はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Nym Technology(ニム・テクノロジー)、テストネットをローンチ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

テストネット「Sandbox」がローンチ

ブロックチェーン基盤の強固なプライバシーウェブサービスの提供を目指すNym Technologyは22日、メインネットのローンチを目前に控え、常設テストネットとなる「Sandbox(サンドボックス)」のローンチを開始した。

今回のSandboxは、第3回目のテストネット「Milhon」に続く、4回目かつ最終バージョンのテストネットとなる。このテストネットはメインネットで実装されることになる全ての機能を備えており、Nymで作成したアプリの動作をメインネット環境で試用することができるものだ。

近日中に正式ローンチ予定であるNymメインネットとも並行して運用されることになっている。今後、Nymネットワークにおけるすべての新機能は、Nymのメインネットで利用可能になる前に、まずSandboxにおいて実装され、ユーザーや開発者たちによってテストされることになる。

主な機能

Sandboxには、Nymメインネットのトークンエコノミーを再現するために設計された「NYMT」と呼ばれるテストトークンが含まれている。これは、メインネット上で発行されることになる「Nymトークン(NYM)」の擬似版とも言えるものだ。

Nymメインネットと異なり、Sandbox自体にはインセンティブ・メカニズムは備わっておらず、NYMTトークンも実世界での実用性はないものの、Nymメインネットでの報酬共有システムや経済性、その他のメカニズムをテスト環境においてデモするために用意されている。

Nymのマーケティング部門長のAdin Heric氏は、今回のテストネットのローンチについて以下のようにコメントした。

私たちは一歩一歩、データ搾取という行為を技術的に不可能とし、それを社会的に不要なもの、かつ経済的にも望ましくないものとするゴールに近づいて来ている。

    

Nym Technologyについて

11月にa16zなどから約15億円を調達して注目を集めたNym Technologyは、2018年にHarry Halpin氏、Claudia Diaz氏、Dave Hrycyszyn氏の3人によってスイスで設立。ミックスネット、匿名認証、暗号通貨経済の3つの主要な技術分野において、10年以上に及ぶ研究のもと開発を続けている。

関連:a16z、2つのブロックチェーン関連企業に出資

NymのHarry Halpin CEOは、2018年に会社を設立する前には、ワールド・ワイド・ウェブの発明者であるティム・バーナーズ=リー氏とともにWorld Wide Web Consortiumで勤務していた経歴を持つ。

Halpin氏によれば、「Nymミックスネット」による分散型の通信暗号化技術は、現在代表的なプライバシーサービスとして知られるVPNやTorネットワークと異なり、国家レベルの大規模なデータ監視にも耐性があるという。

関連:サービスとしてのプライバシー機能を提供するNym Technology(ニム・テクノロジー)とは

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/23 火曜日
13:15
仮想通貨ウォレット狙う情報窃盗マルウェア「Stealka」検出=Kaspersky
Kasperskyが仮想通貨ウォレットなどを狙う高度マルウェア「Stealka」を報告した。海賊版ソフトなどに偽装し100種類以上のブラウザやウォレットを標的に。被害を防ぐ対策も解説。
12:39
ビットコイン採掘者の降伏、価格底打ちのシグナルか=VanEck分析
資産運用会社VanEckは、ビットコインのハッシュレートが4%低下したことについて、価格底打ちを示唆する強気シグナルと分析。過去のデータでは180日後に77%の確率で価格上昇。ただし一部専門家は慎重な見方も。
12:16
ビットポイント、P2P.orgを含む3社連携 法人向けETH活用支援を強化
SBIグループのビットポイントジャパンが世界最大級のステーキング企業P2P.orgと連携。東証上場のDef consultingが進めるイーサリアムトレジャリー戦略を、グローバル基準の技術で支援する体制を構築した。
10:50
メタプラネットの臨時株主総会、5議案を全て承認
仮想通貨ビットコイン財務企業メタプラネットは、同日開催した臨時株主総会で5つの議案が全て承認されたことを発表。優先株式の定款変更や発行に対する承認が特に注目を集めている。
10:31
米最大取引所コインベース、予測市場事業強化へ新興企業を買収
米仮想通貨取引所最大手コインベースが予測市場スタートアップThe Clearing Companyを買収。2026年1月完了予定。予測市場は2030年までに1兆ドル規模に成長する見込みで、コインベースは「Everything Exchange」構想の実現を加速させる。
09:42
バイナンス、2023年和解後も疑わしい口座の約212億円移動を防げず=FT報道
英紙FTは、バイナンスが2023年和解後も疑惑口座による1.4億ドルの取引を防げなかったと報道。13の口座が2021年以降17億ドルを移動。テロ資金調達との関連も指摘される中、バイナンスは「当時制裁対象ではなかった」と反論している。
09:40
ネットスターズ、羽田空港でUSDC決済の実証実験を近日開始へ
決済ゲートウェイのネットスターズが羽田空港第3ターミナルでUSDCによる店舗決済の実証実験を開始へ。QRコードを活用し、インバウンド旅行客がウォレットから直接支払い可能。加盟店は円建てで精算される仕組み。
09:30
XRP建て利回り商品「earnXRP」がフレアでローンチ、4〜10%の利回り目指す
アップシフト、クリアスター、フレアがXRP建て利回りボールト「earnXRP」を立ち上げた。XRP保有者が複雑な戦略を運用することなく利回りを得られる商品で目標利回りは4%から10%となる。
08:12
トランプメディア、451BTC追加購入で保有額10億ドル突破
トランプメディアが新たに451BTCを取得し総保有額が10億ドルを超えたと報じられた。第3四半期は5z480万ドルの純損失を計上したが仮想通貨戦略を継続している。
07:30
米仮想通貨特命官、CFTC・SEC新委員長を「ドリームチーム」と称賛
米ホワイトハウスのデビッド・サックス仮想通貨担当官がCFTC新委員長マイケル・セリグ氏とSECのポール・アトキンス委員長を称賛し、トランプ大統領が「ドリームチーム」を作ったと評価した。
07:20
仮想通貨投資商品、先週は1490億円超の資金が純流出
仮想通貨投資企業CoinSharesは、デジタル資産投資商品全体の先週における資金フローは約1,494億円の純流出だったと報告。ビットコインなどの銘柄別のデータも公開している。
06:30
ストラテジー社の米ドル準備金が3400億円超に、「仮想通貨の冬」に備え
マイケル・セイラー率いるストラテジーが普通株式の売却により7億4800万ドルを調達し、米ドル準備金を約22億ドルに増やした。仮想通貨の冬に備え配当と利払いを32カ月間カバーできるようにした。
06:05
JPモルガン、機関投資家向け仮想通貨取引の提供を検討=報道
これまで仮想通貨を否定してきたJPモルガン・チェースは機関投資家向けに仮想通貨取引サービスの提供を検討している。現物取引とデリバティブ取引が含まれる可能性がある。
05:50
ビットマイン、イーサリアム蓄積を継続 先週も約10万ETH買い増し
主要イーサリアム保有企業ビットマインが過去1週間で約10万ETHを追加購入し、保有が406万ETHに達したと発表した。弱気相場で買い増しを加速。
05:30
主要イーサリアム保有企業ETHジラ、債務返済のため116億円相当ETHを売却
ピーター・ティール氏支援のETHジラが債務返済のため2万4291ETHを売却し、仮想通貨イーサリアム蓄積戦略から現実世界資産トークン化事業への転換を表明した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧