NFTプラットフォーム公開予定
暗号資産(仮想通貨)サービスを提供するBlockchain.comは3日、独自のNFTマーケットプレイスをリリースする方針を発表した。β(ベータ)版のウェイティングリスト(予約リスト)の募集を開始した。
NFTs are coming to https://t.co/0DZyULavbV. ✨ Secure your spot to get first access at https://t.co/aqBZgj5UoNhttps://t.co/5yUuMwhpMY
— Blockchain.com (@blockchain) December 2, 2021
Blockchain.comは仮想通貨黎明期から存在するサービス。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など多数銘柄の売買に加え、仮想通貨ウォレットやオンチェーン・データの提供も行っている。
NFT(非代替性トークン)プラットフォームの提供を開始することで、「仮想通貨売買と同じようにNFT市場へのアクセスを容易にしたい」との姿勢を示した。
NFTとは
「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。
▶️仮想通貨用語集
今後数週間以内で実装を予定している新プラットフォームでは、NFT売買の他、Blockchain.comウォレットを利用してNFTの保管も可能になる見込み。
現段階では、人気NFTシリーズのBored Ape Yacht Club(BAYC)やDoodles、Lazy LionsやCool Cats NFTなどへの対応が明らかになっている。
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国内エンターテインメント大手のエイベックス社の松浦勝人CEOもSNSのプロフィール写真をBAYC作品に変更していることが確認されていた。
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注目集めるNFT市場
2021年は3月と8月の2度に渡り、NFTブームが到来。大手仮想通貨取引所のバイナンスやFTX、コインベースなども独自のNFTマーケットプレイスに関する動向を見せている。
8月に過去最高の月間取引量を記録したNFT市場だが、その後は3ヶ月連続で取引高は減少傾向に。また、NFT取引の90%以上は依然としてOpenSeaが占めている状況が続く。
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