NFT電子市場開発中
米暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケンは現在独自のNFT電子市場を開発していることがわかった。
クラーケンのJesse Powell CEOがブルームバーグの取材で明かした内容で、通常のNFT(非代替性トークン)売買だけでなく、NFTを担保にした融資(ローン)サービスも計画中。NFTの清算価格の水準などに関する仕組みを開発しているという。
現在、米コインベースやFTX、バイナンスなど多くの取引所もNFT電子市場を提供している。クラーケンはNFTの担保ローンを提供することで他の取引所やOpenSeaとの差別化を図る模様だ。
一方、NFT担保ローン自体は新しいサービスではない。NFTレンディングプラットフォーム『JPEG’d』や仮想通貨レンディング大手Nexoも類似のサービスを提供しているが、クラーケンはそれを提供する初の取引所になる可能性がある。
NFT(非代替性トークン)とは
「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。メタバースでのファッションアイテムやゲームのアイテム、またアート作品など、幅広く技術が活用されている。
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