FTXとも提携
米大手オンライン決済サービス企業Stripe社は10日、仮想通貨取引所・ウォレット・NFT電子市場などの仮想通貨ビジネスに対応開始したことを発表した。
仮想通貨ビジネスへのサービス対応について、StripeはAPIを通して、法定通貨サービスを提供。具体的には取引所やNFT電子市場における法定通貨の入出金が可能になることだ。
Stripeの公式ページによると、180ヵ国でVisaカード等の決済方法で仮想通貨購入が可能になり、NFT電子市場の売買人オンボーディングおよび「Stripe Identity」とい本人認証システムでID書類を確認することにも対応する。
また、グローバル取引所FTXおよび米国版FTXはStripeと提携し、ユーザーがデビットカードと銀行口座からの入金という方法で仮想通貨を購入することができるようになる。ユーザー認証と不正防止の分野においてはStripeの「Stripe Radar」を利用し強化するという。
今回の発表はStripeが仮想通貨事業に本格的に進出する動きとなる。昨年10月に同社は仮想通貨のエンジニアチームの立ち上げを計画していることを発表。Stripeは2011年に米国でローンチされたオンライン決済プロセッサーで、サービスを40ヵ国に拡大している。
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