ApeCoinエアドロップ
「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」NFTの制作企業Yuga Labsは17日、独自の仮想通貨「ApeCoin」のエアドロップ(無料配布)を発表した。
Introducing ApeCoin ($APE), a token for culture, gaming, and commerce used to empower a decentralized community building at the forefront of web3. 🧵
— ApeCoin (@apecoin) March 16, 2022
APECoinは新たに設立された財団Ape Foundationによって配布される。配布については、発行数(10億トークン)の15%が18日21時30分(日本時間)に、BAYC、MAYC、およびBored Ape Kennel ClubとBAYCまたはMAYCのNFTが一緒にウォレットに入っている保有者に配られる予定だ。
発行数の62%はApeCoinコミュニティに分配されることになり、「ApeCoinDAO」というApe財団に支援される自律分散型組織で利用される。ApeCoinDAOはブロックチェーンゲーム開発やイベント開催、デジタルおよびフィジカルなグッズの制作等コミュニティ活動を支援する。
また、8,000万APEはYuga Labsの創設者らに配布されることになり、最初の12ヶ月は配布なしで、その後の36ヶ月間では毎月2,222,222.22APEがアンロックされていく。(トークン比率の詳細は公式ページを参照)
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さらに、現在BAYCと提携しP2Eゲームを開発しているWeb3.0大手アニモカブランズはAPECoin開発のコントリビュータであり、「明日からAPECoinを使ってBenjiBananasというブロックチェーンゲームでNFTを購入することができるようになる」と発表した。
取引所上場も
米コインベースとグローバル取引所FTXはAPECoinのリリースに際し、新規上場の予定を発表した。
コインベースはAPE/USD、APE/USDT、APE/EURの現物取引ペアとして、17日の24:00(ET時間)以降に取引サービスを開始する。
FTXは、18日9時30分(日本時間)に取引を開始予定。提供するのは、現物の取引ペアAPE/USDと無期限先物APE-PERPの2種となる。
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