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米ブラックロックCEO「我々はデジタル通貨やステーブルコインの研究をしている」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

デジタル通貨の可能性

米資産運用最大手ブラックロック(BlackRock)のラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)は24日、株主に宛てたメッセージの中で、同社がデジタル通貨やステーブルコイン、その基盤となる技術の研究をしていると述べた。

ウクライナに対するロシアの軍事侵攻について、あまり議論されていないことがあるとし、それはデジタル通貨の普及加速への潜在的な影響だと指摘。今回の戦争は、各国に通貨のあり方を再考させるだろうと述べている。その上で、慎重に設計されたグローバルなデジタル決済システムは、マネーロンダリングなどのリスクを軽減しながら、コスト削減を実現し、国際決済の質を高めることができる可能性があると主張した。

今回の株主に宛てたメッセージは、デジタル通貨に特化したものではない。ロシアの軍事侵攻について、事業への影響やエネルギー源の確保の方法等について述べる中で、デジタル通貨にも言及している。

フィンク氏はメッセージの中で、今回の戦争の前も、各国政府にデジタル通貨を巡る積極的な動きが見られ、規制の枠組みを定めようとする国もあると説明。米国が中央銀行デジタル通貨(CBDC)である「デジタルドル」に関する研究を行っていることを例に挙げた。

関連:中央銀行デジタル通貨(CBDC)とは|ビットコインとの違いと主なメリット

その上で、デジタル決済にはマネロンやその他の不正利用のリスクを軽減しながら、国際決済の質を向上させる可能性があると主張し、例えば海外労働者から家族への送金に恩恵をもたらすだろうと述べている。

そして、顧客の関心が高まっているため、デジタル通貨やステーブルコイン、その基盤技術を研究して、どのように顧客に役立てられるかを理解しようとしていると説明した。

ステーブルコインとは

価格が常に安定するように設計されている暗号資産(仮想通貨)を指す。価値を安定させるために法定通貨や仮想通貨を担保にしていたり、プログラムで価格を維持したりするステーブルコインが開発されている。

▶️仮想通貨用語集

関連:初心者にもわかるステーブルコインとは|特徴やユースケースを解説

ブラックロックとは

ブラックロックは、2021年12月末時点の運用資産残高が10兆ドル(約1,200兆円)に上る世界最大の資産運用企業。そのため、これまでも仮想通貨やブロックチェーンに関する同社の言動は大きな注目を集めてきた。

最近では2月、顧客の投資家に仮想通貨取引サービスを提供する計画があることが報じられている。ブラックロックのポートフォリオ管理システム「Aladdin」に導入する予定で、取引だけでなく、顧客が仮想通貨を担保として資金を借りることも可能になるという。なお、この計画が実行されるかは定かではない模様だ。

関連:米ブラックロック、仮想通貨取引サービスを計画か=報道

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