バイナンス
仮想通貨(暗号資産)取引所のバイナンスは26日、ユーロ(EUR)、オーストラリアドル(AUD)、スターリング・ポンド(GBP)の証拠金(マージン)取引ペアを上場廃止する予定であることを発表した。
8月10日にマージンを停止し、12日に未決注文のキャンセルと自動清算を実施して取引ペアの上場廃止を実施する。具体的な上場廃止の理由は明らかにしていない。
対象となる取引ペアは、こちらのリンクから確認可能だ。
26日(同日)には、バイナンスのCEOであるCZ氏(本名:Changpeng Zhao)が先物取引における新規ユーザーのレバレッジを最大20倍まで引き下げていたことを発表しており、規制に対処したと見られる対応が続いた。レバレッジについては、今後数週間をかけて現存ユーザーにも同じ対応をとる方針を取るとしている。
同様にFTXも同水準のレバレッジまで引き下げる対応をしており、グローバルにサービスを展開する仮想通貨取引所に対し、規制当局から基準となる指針が示されている可能性や、要請に基づいた対応が迫られている可能性が指摘されている。
7月に入り、バイナンス等に対し世界の規制当局(アメリカ、カナダ、イギリス、日本、香港、イタリア、ケイマン諸島などの金融規制当局)から警告が相次いでいる。
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