AscendEXがWaterfall DeFiを上場
暗号資産(仮想通貨)取引所のAscendEXは、トランチングによるリスク分散プラットフォームのWaterfall DeFiを上場したと発表した。米ドルステーブルコインUSDT/WTFのペアで取引可能となっている。
Waterfall DeFiは、利回りを生むDeFi資産ポートフォリオをトランチングすることで、リスク分散を提供するプラットフォーム。トランチングとは証券化商品の組成において、リスクや利回り等によって区分けを行うことを意味する。
Waterfall DeFiは、従来のトランチング手法をDeFiに提供する最初のプラットフォームの一つとして、保守的なユーザーにはより安全で予測可能な固定利回りを実現、リスク許容度の高いユーザーには潜在的な利回りを向上する。
トランチングによる区分はトランシェと呼ばれ、Waterfallはトランシェに付けられた順序に従って利回りと元本の再分配を行うという。
シニアトランシェは固定利回りで分配される一方で、ジュニアトランシェは最後に分配を受ける代わりにポートフォリオが目論見通り上手くいった場合、はるかに高い変動利回りを受け取ることができる。
さらに、WaterfallDefiは流動性プールステーキングを提供する。LPを利用するユーザーがいる限り、ステーキングを行ったユーザーは手数料を得ることができる。
WTFトークンはWatefall DeFiのネイティブトークンであり、ガバナンス、ユーザーへの報酬、コミュニティインセンティブ、プラットフォームが生む手数料収入などで、直接的に利用される。
また、トークンを一定量ステーキングしているユーザーは独自のトランシェ戦略を提案することも可能になるという。