TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

キャシー・ウッド率いるARKインベスト、ビットコイン先物ETFを新たに申請

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン先物ETFをSECに申請

著名投資家のキャシー・ウッド氏率いるARKインベストは13日、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)先物に投資するETF(上場投資信託)の目論見書を、米証券取引委員会(SEC)に提出した。

ビットコインETFとは

ビットコインを投資対象に含んだ上場投資信託(Exchange Traded Fund)のこと。投資信託とは、投資家から集めたお金を1つの資金としてまとめ、株式や債券などに投資して運用される金融商品。運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みになっている。投資信託の中でもETFは証券取引所に上場しているため、株式と同様に売買ができる。

▶️仮想通貨用語集

目論見書によると、このETF「ARK 21Shares Bitcoin Futures Strategy ETF(ARKA)」は、コモディティの取引所で売買されるビットコインの先物契約に投資する計画だ。

ビットコイン先物は、ビットコインのトークンそのものとは異なっている。先物契約を保有している人は、将来において、事前決定された価格で資産(ビットコイン)を購入できるという権利を持つことになる。

SEC委員長は先物ETFに好感

ARKによると、今回のETFは、米国で規制されているビットコイン先物に投資するものだ。ARKは「ビットコインやその他のデジタル資産に直接投資することはない」として、次のように説明している。

当ファンドはアクティブ型のETFで、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)など、米国商品先物取引委員会(CFTC)に登録された商品取引所で取引される、またはその規則に従う、米ドル建ての現金決済によるビットコイン先物に投資するものだ。

SECはこれまでに、詐欺や市場操作の懸念を挙げて、ビットコインなど仮想通貨の現物を保有するETFを承認してこなかった。一方で、SECのゲーリー・ゲンスラー委員長は、ビットコイン先物のETFについて比較的寛容な姿勢を示している。

このこともあり、ビットコイン先物に連動するファンドの申請を行う企業が増えていたところだ。

背景としては、シカゴ・マーカンタイル取引所などの先物取引所は、すでに十分規制され、ルールが整備されていることもある。例えば、投資家は取引を行うために現金を証拠金として預けなければいけない。

関連米SECゲンスラー委員長、ビットコイン先物運用のETFに好感

ビットコイン先物ETFの承認はいつか?

最近では、仮想通貨・ブロックチェーン関連ETFの承認事例が続いていることもあり、2021年内にも「ビットコイン先物ETF」が実現するのでは、との期待感も高まっている。一方で、世界的大手投資リサーチ企業CFRA ResearchのアナリストTodd Rosenbluth氏など、冷静な見方を崩していない専門家も存在している。

同氏は、米CNBCの番組で、2022年に米国の仮想通貨規制がより明確になる見込みであることから、仮想通貨先物ETFが承認されるのは、その後になるのではないかと意見した。

関連「ビットコイン先物ETF」判断、2022年まで先送りの可能性も 専門家が分析=米CNBC

仮想通貨に関するARKの動向

ARKインベストは今年6月、ビットコイン価格に連動するように運用される「ARK 21Shares Bitcoin ETF」の目論見書をSECに提出している。

関連米大手ヘッジファンドARK Invest、ビットコインETF申請へ

また、すでに運用されている「the ARK Next Generation Internet ETF」は現在のところ、米グレースケールの提供する、ビットコイン価格と連動する投資信託「GBTC」をポートフォリオに組み入れている。

GBTC(グレースケールビットコイン投資信託)とは

米大手仮想通貨投資企業「グレースケール」が提供する「ビットコイン投資信託」のこと。GBTCはビットコインの価格と連動した投資信託で、一般の株式と同様に売買が可能。機関投資家や米証券取引委員会(SEC)から認められた認定投資家を対象に提供されており、投資家にとってはビットコインの現物を売買・保有しなくて良いというメリットがある。現物価格に比べ約30%のプレミアムがつくこともあり、またIRA口座(個人退職口座)など老後の投資手段として活用できる点も魅力とされている。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/21 木曜日
17:00
BitwiseがソラナETF準備開始 デラウェアで信託登録完了
暗号資産運用大手Bitwiseが、ソラナ(SOL)ETF組成に向けデラウェア州で信託登録を完了した。VanEck、21Sharesに続く参入となる。
16:59
バイナンス、5種類の仮想通貨取引ペアを11月22日に取扱い中止
大手取引所バイナンスが、THETA/ETHやRARE/BRLなど5種類の仮想通貨取引ペアの取扱い中止を発表。11月22日12時より取引停止へ。各トークンは他の取引ペアで継続取引可能で、価格への影響も限定的。スポット取引ボットサービスも同時終了。
15:27
ビットコイン1500万円突破 ETFオプション解禁で資金流入加速
ビットコインが史上初めて1500万円を突破した。米国でETFオプション取引が解禁され、機関投資家の参入が加速。IBITへの1日1000億円規模の資金流入が継続する中、トランプ政権への期待も相場を押し上げる。バーンスタインは3100万円到達の強気予想を見立てている。
13:10
ソラナPhantomウォレット、米AppStoreの無料ユーティリティアプリ部門でトップに
ソラナ基盤のPhantomウォレットが米AppStoreで無料ユーティリティアプリ部門1位を獲得。無料アプリの総合部門でも5位に躍進した。
11:25
半導体大手エヌビディア決算報告 過去最高の売上高
エヌビディアが8~10月期決算を発表。売上高は再び過去最高を記録した。AI需要拡大で業績好調も、成長率の鈍化予想で株価は下落している。
11:05
米SEC、仮想通貨指数ETFの上場判断を延期
ゲンスラー率いる米国証券取引委員会は、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンの仮想通貨指数ETF「EZPZ」の承認判断を延期した。
09:40
「仮想通貨は申告分離課税で20%に」国民民主党の玉木代表が与党に要望
国民民主党の玉木代表が仮想通貨税制改正を与党に要望した。雑所得から申告分離課税にすることを提案している。
07:50
テザーUSDTが3000億円分新規発行、市場に流動性注入
今週仮想通貨ビットコインの上昇に際し、ステーブルコインのテザー(USDT)が大量に発行されたことが明らかになった。
06:50
米上場のバイオ企業、ビットコイン財務戦略を採用
米上場のバイオ医薬品企業のHoth Therapeuticsは、最大100万ドル相当の仮想通貨ビットコイン購入を取締役会で承認した。
06:40
トランプ次期政権、史上初の仮想通貨特命官ポストを検討
トランプ次期大統領の移行チームは仮想通貨政策に特化した史上初の常勤のホワイトハウスポジションの設置を積極的に検討しているようだ。
06:20
マイクロストラテジー時価総額が米国トップ100に、ビットコイン史上最高値更新受け
仮想通貨ビットコイン続伸を受け、BTCを大量に保有する米マイクロストラテジー社の株価も続伸し、史上最高値となる504.7ドルに到達し米国で時価総額トップ100にランクインした。
11/20 水曜日
17:03
韓国の仮想通貨課税、2025年1月から導入見込み
韓国政府が2025年初頭から実施予定の仮想通貨課税について解説。免税限度額を250万ウォンから5000万ウォンへ大幅引き上げで、年間利益560万円未満は非課税に。取得価格不明時の代替計算方法導入など、投資家に配慮した新制度の詳細を紹介。11月下旬の法案可決を目指す。
14:00
BONK急騰、アップビットでウォンペア提供開始
韓国最大の仮想通貨取引所Upbitは20日にソラナ基盤の犬系ミームコイン「BONK」の新規上場を実施し、韓国ウォンの通貨ペアを新たに提供し始めた。
13:57
Ledger Stax・Flex完全ガイド|仮想通貨の高性能ハードウェアウォレットを徹底比較
10周年を迎えたLedgerの次世代ハードウェアウォレット「Stax」と「Flex」を詳しく解説。大画面タッチパネル搭載の最新モデルの特徴から、定番のNanoシリーズとの違いまで完全網羅。セキュリティと使いやすさを兼ね備えたウォレットの全貌を紹介しています。
13:20
マイクロストラテジー会長、マイクロソフト株主総会でビットコイン投資を提案へ
米マイクロストラテジー社のマイケル・セイラー会長が、マイクロソフト株主総会で3分間のビットコイン投資プレゼンを実施すると発表。ビットコイン投資は株主にとっても、株価を左右する重要な議題であり、総会で議論されるべきだと述べた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧