はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

バイナンス・オーストラリアに新CEO就任 コンプライアンス強化へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

新CEO就任、規制対応が優先事項

世界最大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスのオーストラリア法人は29日、新たなCEO就任を発表した。

新CEOは豪DigitalX Limited(以下、DigitalX)でCEOを務めていたLeigh Travers氏で、コンプライアンスに優先的に対応していきたいと説明している。

DigitalXはブロックチェーン技術を扱う上場企業で、仮想通貨の資産管理や、レギュテック(規制対応するテクノロジー)製品に焦点を当てている会社だ。

レギュテックとは

「Regulation(規制)」と「Technology(技術)」を掛け合わせた言葉で英語表記は「RegTech」。フィンテックの一種で、ブロックチェーンやAPIなどのテクノロジーを活用することにより、金融規制への対応をより効率的に行おうとするものである。

▶️仮想通貨用語集

「規制当局との対話は必須」

Travers氏は、DigitalXの他、豪州のブロックチェーン業界団体「ブロックチェーン・オーストラリア」の役員も5年間務めた経歴がある。バイナンス・オーストラリアCEOへの就任に際して、Travers氏は次のように話した。

私はバイナンス・オーストラリアがユーザーに提供するサービスの質に絶大な信頼を寄せており、仮想通貨への投資を考えているオーストラリア人が、まずバイナンスの利用を検討してくれるようにしたい。

業界の観点からは、コンプライアンスについて最良の方法を取るための動きを強化しながら、規制機関とも継続的に対話を行っていくことが必須だと考えている。

コンプライアンス強化を優先事項として掲げた形だ。Travers氏は、規制について以下のように続けている。

デジタル資産分野のリーダーとして、当社には仮想通貨業界の成長に寄与する責任があり、このことは政策立案者や規制当局との関わりや対話を優先することを意味している。

オーストラリアがイノベーションで世界をリードし、新たな経済分野で雇用を創出するためには、目的に合った段階的な規制の枠組みを提唱することも不可欠だ。

バイナンスはコンプライアンス強化へ

Travers氏の雇用は、バイナンスが国際的に規制対応を強化していく試みの一環とみられる。

世界最大手の仮想通貨取引所バイナンスは、特に今年4月以降、各国で規制機関からの警告やサービス停止措置を受けてきた。理由としては、ある国でライセンスを持たずにその国のユーザーにサービスを提供していることが挙げられていることが多い。

バイナンスCEOのCZ氏は、今後は地域ごとに規制に準拠し、コンプライアンスチームの強化を行っていくとしている。8月には、全ての新規・既存ユーザーに対して本人確認を義務付けることも発表した。

関連仮想通貨取引所バイナンス 各国政府の警告・金融機関のサービス停止事例まとめ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/18 木曜日
16:43
トランプ大統領、次期FRB議長に「大幅利下げ支持」と宣言 
トランプ米大統領が次期FRB議長について「大幅な金利引き下げを支持する人物」と表明。金利1%以下を主張し、FRBの独立性を巡り議論を呼んでいる。QT終了や史上最大の税還付シーズンと相まって、仮想通貨市場への影響が注目される。
15:08
ハイパーリキッド、約1557億円相当のトークンをバーン認定へ 供給量13%削減目指す
分散型デリバティブ取引所ハイパーリキッドが約1,557億円相当のHYPEトークンをバーン認定する提案を発表。承認されれば流通供給量の13%が永久除外される。取引手数料の99%を自動買い戻しに充てるアシスタンスファンドのトークンが対象で、秘密鍵のないアドレスに保管され引き出し不可能。バリデーター投票は12月24日締切。
13:45
ソラナ、テストネットで耐量子署名を導入 量子コンピュータ対策で業界をリードか
ソラナ財団は量子コンピュータの脅威に備え、テストネットに耐量子署名を導入した。Project Elevenとの提携により実証実験に成功し、実用的な量子耐性が確認された。
13:15
仮想通貨詐欺対策強化 米上院議員、セーフクリプト法案を提出
米上院議員がビットコインなど仮想通貨関連の詐欺に対策する法案を提出した。米財務省や規制当局が連携するタスクフォース設置を目指している。
12:35
バイナンス、7つの個人・団体をブラックリスト入り
バイナンスが7つの個人・団体をブラックリスト指定。詐欺行為の通報者に最大500万ドルの報奨金。内部情報漏洩事件を受け、上場プロセスの透明性を強化。
11:55
ビットコイン一時9万ドル回復も急反落、市場の脆弱性露呈と日銀会合への警戒感が台頭
ビットコインがFRBハト派発言で9万ドルまで急騰後、88,500ドル付近に反落した。過去2日間でBTC・ETHのETFから10億ドル超の純流出を記録し、市場構造の脆弱性が露呈。日銀利上げ観測と米CPI発表を控え、短期的な下押し圧力が継続する見通し。
11:25
米SECが「仮想通貨証券」の保管規則を明確化、ブローカーディーラー向けに指針を提示
米SECが仮想通貨証券の保管に関する見解を発表しブローカーディーラーが物理的保管とみなされる条件を明確化した。分散型台帳技術の評価や秘密鍵の保護、緊急時の対応計画などが求められている。
10:53
イーロン資産が93兆円突破、トム・リー「CEO個人価値のトークン化」構想とは?
イーロン・マスク氏の資産が史上初の6000億ドル(約93兆円)を突破。スペースX急騰が背景に。一方、トム・リー氏が提唱する「CEO個人価値のトークン化」構想が注目を集めている。企業価値から経営者の影響力を分離して投資できる革新的手法とは。
10:45
ブータン、ビットコインを特別行政区「GMC」に拠出へ
ブータンの特別行政区GMCは、ブータンが国としてGMCの長期的な発展を支援するために最大1340億円相当の仮想通貨ビットコインの拠出を誓約したと発表。今後の計画について説明した。
10:30
「ビットコインは脆弱な構造の中で推移」グラスノードの最新レポート
グラスノードの最新レポートによると、仮想通貨ビットコインは需要衰退で脆弱な構造の中取引されている。今後は10万ドル回復が上昇の鍵だと分析している。
10:10
ビットコイン乱高下、日銀政策決定会合を控え警戒感高まる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは直近24時間で約80万円の乱高下となった。米株式市場の取引開始前、FRBのウォーラー理事が今後も利下げを継続すべきとの見解を示したことを受け、リスク資産全般が買われ、一時は9万ドルを突破した。
09:45
カリフォルニア州知事がトランプ大統領の仮想通貨関連恩赦を批判、CZ氏ら含む
米カリフォルニア州のニューサム知事がトランプ大統領による仮想通貨関連の恩赦決定を批判している。バイナンス創設者CZ氏やシルクロード創設者ロス・ウルブリヒト氏、ビットメックス共同創設者らへの恩赦が対象となっている。
08:35
米コインベースが株式・予測市場など新サービス展開、総合取引所へ移行
米コインベースが単なる仮想通貨取引を超えた大規模拡張を発表した。株式取引、予測市場、ソラナDEX統合、カスタムステーブルコインなど複数の新機能を導入し多様な資産を扱う総合プラットフォームを目指す。
07:50
米連邦準備制度理事会、仮想通貨関連銀行への制限的規制指針を撤回
米連邦準備制度理事会が2023年の仮想通貨関連銀行規制指針を撤回し、新たな政策声明を発表した。監督対象銀行が革新的活動に従事する道を開くが、リスク評価に基づく裁量権は維持。
07:30
XRPの実用性を拡充へ SBI Ripple AsiaとDopplerが提携
SBI Ripple AsiaとDoppler Financeがパートナーシップを締結。XRPL上で、仮想通貨XRPベースの利回りインフラやRWAのトークン化に関する協業を模索すると説明している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧