米SECゲンスラー委員長、ビットコイン先物運用のETFに好感

SEC委員長、ビットコインETFについて言及

米SEC(証券取引委員会)のゲーリー・ゲンスラー委員長は29日、フィナンシャル・タイムズが主催したイベントで暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)ETFについて再び言及。ビットコイン先物ベースのETFに関する申請が21年前半に多く見受けられたと述べた。

ゲンスラー委員長は資産運用の領域が進化を遂げていると分析。様々な戦略や事業体制、技術が発展しているため、様々な機会が生まれる反面、市場や投資家にとってはリスクも生じるとして、SECは業界とともに成長していく必要があるとした。

現在SECが(審査を)進めているプロジェクトの一つとして環境負荷が少ない投資商品の基準などのほか、ビットコインETFを挙げた。

ビットコインETFとは

ビットコインETFとは、ビットコインを投資対象に含んだ上場投資信託(Exchange Traded Fund)のこと。カナダなどでは提供が開始しているものの、米国での実現には至っていない。

投資信託の中でもETFは証券取引所に上場しているため、株式と同様に売買ができる。

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2021年に入り、CME(シカゴマーカンタイル取引所)のビットコイン先物に投資するETF(上場投資信託)の申請が多く見受けられたとゲンスラー委員長はコメント。投資信託やETFは証券法や米国の投資会社法の管轄下にあり、投資家保護が一定保証されていることから、「(SEC)スタッフがこのようなETFの審査を行うことを楽しみにしている」と評した。

なお、ゲンスラー委員長は今回の登壇内容が所属機関ではなく個人の見解だと断りを入れた。ただ、8月上旬にアスペン・セキュリティー・フォーラムに登壇した際にも、今回と類似した意見を述べていた経緯がある。

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ゲンスラー委員長の8月上旬の発言以降、ビットコインの他にもイーサリアム(ETH)の先物取引に連動するETFの申請が続出。VanEck社やValkyrie、Galaxy Digital、Bitwiseなどが相次いで申請を提出していた。

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