米ステーブルコイン団体、新たに3行が加盟

USDFコンソーシアムに3行が参加

米銀行らが構成するステーブルコイン団体「USDFコンソーシアム」は、新たに3つの銀行がネットワークに参加したことを発表した。Amerant Bank、ConnectOne Bank、Primis Bankが加入した格好だ。

コンソーシアムには、すでに設立メンバーとしてNew York Community Bank、Synovus Bank、NBH Bank、First Bank、Webster Bankが参画。公式発表によると、今回3行が追加参入したことで、コンソーシアム会員銀行の総資産は2,000億ドル(約23兆円)以上となった。

USDFとは

米国の連邦預金保険公社(FDIC)によって保証されている銀行から構成されている業界団体が発行する初のステーブルコイン。米ドルと1:1の価値でペグされており、加盟銀行のみが発行できる。

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USDFは、1月にローンチされたばかりのステーブルコインだ。USDFコンソーシアムは、従来のステーブルコインと比較して投資家保護などの面で利点があると強調している。例えば、米国のFDIC(連邦預金保険公社)の保証を受けている銀行から構成されているため、仮に預金が失われた場合も紛失額を補償できるとしている。

1月19日は、試験的な銀行間送金にも成功した。NBH Bankが発行したUSDFを、New York Community Bankの顧客に送金した形だ。

関連新ステーブルコイン「USDF」、初の銀行間送金に成功

一方で、USDFは立ち上げられたばかりで、まだその詳細が明確になっているわけではない。コインデスクによると、FDICの広報は1月時点で、FDICがステーブルコインを保険でカバーできるかについては、まだ判断できないと述べていた。

USDFコンソーシアムは今回、参加をより容易にするために、最低資産額10億ドル(約1,160億円)という加入要件を撤廃することも発表している。

また、今後のネットワーク成長を予測しており、関心を持つ銀行との関係を構築するため、大手金融サービス会社Piper Sandlerと提携した。Piper Sandlerは、コンソーシアムが米国内で拡大していく上でのガイダンスを提供する見込みだ。

ブロックチェーン活用に期待

新たに加入した3行は、いずれもブロックチェーンを導入できる機会を得たことについて語っている。Primis BankのMatthew Switzer最高財務責任者は、次のようにコメントした。

私たちは、ブロックチェーンの導入、活用、商業化が、今後の成長戦略において重要な要素になると考えている。USDFコンソーシアムによって、預金や清算という既存の業務を超えて、新しく安全で低コストの決済ソリューションを顧客に提供することができる。

ConnectOne BankのFrank Sorrentino III CEOは、次のように説明している。

USDFコンソーシアムへの参加は、革新的な技術による銀行ソリューションを構築するという、当社の戦略を促進するものだ。

規制の範囲内でブロックチェーンを採用することで、変化するビジネスの需要に対応した、効果的で安全なソリューションを顧客に提供できるだろう。

Amerant BankのJerry Plush CEOも、「継続的にイノベーションに取り組んでおり、急速に台頭するブロックチェーンとデジタル取引の分野に参加できて嬉しい」と述べた。

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