ブロックチェーン企業を支援
暗号資産(仮想通貨)アルゴランド(ALGO)が、日本でアクセラレータプログラム「Algorand Japan Accelerator」を開催することが分かった。
東京を拠点にして、グローバルで多様なブロックチェーンプロジェクトを育成することが目的。今回のプログラムを通して、アルゴランドのブロックチェーンを使用した、世界に通用するスタートアップ企業の輩出を目指す。
【アクセラレータ/開発者向け】米国MIT発ブロックチェーンAlgorandが世界に通用するブロックチェーン・スタートアップの輩出を目指しJapanアクセラレータプログラムを発表https://t.co/u6VFlTqb9l pic.twitter.com/p5dVrETXi8
— Algorand Japan 公式 (@AlgorandJapan) April 14, 2022
アクセラレータプログラムとは、企業や組織が新しい企業に出資・支援することで、事業の成長を加速させることを目的とする。今回のアルゴランドのプログラムに参加が認められたスタートアップ企業は、育成や新規ビジネスの創出で実績のある国内企業、著名組織、専門家、アルゴランド上で展開するプロジェクトの創設者や最高技術責任者(CTO)で構成されるメンター陣から、サポートを受けることができるという。
また、世界のアルゴランドのエコシステムと連携したり、海外展開のサポートを受けたりすることも可能。さらに、アルゴランド財団から助成金を獲得したり、国内外の著名ベンチャーキャピタル(VC)から資金調達する機会を得ることもできると説明している。
Algorand Japan Acceleratorの第一期は今年の7月2日から6カ月間開催。期間中にチームを結成したり、他チームへ参加したりすることになるが、ブロックチェーン開発者が個人で参加することも可能だ。ワークショップやイベントに参加する必要があるため、東京へ来られることが参加条件の1つとなる。
日本でアルゴランドがアクセラレータプログラムを開催するのは今回が初めて。プログラムを主催するのはアタッカーズ・ビジネススクール(ABS)で、アルゴランド財団や日本コミュニティのアルゴランド・ジャパン、電通国際情報サービスオープンイノベーションラボ、EXDREAMが共催する。
ローンチイベントを開催
今回の発表で、Algorand Japan Acceleratorのプレイベントとして、「ブロックチェーンビジネスアイディアピッチイベント」を5月14日に東京で開催することも公表された。
このイベントでは、DeFi(分散型金融)やDAO(自立分散型組織)、NFT(非代替性トークン)などのWeb3.0(分散型ウェブ)事業やフィンテック等のアイデアを、Algorand Japan Acceleratorメンター陣、海外のアルゴランドエコシステムの創設者、国内外の著名VCにプレゼンできるという。
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優秀チーム(個人)はアルゴランド財団から賞金を獲得でき、7月からの第一期への参加が認められるとした。
DAOとは
「Decentralized Autonomous Organization」の略で、自律的に機能する分散型組織を指す。一般的な企業などとは違い、経営者のような中央管理者が存在せず、参加メンバーやアルゴリズムによって運営・管理が行われる。
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