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「メタバース規制のための理解が必要」EU委員が発言

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「事実に基づいた規制判断が必要」

欧州連合(EU)のマーガレーテ・ヴェスタガー委員は8日、メタバースをどのように規制するか決定する前に、もっとそれを理解する必要があると述べた。ロイター通信が報道した。

ヴェスタガー氏は、ドイツの新聞社グループが主催したイベントで次のように述べた。

「メタバースはすでに存在している。そこで当然ながら私たちは、規制当局の役割、立法府が何をするべきかについて検討を始める。

私たちが行うことはすべて、事実や入手可能な情報に基づいていなければならない。当局がどのように行動するのが適切かを決定する前に、メタバースを理解する必要がある。

ヴェスタガー氏は、欧州委員会のデンマーク代表で、独占禁止法やEUのデジタル化を担当している人物だ。

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使い、様々な楽しみ方ができる。例えば、『The Sandbox』というゲーム内のメタバースでは、ボクセルアート制作ツールやゲーム制作ツールが提供されており、ユーザーはそのなかで自作のゲームや施設を作ることができる。

▶️仮想通貨用語集

独占禁止法の面で課題を指摘

ヴェスタガー氏は1月、Politicoのインタビューで、メタバースは独占禁止法を担当する規制当局に新たな課題をもたらすと述べていた。

「メタバースは、様々な新しい市場やビジネスを生み出す。そこでは、ある企業が支配的な地位を占める可能性がある」と指摘し、規制当局が監督する必要性があるとしている。

また、ヴェスタガー氏はNFT(非代替性トークン)にも触れた。メタバース内で使用が増加しそうなNFTも注視すべき分野だという。

メタバースの経済モデルを探る試みは、まだ始まったばかりだが、メタバースで発生し得る何らかの不正行為について検討していくことが必要とする格好だ。

関連:大企業の関心集める「NFT」の魅力とは|主な特徴と将来性を解説

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。

▶️仮想通貨用語集

ロイター通信によると、ヴェスタガー氏は、メタバース事業を推進していくとして社名を変更したメタ社(旧称フェイスブック)についても注視しているという。

EUの司法当局は、米国の大手企業がEUユーザーの個人情報を米国に転送していることについて、規制を遵守していないとみなす姿勢を示しているところだ。これには、メタ社の他、Google、Microsoft、Amazonなども関わるとされている。

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