CBDCにブラジル最大の取引所が参加の可能性
ブラジル中央銀行は、デジタル通貨(CBDC)の運営におけるオラクルを証券取引所のサンパウロ証券・商品・先物取引所(B3)が担当する可能性があると明かした。
今週の木曜に開催されたイベント、「スマートコントラクト、IoT、プログラム可能なマネー」にて、中央銀行の金融システム規制アドバイザーを務めるMardilson Queiroz氏は、B3がCBDCのシステムにおいて、外部のデータを接続するオラクルとして機能する可能性を取り上げた。
なお、B3の上場製品・データディレクターであるLuís Kondic氏は同イベントにて、CBDCの参加者の役割を評価するのには時期尚早だと述べている。
ブラジル中央銀行は2020年9月に、2022年までには、中央銀行の発行するデジタル通貨(CBDC)を発行する環境が整うだろうとの見通しを明かしていた。
サンパウロ証券・商品・先物取引所(B3)はブラジル最大の証券取引所で、アメリカ地域で二番目に大きい取引所。さまざまな証券取引や指数を提供するほか、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)のETF(上場投資信託)を取り扱っている。