傘下の仮想通貨関連企業Bullish、NY証券取引所にSPAC上場へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨取引所設立のBullishが上場へ

デジタル資産のフィンテック企業Bullishは9日、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場する計画を発表した。

現在、ブランク・チェック・カンパニー(SPAC)のFar Peak Acquisition Corporation(以下、Far Peak)との合併に向けて話が進んでいるという。2021年末までに正式に契約が成立すると見られており、企業価値はおよそ90億ドル(約9,900億円)となる見通し。Bullishは、個人投資家や機関投資家を対象にした暗号資産(仮想通貨)取引所を年内に開設する準備も進めている。

SPACとは

「Special Purpose Acquisition Company」の略で、日本語訳は「特別買収目的会社」。その企業自体は事業を有さず、未上場企業の買収を行うことを目的とする。

先にSPACが上場し、その後にターゲットになる企業(今回はBullish)を買収。それによって、ターゲットとなる企業が株式上場を果たす仕組みで、近年増加している上場手段である。

▶️仮想通貨用語集

Bullishが仮想通貨取引所をローンチすることは以前から明らかになっていた。今年5月には、Bullishの親会社で、仮想通貨イオス(EOS)の開発も手がけるBlock.oneが、取引所設立のために100億ドル(1.1兆円)相当の資金を調達したことを発表。中央集権取引所(CEX)と分散型金融(DeFi)の利点を兼ね備える取引所を年内にローンチできるよう取り組んでいる。

関連Block.oneが仮想通貨取引所ローンチへ、イオス(EOS)は2018年以来の高値圏

NYSEへの上場は現在、BullishとFar Peakの取締役会が全会一致で承認した状態。これからFar Peakの株主から承認を得たり、規制の認可を取得したりして、最終的に上場へとつなげていく。

Far Peakは金融企業やフィンテック企業を上場させることを目的としていたSPAC。以前NYSEのトップを務めていたThomas Farley氏が最高経営責任者(CEO)を務めている企業だ。今回の契約が最終的に締結された後、Farley氏はBullishのCEOに就く。Block.oneのBrendan Blumer CEOが、Bullishのトップに立つという。

Farley氏はBullishについて、金融サービスで期待の持てる企業だと評価。市場のトレンドを利用し、技術革新に注力することによって、未来の株主に価値をもたらすだろうと期待と寄せた。そして、以下のようにコメントしている。

 

仮想通貨市場は、野球で言えばまだ1回か2回で、発展において初期の段階だ。

 

Bullishのチームに加わり、最先端の金融技術を活用して、これからデジタル資産の未来に革命を起こすことを楽しみにしている。

株式私募の募集代理人には、JP Morgan Securities、ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナル、Galaxy Digital Partnersらが名を連ねる。またFar Peakには、BlackRockが運営するファンドも投資しているという。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/12 土曜日
11:32
NYSE上場DDC、アニモカブランズと1億ドル規模ビットコイン戦略提携発表
NYSE上場のDDCエンタープライズがアニモカブランズと1億ドル規模のビットコイン戦略提携を発表。企業の仮想通貨準備金戦略の新たな枠組みを構築し、収益最大化を目指す。
10:40
アーサー・ヘイズがアルトシーズン到来を予想 その背景は?
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏がビットコイン史上最高値更新を受けて強気転換。イーサリアム主導のアルトシーズン到来を予想し、投資ファンドで積極投資を再開。
10:10
イーサリアム、「世界最大のZKアプリ」に メインネットにゼロ知識証明を導入へ
イーサリアム財団が1年以内にメインネットへzkEVMを導入するロードマップを発表した。ゼロ知識証明技術でスケーラビリティとプライバシー保護を強化する計画である。
09:40
カリフォルニア州仮想通貨決済法案、ビットコイン除外でステーブルコインに限定
カリフォルニア州のAB1180法案が上院委員会で修正され、ビットコインなど仮想通貨を除外しステーブルコインのみの決済受け入れに変更。可決されれば2029年施行予定となる。
09:00
ATH更新のビットコイン、今後の価格はどうなる?【価格予測まとめ】
ビットコインが史上最高値を更新する中、スタンダード・チャータード銀行、ARKインベストなど主要機関・専門家による2025年末〜2030年の価格予測をまとめた。
08:30
グレースケール、仮想通貨投信のETF申請は「自動承認された」と主張
グレースケールが米SECによる仮想通貨ファンドETF化承認停止に反発。240日期限切れによる自動承認を主張し、投資家への損害を指摘。
07:30
イーサリアム、5カ月ぶりに3000ドル突破
仮想通貨イーサリアムの価格は節目となる3,000ドルを約5カ月ぶりに突破した。価格上昇の要因には、ETFへの資金流入や企業購入の増加などが挙げられる。
07:10
ビットコイン11.8万ドル突破も売り圧力低下、長期保有者は静観か=グラスノード
仮想通貨ビットコインが史上最高値11万8000ドルを更新する中、取引所流入量は2015年以来最低水準に。グラスノードとクリプトクアントが売り圧力減少の実態を分析。
06:20
Upexi、2億ドル調達でソラナ保有量を165万SOLに拡大予定
ナスダック上場のeコマース企業ウペクシが2億ドルの私募調達を発表。ビッグブレイン・ホールディングスが主導し、ソラナ保有量を73万6000枚から165万枚に倍増へ。
05:55
シャープリンク、イーサリアム財団から1万ETH直接購入
ナスダック上場のシャープリンク・ゲーミングが、イーサリアム財団から1万ETH(約37億円)を直接購入。同社のETH保有量は215,634枚となり、世界第2位の企業保有量を拡大。
07/11 金曜日
18:44
リミックスポイント、第4回無担保社債の20億円でビットコイン買い増し
リミックスポイントが7月11日、第4回無担保社債の調達資金20億円でビットコイン116.72BTCを取得。総保有量は1,168BTCに増加し、今後も約295億円の追加投資を計画。
18:31
金融庁、「暗号資産・ブロックチェーン・イノベーション参事官」を新設 資産運用改革室長など歴任の今泉氏が就任
金融庁が総合政策局に「暗号資産・ブロックチェーン・イノベーション参事官」を新設。今泉宣親氏が就任。従来の規制中心から技術革新促進への政策転換を示唆。暗号資産ETF承認や税制改正への期待が高まる。
18:03
「金持ち父さん」著者がビットコインを選ぶ理由とは?“いまさら聞けない”投資哲学も解説
『金持ち父さん貧乏父さん』著者のロバート・キヨサキ氏が、仮想通貨投資家から大きな注目を集めています。本記事では、キヨサキ氏の主張から仮想通貨投資のポイントや経済的自由を獲得する手段を探ります。
17:06
Byreal(バイリアル):Bybitのソラナ基盤DEXで始める次世代取引
Bybitが手がけるソラナ基盤の次世代DEX「Byreal」の特徴や注目機能、Reset Launch参加方法、開発背景をわかりやすく解説。
14:15
マックハウスが1000BTCの保有目標掲げる ビットコイントレジャリー戦略を発表
マックハウスがビットコイントレジャリー戦略を発表。1,000BTC以上の保有を目指し、マイニング事業参入や決済導入など5つの施策を展開。GFグループと提携し売上高500億円を目標に設定した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧