酒井法子がNFT販売
女優で歌手の酒井法子が、新曲「碧いうさぎ2021」の限定音源と写真を大手NFTマーケットプレイスの「OpenSea」に出品することが11日、分かった。 10月11日から11月7日までの期間、オークション形式で販売される。
NFT(Non Fungible Token)とはアートや音楽、コレクターズアイテムなど、唯一無二かつ代替不可能なデジタル資産にブロックチェーン上で所有証明書を記録し、固有の価値を持たせる非代替性のデジタルトークンのこと。
OpenSeaは世界最大手のマーケットプレイスで、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)建の取引が盛ん。米The Blockの統計データによれば、今年8月には、OpenSeaの週間出来高が初めて10億ドル(1,100億円)を超えるなど注目度が高い。
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ドラマを記念したNFT
今回、酒井が8年ぶりに出演するフェイクドキュメントドラマ「プロデューサーK4」の完成を記念し、プロモートの一環として実施するという。同曲は、1995年に大ヒットした「碧いうさぎ」のニューバージョンで、一般流通はしていない限定品だとしている。
同ドラマの神崎茂監督は、「とても良い作品・楽曲が出来上がったので、世間的な評価を知るため、試しに出品することにした」とコメント。試験的な試みだとしている。
日本国内でも最近、NFTを出品する動きが活発になっている。
絵本作家でお笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣、音楽プロデューサー小室哲哉、BABYMETAL、Perfumeなどが、自身の作品をモチーフにしたデジタルコンテンツや、デジタルトレーディングカードなどの販売でNFTを利用している。
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